没後日本初、17年ぶりの回顧展『アンドリュー・ワイエス展』10月に大阪で開幕、日本初公開15点含む約100点を紹介
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2026年10月3日(土)から12月6日(日)まで大阪・あべのハルカス美術館にて『アンドリュー・ワイエス展』が開催される。
本イベントは「アメリカを描く画家」として広く親しまれてきたアンドリュー・ワイエス(1917~2009)の没後初の回顧展となる。
「クリスティーナ・オルソン」 1947年 テンペラ・パネル マイロン・クニン・コレクション、ミネアポリス Myron Kunin Collection of American Art, Minneapolis, MN photo: Curtis Galleries, Inc. (C)2026 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo
戦後アメリカ美術の前衛的動向からは距離を置き、身近な風景や人々を精緻な写実表現で描き続けたワイエス。作品の多くは、故郷ペンシルベニア州と夏を過ごしたメイン州を舞台としている。そこでワイエスが見出したものや感じとったもの、そして彼自身の人生経験によって培われた深い精神性が結びつくことで、地域を越え、国を越えて人々の心を動かす絵画が生まれてきた。
「洗濯物」 1961年 水彩・紙 カマー美術館、ジャクソンビル Gift of an Anonymous Donor, Cummer Museum of Art & Gardens, Jacksonville, Florida, USA (C)2026 Wyeth Foundation for American Art / ARS, New York / JASPAR, Tokyo
日本では17年ぶりとなる同展では、ワイエスがしばしば描いた窓や扉といったモチーフに着目し、「境界」という概念にも光を当てる。生と死という根源的な境界にとどまらず、日常の中で私たちを隔てる物理的・心理的な境界とは何かを問い直す試みだ。日本初公開15点を含む約100点の作品を紹介する。