耳に目に楽しいロッシーニ最高のラブ・コメディ!オペラ『セビリアの理髪師』11/27開幕!

レポート
2016.11.26


軽妙洒脱なストーリー展開と声の妙技が楽しいロッシーニ随一の人気作にして、オペラ・ブッファ(喜劇)の最高傑作『セビリアの理髪師』が、明日、11月27日から新国立劇場 オペラハウスで開幕する。

ロッシーニ・クレッシェンドで盛り上がる序曲にはじまり、「私は町のなんでも屋」「今の歌声は」などおなじみのナンバーにのせて、コミカルでスパイスの効いた恋の物語が繰り広げられる。カラフルでポップなケップリンガーによる演出は、ユーモアに溢れ、抱腹絶倒をお約束!

そして、イェニス、ミロノフ、ベルキナなど世界からロッシーニ歌手が大集合!

アルマヴィーヴァ伯爵役は、ロッシーニのスペシャリストとして世界中で活躍するマキシム・ミロノフ。今回の公演では、2幕終盤の伯爵の超絶技巧アリア「もう逆らうのをやめろ」も歌う予定で、期待が集まる。フィガロ役は前回公演で朗々たる声と当意即妙な演技で大絶賛されたダリボール・イェニスが再登場。ロジーナ役はロッシーニとモーツァルト作品を中心に脚光を浴びている若手メゾソプラノのレナ・ベルキナ、バルトロ役はブッフォ役を得意とするルチアーノ・ディ・パスクアーレ。

指揮はイタリアの若き俊英フランチェスコ・アンジェリコが務める。

第1幕

アルマヴィーヴァ伯爵はマドリードで見かけた美女ロジーナを追ってセビリアへやって来た。ロジーナに向かって窓辺でセレナーデを歌うが反応なし。落ち込む伯爵の前に現れたのは、バルトロ家の理髪師で何でも屋のフィガロ。伯爵は彼にさっそく協力を頼む。ロジーナは、後見人バルトロの監視が厳しくて自由に動けないのだが、隙をみて伯爵への手紙を窓から落とす。それを読んだ伯爵は歌いながら、自分は貧しい学生リンドーロだと身分を隠して自己紹介する。バルトロはロジーナとの結婚を目論んでいたが、音楽教師兼結婚業ドン・バジリオから、伯爵が彼女に迫っていると聞き、すぐに結婚契約書を作成しようとする。フィガロはロジーナに、リンドーロは君に夢中だと伝えると彼女は大喜び。フィガロのアイデアで伯爵は兵士に変装し、宿泊許可証を持ってバルトロ家に入る。バルトロには寝耳に水の話で、本物の兵士も来て大騒ぎの中、伯爵とロジーナは初めて会い、手紙を渡す。

第2幕

伯爵はバジリオの弟子ドン・アロンソに扮し、体調の悪いバジリオの代わりだと言いロジーナの音楽のレッスンをする。フィガロの協力を得てバルトロをかわした隙に、伯爵は、夜中に迎えに行くとロジーナに伝える。その後アロンソが偽物だと分かり怒り心頭のバルトロは「リンドーロはおまえを伯爵に売るつもりだ」とロジーナに告げる。ショックを受けたロジーナはバルトロとの結婚を承諾してしまう。嵐ののち伯爵とフィガロがロジーナを迎えに行くが、彼女はリンドーロの裏切りを非難して、その場を動こうとしない。そこで伯爵は自分の正体を明かす。驚き喜ぶロジーナ。バルトロが呼んだバジリオと公証人がちょうど来たので、フィガロの機転で伯爵とロジーナの結婚契約書を作成。伯爵の素性を知り驚いたバルトロはついに観念し、伯爵とロジーナはめでたく結ばれる。 

2016年は『セビリアの理髪師』初演からちょうど200年という記念すべき年。その締めくくりにふさわしいこのオペラは、この上なく楽しいひとときを送ってくれる。

【資料提供/新国立劇場 撮影/三枝近志】

公演情報
2016/2017シーズン
オペラ「セビリアの理髪師」/ジョアキーノ・ロッシーニ

Il Barbiere di Siviglia / Gioachino Antonio ROSSINI
全2幕〈イタリア語上演/字幕付〉
 
■新国立劇場:オペラパレス
■公演日程
2016年11月27日(日)14:00 託児サービス利用可
2016年12月01日(木)19:00
2016年12月04日(日)14:00
2016年12月07日(水)14:00 託児サービス利用可
2016年12月10日(土)14:00 託児サービス利用可
 
■指揮:フランチェスコ・アンジェリコ
■演出:ヨーゼフ・E. ケップリンガー
■美術・衣裳:ハイドルン・シュメルツァー
■照明:八木麻紀
■再演演出:アンゲラ・シュヴァイガー
■舞台監督:斉藤美穂
 
■キャスト
アルマヴィーヴァ伯爵:マキシム・ミロノフ
ロジーナ:レナ・ベルキナ
バルトロ:ルチアーノ・ディ・パスクアーレ
フィガロ:ダリボール・イェニス
ドン・バジリオ:妻屋秀和
ベルタ:加納悦子
フィオレッロ:桝 貴志
隊長:木幡雅志
アンブロージオ:古川和彦
■合唱指揮:三澤洋史
■合唱:新国立劇場合唱団
■管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
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