イッセー尾形がLA批評家協会賞・助演男優賞で次点の高評価!映画『沈黙-サイレンス-』場面写真を解禁

ニュース
イベント/レジャー
2016.12.7
映画『沈黙-サイレンス-』で井上筑後守を演じたイッセー尾形 (c) 2016 FM Films, LLC.  All Rights Reserved.

映画『沈黙-サイレンス-』で井上筑後守を演じたイッセー尾形 (c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.

画像を全て表示(2件)

2017年1月21日公開の映画『沈黙-サイレンス-』から、劇中でのイッセー尾形の姿を切り取った場面写真が解禁された。

『沈黙-サイレンス-』は、『ディパーテッド』でアカデミー賞監督・作品賞に輝いた名匠マーティン・スコセッシ監督の最新作。遠藤周作の「沈黙」を映画化したもので、キリシタンが弾圧されていた江戸時代初期を舞台に、日本にたどり着いた宣教師の視点から神と信仰をテーマに描く。主人公のロドリゴを『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドが、ロドリゴの師を『96時間』などのリーアム・ニーソンが演じている。また、日本からはイッセー尾形以外にも、窪塚洋介や浅野忠信、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら日本人キャストも起用されている。

イッセー尾形が演じたのは、激しいキリシタン弾圧を推し進める井上筑後守(いのうえちくごのかみ)。12月4日(現地時間)に発表されたLA批評家協会賞では、高い評価を受け、助演男優賞の次点に選ばれている。井上筑後守は、残忍な弾圧政策を推し進める危険人物と噂されながら、物腰柔らかなそぶりで宣教師のロドリゴに棄教を迫り、追い詰める狡猾な人物。解禁された場面写真は、筑後守が山中で囚われた隠れキリシタンとロドリゴの前に現れ、「転べ」と迫る姿をとらえたもの。猛暑と土埃に閉口しながら、手にした扇子で顔にまとわりつくハエを払うようすが印象的だ。

12月4日(現地時間)にLAで行われた初の一般試写会で700人近い観客の前に登壇したマーティン・スコセッシ監督は、オーディション時ついて、「扇子捌き、蠅をピシャリと打つ動作、口の中の埃、彼が意気消沈する瞬間、私たちは皆、お互いに顔を見合わせて『OK』と言ったんだ」と語り、イッセー尾形のキャラクターがすでに出来上がったことを明かしている。また、ロドリゴを演じたアンドリュー・ガーフィールドも「ヘビ使いと一緒の部屋にいたようなものだ。あなたはヘビであり、同時に食べられてしまう人でもあった」と称賛の言葉を贈っている。

『沈黙-サイレンス-』は、11月29日(現地時間)に発表された、世界の映画賞レースの前哨戦となるナショナル・ボード・オブ・レビューでトップ10作品に選ばれ、脚色賞に輝いた。11月30日(現地時間)には、バチカン宮殿にて司祭のための試写会が行われ、スコセッシ監督がローマ教皇フランシスコ(ローマ法王)と謁見。長崎の隠れキリシタンが250年にもわたる弾圧の中守りぬいた17世紀の聖母画「雪のサンタマリア」(日本二十六聖人館蔵)の写真を贈ると、イエズス会派の教皇は『沈黙』を読んでいたこと明かしている。

映画『沈黙-サイレンス-』は、2017年1月21日(土)全国ロードショー。

作品情報
映画『沈黙-サイレンス-』
 
Photo:Kerry Brown

Photo:Kerry Brown


原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫刊)
原題:Silence
監督:マーティン・スコセッシ
脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ  撮影:ロドリゴ・プリエト 美術:ダンテ・フェレッティ 編集:セルマ・スクーンメイカー
出演:アンドリュー・ガーフィールド リーアム・ニーソン アダム・ドライバー 窪塚洋介 浅野忠信 イッセー尾形 塚本晋也 小松菜奈 加瀬亮 笈田ヨシ
配給:KADOKAWA   
Photo Credit Kerry Brown
公式サイト:http://chinmoku.jp

 

シェア / 保存先を選択