[韓国MUSICAL]イ・テソン、キム・ジュンヒョン主演『ザ・アンダードッグ』開幕

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2016.12.12
ジン役のキム・ジュンヒョン(左)と、軍曹役のキム・ボムレ

ジン役のキム・ジュンヒョン(左)と、軍曹役のキム・ボムレ


豪華キャストとスタッフが揃い、注目されていた新作ミュージカル『ザ・アンダードッグ』が開幕し、プレスコールが開催された。

『ザ・アンダードッグ』は、さまざまな動物を取り上げる韓国SBSの人気番組『TV動物農場(TV동물농장)』で2012年に放送した、「ザ・アンダードッグ」という特集からインスピレーション得て、制作陣が約4年にわたり準備してきたという。番組は保護犬(韓国では遺棄犬 유기경[ユギギョン]と呼ぶ)の実態を紹介したドキュメンタリーだったが、これをモチーフに舞台化するという珍しい作品コンセプトに、上演が発表されるやいなや話題を呼んでいた。

ジン役のキム・ジュンヒョン(左)と、マーティ役のチョン・ジェウン

ジン役のキム・ジュンヒョン(左)と、マーティ役のチョン・ジェウン

稽古中には遺棄動物保護センターを俳優、スタッフ全員で訪問してボランティアを行ったほか、遺棄犬支援ブレスレットの広報キャンペーンや、観客が愛犬を預けて観劇できるスペシャルチケットの発売、有料チケット1枚売上ごとにペットフードを100g寄付するなど、作品の上演のみならず。さまざまな保護犬支援活動を展開している。プードル・ソフィ役のグ・オクブンは遺棄動物保護センターを訪れた際に、犬を一匹引き取って飼っているとも話していた。

キム・ボムレがソロナンバー「私の任務、私の忠誠」を哀感たっぷりに披露する(左)/イ・テソン演じるジンには激しいアクションシーンも(右)

キム・ボムレがソロナンバー「私の任務、私の忠誠」を哀感たっぷりに披露する(左)/イ・テソン演じるジンには激しいアクションシーンも(右)

プレスコールではオープニングから犬が人間に追われる映像が流れると、遺棄犬収容所に珍島犬ジンが入れられ、胸の痛むようなシーンから始まった。収容所で逞しくサバイバルする犬たちの姿や、犬たちを取り仕切る“軍曹”の苦悩など、硬軟取り混ぜたバリエーション豊かな楽曲とともに、まるで人間の生き様を見ているような犬社会が展開する。

珍島犬ジン役の二人、キム・ジュンヒョンとイ・テソン

珍島犬ジン役の二人、キム・ジュンヒョンとイ・テソン

登場するキャラクターがすべて犬だけに、俳優たちはどのように演じるのか関心が集まっていたなか、珍島犬ジンを演じるキム・ジュンヒョンは「犬のように演じるのか? というような質問もたくさん受けたが、できるだけそういうイメージは無くすようにして、私たち(人間の)疎外階層だと考えた。疎外階層が抱える感情や感性を表現しようと努力している」と語っていた。

ジン役のもう一人の注目キャストは、俳優デビュー14年目にして初めてミュージカルに出演するイ・テソンだ。「以前からミュージカルに挑戦してみたかったが、いい機会を得て出演することになった。ライセンス作品やすでに知られているような作品ではなく、創作ミュージカルの初演に出演することを憂慮する人も多かったが、新しいジャンルと素材を扱った作品であり、10年、20年と時を経て再演される際には自分が初演のオリジナルキャストとして出演したことに、大きな意味があると思った」と、前向きなコメントを聞かせてくれた。

中士(チュンサ、日本では軍曹にあたる)役のキム・ボムレ(左)とキム・ボガン

中士(チュンサ、日本では軍曹にあたる)役のキム・ボムレ(左)とキム・ボガン

ベテランのキム・ボムレは、シェパードの軍曹役でカリスマ性あふれる姿を見せている。キム・ジュンヒョンとともに、大劇場のライセンスミュージカルに出演することが多い彼が、今回久々に大学路の作品に出演している。「ライセンス作品の場合は作品の内容や楽曲で選ぶほうだが、創作ミュージカルはチームワークだと思っている。制作会社代表や演出家、制作陣とも知己があり、俳優たちも一緒に演じたことがある人が多いため、それを信じて出演を決めた」と語っていた。

(写真左)マルチーズ・マーティ役のチョン・ジェウンとチョン・ミョンウン/(写真中)ダルメシアン・ジョディ役のキム・ジェマンとチェ・ホジュン/(写真右)プードル・ソフィ役のグ・オクブンとパク・ミソ

(写真左)マルチーズ・マーティ役のチョン・ジェウンとチョン・ミョンウン/(写真中)ダルメシアン・ジョディ役のキム・ジェマンとチェ・ホジュン/(写真右)プードル・ソフィ役のグ・オクブンとパク・ミソ

本作は、作曲、音楽監督のイ・ソンジュンをはじめ、振付、衣装など、大ヒット作『フランケンシュタイン』を創り上げた豪華スタッフが揃っている。作品の世界観や楽曲のメロディーに、やはりどことなく共通点を感じることができるのも、観劇ポイントの一つとなりそうだ。個性豊かなキャストとともに社会問題を鋭く切り取った『ザ・アンダードッグ』は、2017年2月26日まで、大学路のUNIPLEX1館で上演される。


【公演情報】
ミュージカル『ザ・アンダードッグ』(더 언더독)
2016年12月2日(金)~2017年2月26日(日) 大学路UNIPLEX1館
<出演>
●珍島犬・ジン役:キム・ジュンヒョン、イ・テソン
●シェパード・軍曹役:キム・ボムレ、キム・ボガン
●マルチーズ・マーティ役:チョン・ミョンウン、チョン・ジェウン
●ゴールデンレトリバー・おじいさん役:チョン・チャヌ、キム・ヒョンギュン
●ダルメシアンミックス・ジョディ役:キム・ジェマン、チェ・ホジュン
●プードル・ソフィ役:グ・オクブン、パク・ミソ
●アンサンブル:キム・ギヨン、キム・ユル、イ・ジンソン、ムン・ガプジュ、イ・ジュニョン、シム・ジェ
プロデューサー:チェ・ミンホ/制作総括:クォン・ジニョン/演出:ユ・ビョンウン/脚本:ユ・ビョンウン、チャン・ウソン、ユン・グァンヒ/音楽監督:イ・ソンジュン/作曲:カン・ジンミョン、カン・ハ二ム、イ・ソンジュン/振付:ソ・ビョング、技術監督:イ・ユウォン/舞台:キム・ヘジ/照明:ミン・ギョンス/音響:クォン・ドギョン/衣装:ハン・ジョンイム/小道具:チョ・ユニョン/映像:チョン・ジョンヒョン/ヘアメイク:キム・スッキ/舞台監督:パク・ジョンビン
 
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