落語家の生き様を描く!『落伍者、改。』
劇団ラチェットレンチの人気作品が再演!
劇団ラチェットレンチが9月26日(土)から、東京豊島区の南大塚ホールにて、第27回池袋演劇祭の招待作品として、舞台「落伍者、改。」を上演する。本作は、昨年の池袋演劇祭で優秀賞を得た「落伍者」をさらに分かりやすく、かつ面白くなるよう練り直したもの。キャストも新たに再演される。
若者世界に落語ブームがやってきたのは、さかのぼると2005年にTBS系列で放送されたドラマ「タイガー&ドラゴン」(主演:長瀬智也・岡田准一)の頃。あれから10年の時が流れ、いつしか「笑点」の大喜利が落語だと思っている若者も多く、古臭い、何を言っているのか分からないなど、古典芸能に対してハードルが高いように感じている人も少なくないだろう。
その一方、今年に入ってから、漫画「じょしらく」を舞台化し乃木坂46で上演されたり、若手イケメンたちが落語を掛け合いしながら演じる「ハンサム落語」なども次々と上演され、「落語」を身近に感じる機会も増えてきた。さらに今年TBSで放送予定の大型スペシャルドラマ「赤めだか」では、不世出の天才・立川談志役をビートたけしが、努力家の弟子、立川談春役を二宮和也が演じるという。
このたび「落伍者、改。」を上演する劇団ラチェットレンチの主宰(脚本・演出)の大春ハルオは、自らも社会人落語家として活動しており、「落語の面白さを演劇に取り入れ、多くの方に知ってもらいたい!」との思いから本作を生み出した。主演は演劇集団円の山口太郎。そして、たけし軍団のグレート義太夫(オフィス北野)が劇中の音楽を手掛ける。演出は、三浦佑介(あサルとピストル)。
2015年9月某日。
希代の名人と謳われた相楽亭爽雲が浅草演芸ホールで行われた高座を最後に死んだ。
その原因は……「死に神」?
天才落語家が、この世と弟子に残したものとは?
師匠の死と、謂われなき中傷の山を乗り越えて、受け継ぐ弟子の崖っぷちの晴れ舞台。
仇討とは、しゃべることと、みつけたり!
演目「死に神」を軸に、落語の咄がそのまま主人公達の現実に重なり、徐々に謎が解き明かされていく。芸に生き、芸を極める落語家たちと、変わり者の天才落語家・相楽亭爽雲の生き様を描く。
出演は、大春ハルオ、礼央、井上賢吏(以上、ラチェットレンチ)、山口太郎(演劇集団円)、馬場史子、山﨑さやか(ぷろだくしょん☆A組)、大野由加里、南口奈々絵(劇団ショーマ)、船戸慎士(Studio Life) ほか。
ひさびさの落語ブームの到来を感じさせる2015年、「落伍者、改。」を入門編にして、落語の楽しさに触れてみてはいかがだろう。
日時:9月26日(土)、27日(日)
会場:南大塚ホール(東京都豊島区南大塚2-36-1)
脚本:大春ハルオ(ラチェットレンチ)
演出:三浦佑介(あサルとピストル)
音楽:グレート義太夫(オフィス北野)
出演:大春ハルオ、礼央、井上賢吏(以上、ラチェットレンチ)山口太郎(演劇集団円)、馬場史子、山﨑さやか(ぷろだくしょん☆A組)、箕輪達昭(T1project)、大野由加里、石塚みづき、藤村直樹、浅見優佳、青山治(NYエロヒマドル)、山﨑巌、南口奈々絵(劇団ショーマ)、船戸慎士(Studio Life)
公式サイト ▶ http://ratchetwrench.ciao.jp/