『この世界の片隅に』が観客動員150万人・興行収入20億円を突破! のん&片渕須直監督とともに上映は海外へ

SPICER
左から、のん、片渕須直監督

左から、のん、片渕須直監督

画像を全て表示(2件)

映画『この世界の片隅に』が公開初日から3カ月を経て、観客動員数150万人、興行収入20億円を突破したことが興行通信社の調べで分かった。

映画『この世界の片隅に』は、こうの史代原作の同名漫画を原作に、アニメ『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督が6年の歳月をかけて映像化したアニメーション映画。第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で大切なものを失いながらも、日々を前向きに生きる女性・すずの姿を綿密な時代考証をもとに描く。主人公・すずをアニメ声優として初主演を果たす女優のんが演じるほか、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔ら多くの才能が同作のために集結。音楽をシンガーソングライター・コトリンゴが担当している。

 

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

 

63館から始まった同作の興行は、3カ月を迎えても好調。公開14週目、2月11日(土)2月12日(日)2日間の週末興行成績は、約6千2百万円、観客動員数は約4万人を記録。公開館数は289館となり、累計で300館を超えた。全国映画週末動員ランキング(興行通信社調べ)では8位にランクインし、14週連続TOP10入りを果たした。現在までの累計動員は150万人、興行収入は20億円を突破している。

また、同作は各映画賞でも高く評価され、2月13日現在で17個の賞を受賞している。その中のひとつ、第71回毎日映画コンクールでは日本映画優秀賞、大藤信郎賞、音楽賞の3冠を達成。今週2月15日(水)に実施される授賞式には、片渕監督、のん、コトリンゴが登壇。3名は表彰式とオープニングセレモニーに参加し、音楽賞を受賞したコトリンゴは表彰式で映画のオープニングテーマ「悲しくてやりきれない」を生演奏で披露する予定だ。

また、海外での配給も広がりを見せており、現在全世界23の国と地域で決定している。2月23日からはタイ、3月3日(プレミア上映は2月22日)からはメキシコ、3月17日からはアルゼンチン、チリなど南米諸国、3月30日からは香港、6月からはイギリス、7月からはドイツ(現在AKIBA FILM FESTIVALにて10都市にて上映中)、9月からはアメリカ・フランスで公開を予定している。片渕監督とのんは、まず2月22日からスタートするメキシコでのプレミア上映に赴き、現地の観客との意見交換を行う予定。メキシコではスペイン語の字幕版と吹き替え版の2パターンで上映が決定しており、のんが演じたすずの声が海外に届く。

なお、各国への片渕監督らの渡航費などは、同作の製作費同様クラウドファンディングサイトMakuakeにて募られ、目標金額の3倍近い金額を集めるに至っている。

映画『この世界の片隅に』は公開中。

作品情報

映画『この世界の片隅に』
 


声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
企画:丸山正雄 監督補・画面構成:浦谷千恵 キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎 製作統括:GENCO アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル
 
【ストーリー】
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた。

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

公式サイト:konosekai.jp
シェア / 保存先を選択