藤原さくら、天性のスモーキーボイスで「春の歌」を披露　全国10箇所11公演のツアー開催へ

2月18日、東京・オーチャードホールにて、シンガーソングライター・藤原さくらが『藤原さくら Special Live2017』を開催した。

藤原は、昨年2016年の月9ドラマ『ラヴソング』（フジテレビ系）ヒロインへの抜擢、各地大型夏フェスへの出演、自身初となる全国ワンマンライブツアーの開催など飛躍的に成長を遂げた。『藤原さくら Special Live2017』は、そんな藤原が2ndシングル「Someday / 春の歌」の発売に先駆け、大阪と東京のみで開催するライブだ。

 

即日完売となった同ライブは、大阪・NHK大阪ホールと東京・オーチャードホールの2会場のみで開催され、新曲をはじめ未発表曲も含めた内容で構成。バンド編成も豊かで、これまでにもアルバムのプロデュースとして参加し、現在は活動休止中のバンドプロジェクトOvallから、ドラムのmabanua、ギターの関口シンゴ、ベースのShingo Suzukiが参加。そして、キーボードには村岡夏彦、スペシャルゲストに高田漣（バンジョー、ウクレレ）を迎え、管・弦楽器も含め最大10人というスペシャル編成で行われた。

 

ライブはドラマ『ラヴソング』主題歌の「Soup」で幕を開けた。普段の藤原はギターを弾きながら歌うスタイルだが、今回はMCでも「いろんなことに挑戦する」と意気込んだとおり、初めてエレクトリックピアノを弾きながら「500マイル」を歌った。また、本ライブでのトピックスである未発表曲を披露したほか、3月29日にリリースするセカンドシングル「Someday / 春の歌」から新曲2曲も演奏。シンガーソングライター"藤原さくら"が作詞・作曲した新曲「Someday」と、シンガーとしての"藤原さくら"の天性のスモーキーボイスが冴えるスピッツの「春の歌」（映画『３月のライオン』後編主題歌）のカバー曲だ。スピッツの原曲は、『３月のライオン』原作者である羽海野チカ氏が連載構想時にイメージしながら聴いていたというだけあり、この映画の原点とも言える曲。藤原はそれを2017年の新たな息吹を感じるアレンジと、唯一無二の歌声でじっくりときかせ、本ライブを締めくくった。