夏公開ホラー映画が完成!カワイイけど不屈の闘志”夢みるアドレセンス”を直撃
夢みるアドレセンス
クールなルックスとライブパフォーマンスで人気の「夢みるアドレセンス」(以下、夢アド)の荻野可鈴(リーダー)、志田友美、京佳の3人が12日、都内で行われた主演映画「『超』怖い話2」完成記念イベントに登壇。映画は夏公開だが、まずは日頃応援してくれているファンに見て欲しいと最速の試写会が実現した。病気療養で出演できなかった小林れいを除く4人の夢アドメンバーそれぞれが、全4話構成となる各話の主演を務める。ただし山田朱莉は年明けから活動自粛に入り、イベントにも姿はなかった。本来は5人。小林と山田を欠き、残された3人で19日には台場のZepp Diver City TOKYOで行われたツアーファイナルも成功させた。固い決意で夢アドを守る3人に、話を聞いた。
結成5年。J-POPやロックのファンも集まる
――結成からはや5年。この間のスピード感は?
荻野:早くもなく遅くもなく。
京佳:ちょっと前まではめちゃめちゃ早いなと思っていたんだけど、最近は早くもなく遅くもなくだなって。
志田:私は、すごいあっという間に感じました。5年がこんなに短いんだ…って。たくさんライブもツアーもしてきたから、思い出がギュッとつまってる感じで。
――特に2015年のメジャーデビュー後は、ファンの人も急増中では。
荻野:私たちもすてきなアーティストさんたちから曲をいただいているので、新曲を出すたび、そのアーティストさんのファンの方が観にきてくださったり。最近はアイドルファンの方だけじゃなく、J-POPやロックファンの方もきてくださいます。もちろん、当初から応援してくださっている方もいるし、いろんなファンの方にきていただいているのはすてきなことだなと思います。
ホラー映画に出ると本当に取り憑かれる? 恐怖の血糊エピソードも
――ではネタバレにならない程度に映画の話を…京佳さんのエピソードは血糊が凄かった。
京佳:すごい大変でした。たぶん、なかなか経験できないことなので、貴重な体験ができたと思います。本当に、撮影後もしばらく辛かったですけどね(笑)。だって、リンゴジュース飲んでも食紅(食用色素)の味がして。シャワー浴びても髪の毛赤いし、みたいな(笑)。3日間ぐらい髪の毛の赤いのが取れなかった。シャンプーが赤く染まるんですよ。結局、美容院に行って黒くしてもらって。食紅恐るべし!(笑)
――志田さんはホラーの撮影をすると、不思議なことが起きるとか。
志田:ホラー映画をメンバーでやるって聞いてすごく嬉しかったんですけど、ホラーの撮影すると私、いつも背中が重くなるんですよね。肩とか。今回、撮影期間中はホテルに泊まっていたんですけど、お風呂入るときも体が重すぎて…「絶対、取り憑かれてるわ」と思いながら撮影していました。もともと肩こりがすごいんですけど、それが何十倍にもなった感じ。霊感はないと思うんですけど…。
京佳:お化けに取り憑かれやすいんじゃない?
志田:たぶん、そうなんだと思います。
――荻野さんは唯一、前作に続いて2回目の出演ですね。タイトなスケジュールでの撮影だったと聞いていますが。
荻野:はい。千葉(誠治)監督が撮影のときもていねいにいろんなことを教えてくださるので、そのおかげで乗り越えられました。結構夜も深いというか、むしろ朝だったんですけど(笑)。タイトなスケジュールに強いかどうかというと、割と私は体力あるほうだと思いますね。秘訣は…やっぱり仕事をがんばるっていう気持ちだけですね。最後はもう、体力っていうか、気持ちとの勝負というところもあるので、メンタル強めでがんばってます。
――皆さん怖い話は好き?
荻野:私、超苦手です! 基本、なんでも怖い系は苦手。ジェットコースターも苦手だし、怖い話も。もちろん、心霊スポットとか行くのも苦手。だから今回の映画を観るときも、超、京佳と一緒にくっついて観ていたんですよ。イベントの特典会で、ファンの方が「怖くてぜんぜん内容観れなかった」なんて言ってました(笑)。やっぱ怖いんだなーって思いました。
京佳:私は、日本のホラーが本当に嫌い。海外のばっか観てます。日本のだと、本当に怖いじゃないですか。リアリティーがあって。でも自分が出ているのはちゃんと観れました(笑)。想像以上に怖いものに仕上がっていて、すごいなと思いました。
志田:意外とファンの方が驚いてた。「怖すぎたー」って。効果音がもう、怖くて。音ってすごく怖さがあおられますね。
――では今後、続けてホラーの話があったら?
京佳:やりたい!
志田:JK(女子高校生)役、やりたい! もうJK卒業したし、メンバーで制服を着てワチャワチャしてみたい。
荻野:たしかに! それで、そのうちの誰か一人が死ぬ…っていうストーリーがいいな。
京佳:じゃ、それは可鈴で。
荻野:なんでやねん!(笑)
――オムニバス形式で、皆さん1話ずつ主演していますね。私のここを見て、というポイントは?
荻野:私はセリフが少ないぶん、表情が逆に大事になってくるなって思って。監督と相談しながら、ここは大きめの驚きとか、じゃここは小さめでとか、驚き方もバリエーション豊富みたいな感じで、いろいろな種類の驚きをしたのでぜひそこを見てもらいたいですね。あと、私のエピソードはクライマックスなので、それまでの各話が一気に解ける瞬間でもあるので、ぜひそこも注目お願いします。
京佳:私は本当、血まみれになるので、そこですよね(笑)。単刀直入に、あそこまで血まみれになるっていうのが衝撃的な映像じゃないですか。それと、目がアップになるところが臨場感があって、自分のお気に入りポイントですね。
志田:私はちょっとした物音でびっくりしたり、ゼーハーゼーハー言っていたり。カメラがどんどん私の顔に迫り来る感じの場面があるんですけど、あの表情、緊迫感、そこに注目して欲しいです。
――撮影中も怖かった?
荻野:怖くはなかった。だって、お化け役の人も一緒にいるから(笑)。
志田:いかに怖くできるかって考えるのに必死で。
京佳:でも私、怖がってました。もしこれが本当だったらめちゃめちゃ怖いだろうなと思って。だってお化けが出てくるんですよ、こうやって(笑)。幽霊役の人のメイクもすごくてクォリティー高くて。お化けメイクしているときはあまり仲よくなれなかった(笑)。メイク取ったあとはめちゃめちゃ話すんですけど、メイクしたあとは逆に話しかけるのもあれかなと思って(笑)、お化け役の人集中したいだろうなと思って。
荻野:たしかに(笑)。
3人の今の夢アドしかできないことがある
――夏の公開が楽しみですね。では今度は、皆さん個々のこれからやってみたい仕事について聞かせてください。
志田:私はCMに出てみたいです。飲料系。炭酸飲料とか。あと、食べ物系も。
京佳:ああ、想像つく。
志田:あと最近私、バースデーイベントでゆうみん亭っていうラーメン屋を開いたんですけど、ちゃんとしたラーメンフェスにゆうみん亭が出れればいいなって。
京佳:私は17歳のひとつの目標が写真集を出すっていうことなので、出せたらいいなと思っています。あと、個人的に最近DJを始めたので、それがすごい楽しくて。個人でそういうところでも活躍していけたらいいなって思っています。
荻野:私は2年前ぐらいからいってた、ラジオパーソナリティーをやりたいっていう夢がやっとかなったんですけど、次に何をしたいかなと思ったときに、お天気お姉さんやりたいなと。それも夕方のお天気お姉さん。仕事帰りの疲れた人とかを癒やせるかなって(笑)。そらジローにも会いたい(笑)
志田・京佳:局、決まっちゃうじゃん!(笑)
荻野:でも、お天気お姉さんできればどの局でもいいんですけど(笑)。声がいかせる仕事ができたらいいなと思うので。
――グループとしても個人としても夢いっぱいですね。グループ的には、急きょ3人となって大変では?
荻野:頑張ることが、倍に増えました。
京佳:倍以上に増えました。ステージでも、5人グループだったのにそれが4人になって、4人の場合の振付と歌割りに変更して…そうしたら、すぐにもう一人が休みになって。全部直してツアーに挑んだんですけど。やっぱり頑張らなきゃな、気を引き締めなければいけないなって思った。でも、私たちがいま思っていることは、5人でも4人でも3人でも、ぜんぜんペースダウンしないねっていわれるようにやること。
志田:3人になって勢いがないとかいわれるのはすごいイヤなので、必死に頑張ってます。
荻野:今の3人にしかできないことも絶対あるはずだし、3人だからこそ作り上げることのできるものもたくさんあると思うんです。
取材・文・写真=志和浩司
ベストアルバム『5』
初回盤A
AICL-3280~1
初回盤B
AICL-3282~3
通常盤
AICL-3284
期間限定生産盤
AICL-3285