CHiCO with HoneyWorks 最速インタビュー 「自分にも重なる」とCHiCOが話す新シングル、そして東阪Zeppワンマンに向けて

インタビュー
音楽
2017.3.13
CHiCO with HoneyWorks

CHiCO with HoneyWorks

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「自分にも重なる」とCHiCOが話す楽曲「今日もサクラ舞う暁に」を、4月26日にシングルとしてリリースするCHiCO with HoneyWorks。本シングルは、二度目のアニメ『銀魂』のオープニングテーマとなっている。そんな今作と、東京・大阪で行われるZeppワンマンライブ『今日もサクラ舞うZeppに』について訊くべく、CHiCOに直撃。時に真剣に、時に楽しげにたっぷりと語ってくれた。
そして、記事の公開に合わせZeppワンマンライブのSPICE先行受付もスタートしているので、こちらもお見逃しなく。(チケット情報は本ページ下部をご確認ください)

――3月5日に『銀魂華祭り2017(仮)』に参加。そこで「プライド革命」(2015年8月5日リリースの3rdシングル)から 1年8ヵ月ぶり、「今日もサクラ舞う暁に」がテレビアニメ『銀魂』第4期第2クールのオープニングテーマに決定&4月26日にシングルリリースされることを発表し、初披露もされたわけですが……SNSでも反響がとても大きいですね。

とてもありがたいことに、たくさんのリプをいただいていたりもしています。去年、『銀魂晴祭り2016(仮)』に出させていただいたときは、「プライド革命」が『銀魂゜』のオープニングテーマとして流れてはいたものの、CHiCO with HoneyWorksとしての活動2年目で。まだまだアウェイな状況だったんですけど、今年は坂田銀時役の杉田智和さん、志村新八役の阪口大助さんが「次はCHiCO with HoneyWorksです」と紹介してくださった時点で、大きな声援が上がって。MCで「「今日もサクラ舞う暁に」がテレビアニメ『銀魂』の第4期第2クールのオープニングテーマに決定しました」っていう報告をしたらすごく喜んでもらえたし、オーディエンスのみなさんが温かく迎えてくれたおかげで、去年よりも緊張せず楽しくステージに立つことができました。

――『銀魂』ファンの方たちが、CHiCO with HoneyWorksも『銀魂』ファミリーの一員だという認識をしてくれているからですね。

そうだと本当にうれしいです!

――「今日もサクラ舞う暁に」は、アッパーなフェスノリもある曲なので、初披露でもきっと盛り上がったはず。

そうなんです。今回の楽曲は、「世界は恋に落ちている」(2014年発売のデビューシングル)を書いてくださったGom(HoneyWorks)さんが作曲をしてくださったんですけど、まさにライブとかでタオルを回せるような楽しい曲調なので、初披露にもかかわらず客席でタオルやペンライトをたくさん振ってくれて。

――なおかつ、叙情感もあって、絶妙なバランスの曲だなということも思います。

「プライド革命」然り、shitoHoneyWorks)さんはキャッチーなフレーズを使ってパっと聴いて耳に残る曲を作るんですけど、Gomさんはスルメ曲というか……何回も聴いているうちにいつの間にか口ずさんでしまうような中毒性の高い曲を書くという(笑)、それぞれの特徴があって。感じていただいた叙情感、多くの人にハマってもらえるんじゃないかなと思います。

――しかも、歌い出しからCHiCOさんの歌の力がすごく強くて。

えっと……ありがとうございます。ホメてもらったときの反応がいまだにわからず、反応が薄くてすみません!(笑)

――とんでもないです(笑)。曲そのものもそうであるように、歌でも色彩豊かなドラマを紡いでいることに感動してしまいます。

HoneyWorksはストーリー性をすごく大事にしているので、レコーディング中も「この曲は応援ソングなんだけど、1番と2番では気持ちを変えて歌ってほしい」ということを言われて。

――Dメロの部分も含め、場面ごとに情景が目に浮かびますから。

shitoさんは自分の中に世界観が鮮明にあるイメージで、「ここはこう歌って」という指示が多くて、その中で私のアイデアを採用してくれることもあるという感じで。一方、Gomさんも自分の中に世界観はあるものの、とりあえず私に思うように歌わせてもらった上で、そこからディレクションをされるんですよ。なので、今回は自分なりに歌った部分も多いんですけど、少しでもそう感じていただけたならよかったです。

――ディレクションする人によって、曲によって、求められるものが違うのでしょうけど、引き出しはどう増やしてきたのでしょうか。

私、最初は引き出しが全然なくて。「世界は恋に落ちている」のときなんかは、今聴くと感情の起伏がまったくない、棒読みのような仮歌を歌っていたんですね(苦笑)。でも、いろいろな方に助言をいただきながら、かすれ声で歌うとか、あざとくてもいいからかわいく歌うとか、そういう引き出しを少しずつ増やしていったという感じです。私とは声質も声の出し方もニュアンスも全然違うHoneyWorksのゲストボーカル・sanaちゃん、HoneyWorksと仲のいいYURiCa/花たんさんの歌を聴いて、表現の参考にさせてもらうこともあります……「今日もサクラ舞う暁に」だったら、EGOIST(supercellのryoがプロデュースするグループ)のボーカル・chellyさんの歌い方や、nagiさんが歌う「ヒーロー」(supercell の2ndアルバム『Today Is A Beautiful Day』に収録)みたいなニュアンスが欲しいというGomさんの要望があったから、参考に練習したりもしました。

――そうだったんですね。ほかにも、感情表現するにあたっていい影響を及ぼしているものがあったりして?

最初のころにボイトレで教わっていた先生に、ポエトリー・リーディングをやったほうがいいと言われました。

――朗読ですか。

そう、歌詞を朗読するっていうことを勧められて。哀しい部分は本当に哀しそうに、うれしい部分はうれしそうに感情を込めて読んで、さらにバラードヴァージョンで歌って、元気に歌ってっていう3つの工程を繰り返すっていう。それが、感情表現を豊かにするにあたってすごくよく効くんですよ。なので、今回も音読をしてみたりしました。<Wow Wow>とか、ひとりでリビングで口にするのはちょっと恥ずかしいなと思いつつ(笑)。

――そうやっていろいろなところからどんどん吸収しているから、表情豊かなんですね。なお、「今日もサクラ舞う暁に」の中でCHiCOさんがもっとも好きなフレーズ、グッとくる部分、共感ポイントを挙げるとするなら?

サビの<僕たちは夢を掴んだ>というところが好きです。最初のころはまだ<夢を見ていた>僕たちが、やっと<夢を見つけ>て、その夢を掴むっていう流れは、やっぱりドラマがあるなと。レコーディングのときも、昂るまま楽しく歌えました。

――CHiCOさん自身の歩みにも重なりそうですしね。

『銀魂』の世界にも寄り添うものでもありつつ、まさに自分にも重なるんですよ。それこそ、オーディション(2013年夏、ソニー・ミュージックエンタテインメントSDグループが主催する「アニソン」と「ボカロ」に特化した全国区歌手オーディション『ウタカツ!』でグランプリに選ばれ、ボカロPクリエイターユニット「HoneyWorks」とコラボすることが決まった)を受けて、今の自分がありますから。夢に向かって頑張っているすべての人にとって、支えになる応援歌になったらいいなとも思います。

――加えて、進級や進学、就職など、多くの人が新しい環境に身を置く春に、<会えなくなったけど離れ離れじゃない>というフレーズはとても心強く思えます。

そうなんですよね。中高生はもちろん、オトナの方たちにも、たくさん届いてほしい曲です。

CHiCO with HoneyWorks

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――ちなみに、CHiCOさん自身の新学年・進学時エピソードはありますか?

私、人見知りで……学校の新学期のクラス分けの時とか、いきなり話せないわけですよ。それなのに、先生待ちをしているときに、いきなりトイレに行きたくなって。今行くべきか、先生を待つべきか迷った挙句、出口近くにいた女の子に「すみません、今、トイレって行っていいんですかね」って、勇気を出して聞いたんですよ。

――思いきりましたね。ただ、聞かれてもその人もわからなさそう(笑)。

ですよね(笑)。あとで聞いたら「こんなこと聞いてくるこの子ヤバい」って思ったみたいですけど(笑)、やさしいから「あ、いいと思いますよ」って返してくれて。結果、今その彼女は一番仲のいい友だちです。ライブにも毎回来てくれるし、いつでも会えるのに手書きの手紙をくれます。

――勇気を出したおかげで、本当に素敵な友達ができたんですね。

進学するときって、どう友だちを作ったらいいか悩んじゃったり、不安もたくさんあるじゃないですか。でもホント、勇気って大事だなと思います。

――CHiCOさんの今の話にも、背中を押す力がありますね。さて、4月23日にZepp Osaka Baysideにて、5月2日にZepp Tokyoにて『今日もサクラ舞うZeppに』と題した東阪ライブが開催されますが、どんなものにしたいと思っていますか?

昨年12月に東阪でホールワンマンライブをしたんですけど、今回はZeppという大きなライブハウスなので、ちょっとロックなバンドサウンドと、エモーショナルなステージをお見せしたいなと。

――「今日もサクラ舞う暁に」が、いい起爆剤になりそうですし。

そうですね。今、グッズデザインを考えていて、春っぽいデザインにしたいなと思っているところなんですけど、タオルを振れる曲ってCHiCO with HoneyWorksとしては初めてだし、みんなでぐるんぐるん振ってくれたらとても高まるだろうなと。合いの手みたいなコールもどんどんしてもらえたら嬉しいなとかって想像して、今からすごく楽しみだったりします。

――すると、ステージとフロアでアツい相乗効果が生まれそう。ライブの醍醐味ですよね。ところで、ライブ前に必ずすること、ライブ当日に欠かせないものはなにかあったりしますか?

イージーノーズですね。鼻炎持ちなので、鼻の通りをよくするスプレーは欠かせません。あと、ノドにいいと言われているハーブティー・スローコート。ライブのたびに、毎回ティーバッグを持っていきます。最初は、オリジナルドリンクを作っていたんですけど、それがめちゃめちゃまずくて(笑)。

――そのオリジナルドリンクとはいったい……

スタッフの方に小さい魔法瓶を買っていただいたので、その中にプロポリスのど飴を溶かしたお湯を入れて、すりおろしたゆずの皮を加えたら、思いの外苦くなってしまったんですよね(笑)。そうだ、あと、しょうがも入れていました。

――一応、それぞれノドによさそうなものですけど(笑)。

そうなんですよ。プロポリスキャンディも、柑橘類のゆずも、しょうがも、それぞれノドにいいはずなんですけど、組み合わせたらダメだったっていう。それ以来、すらない、溶かさない、混ぜ合わせないと心に決めました(笑)。

――それがいいですね(笑)。ステージに立つ際、CHiCOさんは緊張しますか?

出る前までがすごく緊張しますね。でも最近、ステージに出た瞬間にお客さんの顔を見ることができるようになってからは、緊張がほぐれるようになりました。

――お客さんの笑顔や声援で、安心できるというか。

そう、みんな笑顔で迎えてくれるので。あと、緊張したときこそ笑顔が大事だと聞いたので、自分が笑顔を作るっていうことも意識して、変顔もよくしますね。

――変顔!?

緊張している本番前は、強張っちゃってどうしても笑顔を作るのが難しいこともあるので。そういうとき、得意な変顔をするとほぐれるんです(笑)。

――まさか変顔が得意だったとは(笑)。なにしろ、『今日もサクラ舞うZeppに』を楽しみにしております。そのあとに関して、今の段階で言えることは?

CHiCO with HoneyWorksとして、去年の夏に全国ライブハウスツアーで全国を回らせてもらったんですけど、今年はもっといろいろなところに足を運びたいなと思っています。ライブ三昧の年にするつもりなので、楽しみにしておいてください! 会場でお待ちしています!


取材・文=杉江優花

ライブ情報
LAWSON presents CHiCO with HoneyWorks東京・大阪Zeppワンマンライブ『今日もサクラ舞うZeppに』

4月23日(日) 大阪@Zepp Osaka Bayside
開場:16:15 開演:17:00
 
5月2日(火) 東京@Zepp Tokyo
開場:17:15 開演:18:00
 

(PC・携帯・スマホ)

 

リリース情報
シングル「今日もサクラ舞う暁に」
TVアニメ『銀魂.』4月度オープニングテーマ
4月26日(水)リリース
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