“世界初”展示方法の新エリアがオープンに サンシャイン水族館、大規模リニューアル
2016年9月より大幅リニューアル工事のため閉鎖しているサンシャイン水族館の屋外エリア・マリンガーデンを、世界初を含む5つの新展示を取り入れ、より進化した“天空のオアシス”を体感できる新エリアとして2017年7月12日(水)にオープンすることが決定した。
2011年にオープンしたサンシャイン水族館。その目玉は、日本で初めてとなる“サンシャインアクアリング”や“アシカたちの砂浜”などの展示方法を取り入れた“天空のオアシス”だ。
そして今回の大規模リニューアルにより、世界初を含む5つの新展示を取り入れ、更に進化した“天空のオアシス第2章”が完成することとなる 。
南国の浅い海をイメージした「サンシャインラグーン」
頭上を泳ぐアシカを見上げる「サンシャインアクアリング」
天空のペンギン/ペンギン・ダイビングタイム<パフォーマンスタイム>
“天空のペンギン”は幅約12mの開放感のある大きくオーバーハングした水槽。 目の前には都会のビル群の上空を飛び交うように泳ぐケープペンギンの姿が、そして見上げれば頭上を羽ばたくケープペンギンの姿が見られるダイナミックな展示となっている。
また、この水槽では水中給餌のパフォーマンス『ペンギン・ダイビングタイム』も披露される。波や潮流をものともせず海で毎日魚を獲る、本来の豪快な姿を見ることができる。
草原のペンギン/ペンギン・フィーディングタイム<パフォーマンスタイム>
ペンギンの暮らす場所を想像すると、雪や氷のある岩場などをを思い浮かべてしまう人が多いだろう。しかし、野生のケープペンギンが棲む南アフリカ・ケープタウンには砂浜が広がり、近くには草原もある。“草原のペンギン”はそんな本来のケープペンギンの暮らしが垣間見える展示だ。
幅約10m、約85平米に広がる草原では、傾斜をものともせず行き来するケープペンギンたちの、軽やかさや力強さを至近距離で見ることができる巣穴もあるので、ケープペンギンの夫婦たちが仲良く暮らす様子や、子育て風景を見ることができるかもしれない。
この展示では給餌のパフォーマンス『ペンギン・フィーディングタイム』も披露。エサをあげながらペンギン道を歩かせることで、ケープペンギンの姿をより近くで目の当りにすることができる。また、ケープペンギンの子育てや成長過程についても、解説がなされる。
カワウソたちの水辺
東南アジアの河川を中心に生息するコツメカワウソは家族で群れを作り、エサを狩り、子育てをして生活している。“カワウソたちの水辺”には、そんな彼らの生活に欠かせない緑に覆われた陸地や、急流をイメージした水辺が誕生。
天空パス /ペリカン・フィーディングタイム<パフォーマンスタイム>
水槽から伸びる全長約30mの天空の通路“天空パス”。モモイロペリカンが、普段は見ることのできないアングルから観察することができる。
また“ペリカンの水中での摂餌風景”を公開。 モモイロペリカンが約10リットルの水を入れることのできる喉袋を大きく膨らませ、長い嘴で水中の餌を狙う姿は大迫力。
きらめきの泉/アロワナ&ドラド・フィーディングタイム<パフォーマンスタイム>
アマゾン川に棲むアロワナやドラドは、 水上に茂る木々に止まった昆虫や小動物を獲るときに水中からジャンプすることが知られている。そのジャンプを一番綺麗に見ることができる水槽“きらめきの泉”。
この水槽では水中給餌のパフォーマンス『アロワナ&ドラド・フィーディングタイム』が披露される。アロワナは水中から様子を窺いながら長い身体をS字型に曲げて準備をし、タイミングを計って垂直に飛び上がる。一方ドラドは遊泳速度が大変早く、その助走スピードを利用したジャンプを見ることができる。どちらも地球の裏側で稀にしか見ることができない貴重なシーンだ。
日没後は光が演出する癒しの空間に変化
近年の夜の演出として主流となっているプロジェクションマッピングではなく、水面の波が光によって映し出されたり、グラスファイバーの光が風にそよいだりと、自然の力を借りることによって一瞬たりとも同じシーンがない特別な空間を演出。
各水槽の特徴を活かした演出を施し、光に満ちた水中から街の夜景が見える、“都会のオアシス”ならではの夜の情景が作り出される。
独自音響と新サウンドスケープ
日本最大級となる25個ものスピーカー設備を使用し、各スピーカーから様々な音が流れることで音の3Dの表現がなされている。実際にアフリカなどで録音をした音素材をもとに、独自の音響空間の演出・サウンド制作を行い、あたかも野生のペンギンの群れを前にしたような感覚、ペンギンが泳ぐ海の中に誘われるような空間となっている。
※画像はすべてイメージ画像。
■開業日:2011年8月4日
■営業時間
冬季期間(11月~3月) 10:00~18:00
※最終入場は終了1時間前 ※変更になる場合があります
■アクセス:東京メトロ有楽町線「東池袋駅」(6・7番出口)より徒歩約5分、JR・東京メトロ・西武池袋線・東武東上線「池袋駅」東口より徒歩約10分、都電荒川線「東池袋四丁目」停留所より徒歩約6分
■TEL:03-3989-3466