絵本の基礎をつくった画家の芸術を紹介 『絵本はここから始まった− ウォルター・クレインの本の仕事』が開催に

2017.4.3
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アート

ウォルター・クレイン『シンデレラ』1873年 鶴見大学図書館蔵

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『絵本はここから始まった−ウォルター・クレインの本の仕事』が、2017年4月5日(水)~ 5月28日(日)にかけて千葉市美術館にて開催される。

ウォルター・クレイン(Walter Crane 1845-1915)は、19世紀後半にイギリスで活躍した画家。現代の絵本の基礎を築いた人物として、また、ウィリアム・モリスとともにアーツ・アンド・クラフツ運動を推進したデザイナーとしても知られている。

ウォルター・クレイン『美女と野獣』1874年 個人蔵

ウォルター・クレイン『眠り姫』1876年 個人蔵

ウォルター・クレイン『フローラの饗宴』1889年個人蔵

画家の息子として生まれたクレインは、木口木版の工房に入りデッサンの基礎を学んだ。その後、彫版師・刷師のエドマンド・エヴァンズに才能を見いだされ、二人は1865年に全ページカラー刷りのトイ・ブック(簡易なつくりの絵本)を生み出す。その後、彼らが世に送り出した絵本は高い評価を得て、クレインは子どもの本の画家として一躍有名になった。

本展は、本の仕事を中心にクレインの芸術を本格的に紹介する日本で初めての展覧会だ。ほぼすべての絵本と主要な挿絵本を網羅する約140点を展観する貴重な機会となる。また、クレインとともに絵本の黄金時代を築いた画家ケイト・グリーナウェイとランドルフ・コールデコットの作品約40点もあわせてみることができるとのこと。気になる方はぜひ足を運ぼう。(※会期中、一部展示替えを行います)

ウォルター・クレイン『妖精の舟』1870年 個人蔵

ウォルター・クレイン『長靴をはいた猫』1874年 個人蔵

ウォルター・クレイン『古いお友だちのアルファベット』1874年 個人蔵

イベント情報
絵本はここから始まった−ウォルター・クレインの本の仕事

会期:2017年4月5日(水)~ 5月28日(日)
観覧料:    
一般 1,200円(960円) 
大学生 700円(560円)
小・中学生、高校生無料
※( )内は前売券、団体20名以上、千葉市内在住65歳以上の方の料金
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
※前売券はミュージアムショップ(3月24日まで)、ローソン(Lコード:33656)、セブンイレブン[セブン]および、千葉都市モノレール「千葉みなと駅」「千葉駅」「都賀駅」「千城台駅」の窓口(5月28日まで)にて販売
開館時間:日~木曜日 10:00~18:00、金・土曜日 10:00~20:00
※入場受付は閉館の30分前まで
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