初の自著で明かす「僕がムロツヨシを演じている理由がここに」
ムロツヨシ
ムロツヨシによる初の書籍「ムロ本、」(ワニブックス)の発売を記念したイベントが、昨日4月1日に東京・福家書店新宿サブナード店で行われた。
「プラスアクト」(ワニブックス)での連載や、ロングインタビュー、自ら執筆した台本・エッセイなどを収録した本書。新井浩文との“本音”対談や、福田雄一が語るムロツヨシの素顔、自身が手がける企画「muro式」に出演した若葉竜也、永野宗典、本多力による“ムロツヨシ演出力談義”といったコーナーも設けられている。発売前に重版が決定し、累計2万2千部で3月29日の発売日を迎えた。
ムロは「締め切りに追われ追われ、締め切りを過ぎた文章たちがここに載っています」と本書をアピール。そして自ら執筆した台本が収録されていることに触れながら「これを読んだ映像関係の偉い人が『映像化しようぜ』って言ってくれたら、僕はすぐにスタートを切れます!」と声を弾ませる。本書のお気に入りは両親の離婚に関するくだりだそうで「ここから始まったから! 実話だぜ」とコメントした。
現在41歳のムロツヨシ。結婚願望はまだないというが、「どんなときにさみしさを感じるか?」という質問に「帰ってお風呂に入って、寝るとき……。ずっと1人だから。お友達は多いけど、みんな泊まらずに帰るでしょ? そのあとの片付けがさみしいよね……」としみじみと答えて笑いを誘う。“ムロ会”のメンバーと称される自身の誕生祝いに集まった友人たちについては「全員が『ムロ会に入った覚えはない』って言っています(笑)」と言及し、「誕生日プレゼントの代わりに、1人ずつ僕の前に立たせていいところを言わせましたね。小栗旬くんは『ずっとやりたいことをやり続けているすごさがあります』って。勝地涼は『よく生きてきたな!』と照れ隠しで言っていました」と明かした。
続いて、「役者業と文筆業はどっちが向いてるか?」と尋ねられたムロツヨシは「本当に向いているのは役者です! 台本のありがたみや読み方を知るために書いています」と述べ、「第2弾、3弾を出すのはもう厳しいですね。読みたいという声があったら、その期待に応えるための文章は書けるのかなって思います。今いいこと言いましたね!」とにっこり。そして「僕がムロツヨシを演じている理由がここに書いてあります。よかったら読んでいただけたら」と挨拶してイベントを締めくくった。