クリス・プラットらの珍発言に爆笑&バウティスタの瞳には涙が『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』来日記者会見

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2017.4.11
たわむれるジェームズ・ガン監督(左)とクリス・プラット(右) 撮影=村田由美子

たわむれるジェームズ・ガン監督(左)とクリス・プラット(右) 撮影=村田由美子

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4月11日(火)、ザ・リッツ・カールトン東京にて『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』来日記者会見が開催され、スター・ロード/ピーター・クイル役のクリス・プラット、ガモーラ役のゾーイ・サルダナ、ドラックス役のデイヴ・バウティスタ、ジェームズ・ガン監督が登壇した。

本作は2014年に公開された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編。ひょんなことから出会い、ノリで(!?)結成された宇宙のはみ出し者チーム”ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”が、銀河を救うために大活躍するアドベンチャー超大作。マーベル・コミック原作の実写化であり、『アイアンマン』『キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ』などのシリーズと同一の世界観で描かれる‟マーベル・シネマティック・ユニバース”作品の最新作となる。

世界に先駆けてプロモーション・ツアーのスタート地に選ばれた日本では昨夜、カーペット・イベントと共に世界最速試写会を同時開催。プレミアムな鑑賞を手に入れた観客たちは、口をそろえて「最高傑作」との感想を次々とSNSなどで発信している。

そんな中、前作に続きメガホンを取ったジェームズ・ガン監督に続き登壇した主演のクリス・プラットは、開口一番「恐ろしくて、バカな発言ばかりしてしまうので、適当に解釈してください。今ここにいる僕以外のアメリカ人は、みんなおバカで何も考えていません。全員がしょうもない人たちな上、この映画も出来はソコソコです!」と丁寧に挨拶。場内は爆笑に包まれた。

クリス・プラットのスピーチに爆笑するジェームズ・ガン監督 撮影=村田由美子

クリス・プラットのスピーチに爆笑するジェームズ・ガン監督 撮影=村田由美子

 

ひと笑い取って満足した様子のクリスは、「日本にはずっと来たかったんだ」と笑顔で真剣にスピーチを開始。今回が初来日になるといい「僕たちが誇りに思う作品を持ってくることができて、本当に嬉しく思う。会う人たちは全員が親切だし、とても働き者だ。桜も満開で"最高のシーズンに来たね"と聞いたよ。住んでいるロサンゼルスでは寿司をよく食べていて、美味しいと信じていたけれど、日本の寿司は比べ物にならないほど美味しい!」と日本を大絶賛。「正直、もう移住しようと思っているよ。家族を呼んで、今いるこのステージに住むよ。家族をこの舞台の上で育て上げていってみせる。よろしくお願いします」と、最終的には再びギャグ交じりで日本への愛を表現した。

ユーモアセンスに満ち溢れたクリス・プラット 撮影=村田由美子

ユーモアセンスに満ち溢れたクリス・プラット 撮影=村田由美子

ガン監督は「色々な人から(2作目の製作に対して)プレッシャーはなかった?と聞かれるんだけど、世界中のみんなが愛してくれたキャラクターたちにまた会えるというワクワク感がすごくて、本当に楽しみながら作ることができたんだ。キャストもスタッフも、全員が持てる限りの情熱を全て出し尽くして頑張ってくれた。デイヴ(・バウティスタ)以外は……ね?」と、冗談交じりのトークを展開。「というのはウソで、デイヴは僕にとって、多くのインスピレーションを与えてくれるミューズ(女神)さ!」と、笑顔で語った。

しぐさが可愛いデイヴ・バウティスタ 撮影=村田由美子

しぐさが可愛いデイヴ・バウティスタ 撮影=村田由美子

前作でも多くの話題を呼んだ、心揺さぶるポップ・ソングが集まった見事なサウンドトラックについても「僕は70年代の音楽が大好きなんだ。どの曲を使うか想定しながら脚本を書いていったよ。撮影現場でもフィーリングを感じてもらえるように、ガンガン音楽を流した。この"最強ミックス"(オーサム・ミックス)というテープは、主人公のピーター・クイル(スターロード)と母親、地球を結ぶ重要な役割を持っている。音楽はストーリーの一部でもあり、ストーリーの鍵を握る存在でもあるんだ」と、その大切さを力説した。さらに、本作の魅力のひとつでもあるカラフルなビジュアルについて「まず最初にすべての絵コンテ、ショット割りを自分で描くんだ。惑星のデザインもすべてね。何万~何億枚という幾何学模様をデザインしたり…冒頭のバトルシーンだけでも、構想から完成まで2年半近くかかってしまったよ(笑)」と、製作秘話を披露した。

ねこプリントが可愛いジェームズ・ガン監督 撮影=村田由美子

ねこプリントが可愛いジェームズ・ガン監督 撮影=村田由美子

緑色の肌が印象的なキャラクター、ガモーラを演じたゾーイは「リハーサルでみんなに会った時に、"前作以上に最高で、愛情があふれた素晴らしい作品になる"って確信したの。撮影が始まるのが楽しみで仕方なかったわ。いつも朝の2時半に起きてメイクに4時間かかることは、決して楽しいとは言えないけど(笑)、緑色の肌に変身して完璧なコスチュームに身を包んで、セットに足を踏み入れると"私はなんて幸せなんだろう"という気持ちでいっぱいになるのよ。本当に幸せだわ」と、作品への気持ちを熱弁。

「出演できて幸せでいっぱい!」と語るゾーイ・サルダナ 撮影=村田由美子

「出演できて幸せでいっぱい!」と語るゾーイ・サルダナ 撮影=村田由美子

グレーの肌を持つキャラクター、ドラックスを演じたデイヴは「ドラックスの素晴らしいシーンを、ガン監督がたくさん脚本へ取り入れてくれた。同じ役を演じるというのは初めての体験だったけれど、撮影に臨むと、それがどんなに贅沢なことかよくわかるんだ」と気持ちを振り返った。するとガン監督が「デイヴは世界一、いや宇宙一、本当に謙虚な良い男なんだ」と言及。「今回の主役は彼だといっても良いぐらいだ。デイヴの発する言葉、そのすべてが完璧だった。最高に努力家だし、最高にイイ奴で……僕は本当に、心から彼を愛している。心の底からありがとう、と言いたいんだ」と、真剣な面持ちで感謝を語った。それを受けたデイヴは言葉こそ発しなかったものの、キラキラとうるんだ瞳を見せ、目尻をそっと拭っていた。

ガン監督からの感謝の言葉に感激して涙が…? 撮影=村田由美子

ガン監督からの感謝の言葉に感激して涙が…? 撮影=村田由美子

瞳がウルウルとしているデイヴ・バウティスタ 撮影=村田由美子

瞳がウルウルとしているデイヴ・バウティスタ 撮影=村田由美子

 

ガン監督が「役を勝ち取るまでに、150人は候補がいた。"死ぬまで戦え"と伝えて、死闘を繰り広げて皆殺しにした後、最後に残った3人をキャスティングした。過酷なキャスティングだった…」と冗談交じりに語り始めると、ゾーイも「白状するけど、私は女優を20人くらい殺したの。そして、死体はすべて食べてしまったのよ。新陳代謝も良いからすっかり消化したし、証拠は見つからないわ」とフィクションを更に追加し、場内は爆笑に包まれていた。

 
死闘の思い出を語るゾーイ・サルダナ 撮影=村田由美子

死闘の思い出を語るゾーイ・サルダナ 撮影=村田由美子

‟マーベル・シネマティック・ユニバース”作品の中でも高い人気を誇るキャラクター、スター・ロードを演じるクリスは「どのキャラクターと友達になりたい?」という問いに対し「キャラクターと?それとも演じている俳優と?」と、しっかり確認をしながら「トニー・スタークかな」と即決。「家の中にたくさんオモチャがあるし、自家用ジェットで空も飛び回ることができるし、見たこともない武器をぶっ放して壮大な気分になってみたいよ。楽しそうだろ?あ、ロバート・ダウニー・Jrもトニー・スタークと同じくらいお金を持っているはずだから、彼とも仲良くなって色々と良い思いを味わいたいね」と、最高のアンサーを返した。

トニー・スタークとの友人関係を真剣に検討するクリス・プラット 撮影=村田由美子

トニー・スタークとの友人関係を真剣に検討するクリス・プラット 撮影=村田由美子

こうして熱いトークを終え、それぞれのキャラクター名が漢字で刺繍された特製スカジャンを手にした4人は「すごい!」と大喜び。

撮影=村田由美子

撮影=村田由美子

 

クリスはガン監督に「着せて~」と頼むなど、最後までその仲良しぶりが発揮された記者会見となった。

 
撮影=村田由美子

撮影=村田由美子

撮影=村田由美子

撮影=村田由美子

撮影=村田由美子

撮影=村田由美子

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』は、5月12日(金)より全国ロードショー。

作品情報
映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
(2017年 アメリカ映画 カラー シネスコサイズ)

 脚本・監督:ジェームズ・ガン
 製作:ケヴィン・ファイギ,p.g.a

 <キャスト>
 クリス・プラット:ピーター・ジェイソン・クイル/スター・ロード
 ゾーイ・サルダナ:ガモーラ
 デイヴ・バウティスタ:ドラックス
 ヴィン・ディーゼル:ベビー・グルート
 ブラッドリー・クーパー:ロケット
 マイケル・ルーカー:ヨンドゥ
 カレン・ギラン:ネビュラ
 ポム・クレメンティエフ:マンティス
 エリザベス・デビッキ:アイーシャ
 クリス・サリヴァン:テイザーフェイス
 ショーン・ガン:クラグリン
 カート・ラッセル:エゴ
 シルベスター・スタローン
 (C)Marvel Studios 2017
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