『オットー・ネーベル展』が開催に シャガール、カンディンスキー、クレーら同時代の画家たちの作品も紹介
『オットー・ネーベル展 シャガール、カンディンスキー、クレーの時代』が、2017年10月7日(土)~12月17日(日)にかけてBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。
オットー・ネーベル(1892-1973)は、スイス、ドイツで活動した画家。1920年代半ばにワイマールに滞在したネーベルは、バウハウスでカンディンスキーやクレーと出会い、長きにわたる友情を育んだという。
ネーベルの肖像写真 1937年 (オットー・ネーベル財団提供)
オットー・ネーベル《ムサルターヤの町 Ⅳ 景観B》1938年、グアッシュ・紙、ベルン美術館
オットー・ネーベル《地中海から(南国)》1935年、水彩・紙、厚紙に貼付した紙、オットー・ネーベル財団
オットー・ネーベル《聖母の月とともに》1931年、不透明水彩・紙、ベルン美術館
オットー・ネーベル 《明るい黄色の出来事》 1937年、油彩・キャンヴァス、オットー・ネーベル財団
本展は、オットー・ネーベルの日本初の回顧展だ。会場では建築、演劇、音楽、抽象、中東など彼が手がけた主要なテーマに沿って、クレーやカンディンスキー、シャガールなど同時代の画家たちの作品も併せて紹介。ネーベルが様々な画風を実験的に取り入れながら独自の様式を確立していく過程に迫る内容となっている。
オットー・ネーベル《コン・テネレッツァ(優しく)》1939年、テンペラ・紙、オットー・ネーベル財団
オットー・ネーベル《ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)》1936年、ラッカー塗料・紙、オットー・ネーベル財団
オットー・ネーベル《叙情的な答え》1940年、テンペラ・紙、オットーネーベル財団
オットー・ネーベル《ナポリ》『イタリアのカラー・アトラス(色彩地図帳)』より、1931年、水彩・紙、オットー・ネーベル財団
オットー・ネーベル《ポンペイ》『イタリアのカラー・アトラス(色彩地図帳)』より、1931年、水彩・紙、オットー・ネーベル財団
オットー・ネーベル《避難民》1935年、不透明水彩、インク・紙、オットー・ネーベル財団
オットー・ネーベル《アスコーナ・ロンコ》1927年、水彩、グアッシュ・紙、ベルン美術館