退廃した廃墟や都市を描いた作品が一堂に 『幻風景奇譚』展が開催に

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ジェラール・トリニャック 「湿地の都市国家」 2003年 銅版 ED.100

ジェラール・トリニャック 「湿地の都市国家」 2003年 銅版 ED.100

『幻風景奇譚』展が、2017年6月29日(木)~7月5日(水)にかけてBunkamura Box Galleryにて開催される。

独特の寂寥感を帯びた廃墟や荒廃した都市景観は、古今東西多くの画家たちによって描かれてきた題材のひとつだ。古くはイタリアのジョヴァンニ・ピラネージ(1720-78)が多くの廃墟や実在しない幻想的な建造物を描き、19世紀にはフランスのシャルル・メリヨン(1821-68)が異常なまでの執着心でパリ風景を繰り返し銅版に刻み続けた。

20世紀はその先人たちの影響を受けた作家たちが登場。卓越した技法で、サディスティックでコミカルな終末観を描き出すフィリップ・モーリッツ(1941-)。建築家を志していたエリック・デマジエール(1948-)とジェラール・トリニャック(1955-)などがその系譜をたどる。

本展では、18世紀から現代までの失われ行く街並みを記録として描き留め、また現実には存在しない建築や情景を超現実的な感性で描いてきた作家たちの作品を一堂に集め展覧・販売する。退廃した風景や事物の中に隠された「美」を見出し続けた画家たちの作業をぜひ目撃してみては。

 

 ■出品予定作家

シャルル・メリヨン、ジョヴァンニ・ピラネージ、オディロン・ルドン、ジェラール・トリニャック、フィリップ・モーリッツ、エリック・デマジエール、ジャック・ミュロン 他

イベント情報
幻風景奇譚

開催期間:2017年6月29日(木)~7月5日(水)
開館時間:10:00~19:30 ※最終日は17:00まで
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