『ボストン美術館の至宝展』にて、英一蝶の巨大《涅槃図》が約170年ぶりに里帰り
英一蝶《涅槃図》江戸時代、1713年(正徳3年)286.8cm × 168.5cm 一幅、紙本着色 Fenollosa-Weld Collection, 11.4221 Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston
7月20日(木)より東京都美術館(東京・上野公園)にて開催される、『ボストン美術館の至宝展―東西の名品、珠玉のコレクション』にて、江戸時代の画家・英一蝶が描いた幻の《涅槃図》が公開される。
本展は、ボストン美術館の主要なコレクションからえりすぐった、珠玉の80点を紹介する展覧会。本展にて、江戸時代に活躍した絵師・英一蝶による《涅槃図》の公開が決定した。本作は、作品がとても大きいことと、状態が良好でなかったために、ボストン美術館でも 1 度しか展示したことがない「幻の巨大涅槃図」として知られる作品だ。このたび、約170年ぶりの解体修理を経て、初めて里帰りを果たすこととなる。
さらに本展では、曾我蕭白の《風仙図屏風》、喜多川歌麿の《三味線を弾く美人図》など超一級の日本美術も紹介されるとのこと。気になる方はぜひ足を運ぼう。
喜多川歌麿 《三味線を弾く美人図》江戸時代、1804-06年(文化1-3年)頃 41.5cm × 83cm 一幅、絹本着色 Fenollosa-Weld Collection, 11.4642 Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston
曾我蕭白《風仙図屏風》江戸時代、1764年(宝暦14年/明和元年)頃 155.8cm x 364 cm 六曲一隻、紙本墨画 Fenollosa-Weld Collection, 11.4510 Photograph © 2017 Museum of Fine Arts, Boston
All Photographs © 2017 Museum of Fine Arts, Boston
会期:2017 年 7 月 20 日(木)~10 月 9 日(月・祝)
会場:東京都美術館 企画展示室
《巡回情報》
【神戸会場】2017 年 10 月 28 日(土)~2018 年 2 月 4 日(日)/神戸市立博物館
【名古屋会場】2018 年 2 月 18 日(日)~7 月 1 日(日)/名古屋ボストン美術館
公式 HP:http://boston2017-18.jp/