強く生き抜く4人の忍、劇団シャイニング「天下無敵の忍び道」レビューパートも
劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪「天下無敵の忍び道」ゲネプロより。 (c)劇団シャイニング
劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪「天下無敵の忍び道」が、本日6月22日に東京・東京ドームシティ シアターGロッソにて開幕。これに先がけ、ゲネプロと囲み取材が本日行われた。
劇団シャイニングは、女性向けコンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」のオフィシャルプロジェクト。2013年から14年にかけて、シャイニング事務所のアイドルたちが3つの演劇タイトル「天下無敵の忍び道」「マスカレイドミラージュ」「JOKER TRAP」に挑戦し、テーマソングと公演内容を収録したドラマCDが発売された。そしてこのたび、“新たなキャスト”を迎えて劇団シャイニングが再始動。伊勢直弘が脚本・演出を手がける今作では、荒波に揉まれながら戦国の乱世を生きる忍たちの姿が描かれ、音也衛門役を小澤廉、真影役を和田雅成、翔ノ助役を植田圭輔、セシル丸役を横井翔二郎が演じる。
物語の主軸を担うのは、謝意忍具(シャイニング)流の音也衛門、セシル丸と、城の警護を生業とする早乙女流の真影、翔ノ助。謎の勢力・羅刹(らせつ)流による襲撃をきっかけに、彼らの運命はある日急激に動き出す。劇中では、ドラマCDとは異なるオリジナルストーリーが展開し、謝意忍具流の頭である才念(平野勲人)や、謎の勢力を率いる羅刹(根本正勝)、その部下・信羅(椎名鯛造)と大羅(白柏寿大)が登場。刀や苦無などそれぞれの武器を用いた激しい殺陣が繰り広げられるほか、本編終了後にはメインキャストによるレビューパートも。なおレビューでは、サイリウムの使用が可能となっている。
囲み取材には小澤、和田、植田、横井の4人が出席。自身が演じる役柄について問われた小澤は「音也衛門は最上級の優しさを持っていて、どんなときも笑顔を絶やさないような尊敬できるキャラクター。観に来てくださったお客さんに笑顔になって帰ってもらえるようにがんばります」と元気いっぱいに答え、和田は「真影は常にクールで任務を最優先に考えている人物です。彼が終盤に向けて成長していく姿をお届けできたら」と意気込みを語る。
続く植田は「翔ノ助は漢気にあふれていて、すごく仲間思い。自分が演じる意味をしっかり突き詰めて、自分なりの翔ノ助を演じたいと思います」と力強く答え、横井は「セシル丸はマイペースで物腰が柔らかいのですが、心のどこかに孤独を抱えていて。任務になるとスイッチが入る、そんなキャラクターです」と説明。また同じ謝意忍具流に所属する音也衛門との関係性については「家族みたいだよね」と評し、これを受けた小澤は「物心ついたころから忍の世界に身を置いていた音也衛門にとって、異国から来たセシル丸との出会いは外の世界を知るきっかけになったのではないかと。互いにとってなくてはならない存在だと思います」と横井に視線を送った。
一方、和田演じる真影は任務の遂行を第一に考えているキャラクター。早乙女流の2人について問われ、植田は「翔ノ助は自分の命に代えても仲間を守るということを信条としているので、真影と翔ノ助は真逆かもしれません。わかり合いたいけどわかり合えない、そんな男のノスタルジーがお芝居で表現できたらいいなと思います」と抱負を述べ、「Gロッソという会場にあったエンタテインメント作品に仕上がりました。ポジティブに作品と向かい合ってきた気持ちが板(舞台)の上にしっかり乗っていると思いますので、これからお客様と一緒に育てていければ」と意欲を見せる。そして小澤が「精一杯がんばりますので、心の底から楽しんでいただければと思います」と挨拶したのち、最後に4人は「劇場でお待ちしております!」と観客にメッセージを送った。
東京公演は6月25日まで。その後、6月29日から7月2日まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演。本公演のBlu-ray / DVDは11月30日に発売予定で、メインキャスト4人が出演する発売イベントは12月2日に開催される。
劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪「天下無敵の忍び道」
2017年6月22日(木)~25日(日)
東京都 東京ドームシティ シアターGロッソ
2017年6月29日(木)~7月2日(日)
兵庫県 新神戸オリエンタル劇場
原案:「うたの☆プリンスさまっ♪ 劇団シャイニング 天下無敵の忍び道」
脚本・演出:伊勢直弘
キャスト
音也衛門:小澤廉
真影:和田雅成
翔ノ助:植田圭輔
セシル丸:横井翔二郎
才念:平野勲人
羅刹:根本正勝
信羅:椎名鯛造
大羅:白柏寿大
ほか
(c)劇団シャイニング