『SUMMER SONIC 2017』登場の2000年代を彩る洋楽スター6選
SUMMER SONIC 2017
2000年に誕生した日本を代表する最大の都市型音楽フェスティバルとして他の追随を許さぬ規模とクオリティをキープする先駆者『SUMMER SONIC』(通称・サマソニ)。
8月19日(土)、20日(日)となる開催が2ヶ月後に迫ったサマソニは、日本のミュージシャンをはじめ、海外からも世界的に人気の高いアーティストが多く来日するのはご存じだろう。しかし、彼らはそう頻繁に来日してはくれないのだ。そこで今回は、今年見逃してはならない「サマソニに登場する2000年代を彩ってきた洋楽スター6選〜東京会場編〜」をご紹介しよう!
ブラック・アイド・ピーズ(BLACK EYED PEAS)
■1. 10年ぶりにヤツらが帰ってくる! 〜 ブラック・アイド・ピーズ(BLACK EYED PEAS)
出演日:8/19(土)マリン・ステージ
2007年のヘッドライナー出演から数え、10年ぶりにサマソニへ帰還するのはBEPこと、ブラック・アイド・ピーズだ。今年6月2日、ウィル・アイ・アム(will.i.am)がAhlan!誌の取材に対し、「彼女の代わりはいないけれど、今後も女性アーティストとは活動していく」という発言したことにより、ファーギーが脱退したことを明らかになったばかり。
近年のBEPは、2011年2月6日、NFL第45回スーパーボウルのハーフタイムショーに出演し圧巻のパフォーマンスを魅せるもその年の11月に無期限の活動休止を発表。2015年1月、2015年に結成20周年を迎えることを記念して再結成したが、活動再開後の活動にファーギーの姿はなく、写真にもファーギーなしの3人ショットでファンをヤキモキさせていたが、ついにメンバー自身によって語られた事実にガックリしているファンも多いはずだが、ファーギー姉さんもソロで活躍中なので暖かく見守ろうではないか。
こうした経緯から、ウィル・アイ・アム(will.i.am)、アップル・デ・アップ(apl.de.ap)、タブー(Taboo)の3人組になったブラック・アイド・ピーズは、高校時代にウィルとアップルがダンス+ラップ・チームを結成したことに始まった。1992年にドクター・ドレー、アイス・キューブが在籍していた伝説のヒップホップ・グループN.W.A.のイージー・Eが経営するメジャー・レーベル"ルースレス"と契約。
2007年にはサマー・ソニックにてヘッドライナーを飾り、2009年に発表した5作目のアルバム『The E.N.D.』ではサウンド、ヴィジュアルの両面に時代の要素とも言えるエレクトロなテイストをふんだんに取り入れ、その1stシングル「Boom Boom Pow」はBEP史上初となるビルボード・チャート1位を記録、2ndシングル「I Gotta Feeling」も続けざまに1位となった。
瞬時にオーディエンスをパーティ・アニマル化させてしまえる傑作「Boom Boom Pow」と、イントロが印象的な美しく優しいメロディの「I Gotta Feeling」の2曲をご覧あれ。
▼The Black Eyed Peas - Boom Boom Pow
▼The Black Eyed Peas - I Gotta Feeling
また、今年5月に起きたイギリス・マンチェスターでのアリアナ・グランデ公演でのテロ襲撃事件後、アリアナがマンチェスターの地でチャリティコンサート開催したが、その開催発表時からタブーはいち早く反応し、ブラック・アイド・ピーズとして出演。2003年に発表した名曲「Where Is The Love?」をアリアナとコラボ共演した。
この映像からも、彼らがパーティ・アニマルなだけではないことを知っていただけるだろう。
▼Black Eyed Peas and Ariana Grande - Where Is The Love (One Love Manchester)
カサビアン(KASABIAN)
■2. イギリスの国民的ロック・バンドが登場!〜カサビアン(KASABIAN)
出演日:8/19(土)マウンテン・ステージ
▼Kasabian - Fire
カサビアン(KASABIAN)は、トム(Vo)、サージ(G/Vo)を中心にイギリス・レスターで結成された4人組のロック・バンド。これまでに5枚のスタジオ・アルバムを発表しており、2010年にはブリット・アウォーズのベスト・ブリティッシュ・バンドを受賞。
彼らの記念すべき初来日は2004年のサマーソニックだった。初登場にもかかわらず、前評判を聞きつけた多くのオーディエンスが押し寄せた結果、入場規制がかけられた。その後も飛ぶ鳥を落とす勢いで世界中を熱いステージで魅了し、2012年には母国の誇る世界最大級のフェスティバルであるレディング・リーズ、そして2014年にはグラストンベリー・フェスティバルのヘッドライナーを務めるなど、今や押しも押されぬ世界的ライブ・アクトへと変貌したカサビアンが、今夏、サマソニのマウンテン・ステージに登場する!
さらに今年は、彼らの崇拝するオアシスのリアム・ギャラガーと同じステージ「ソニックマニア2017」にもヘッドライナーとして出演する。どうしてもビッグ・サプライズ共演を期待してしまうところだが、何が起きるかは当日まで誰にもわからない!
フェニックス(PHOENIX)
■3. ヴェルサイユの幼なじみ4人が結成したロック・バンド 〜フェニックス(PHOENIX)
出演日:8/19(土)マウンテン・ステージ
▼Phoenix - 1901
フランスが誇るベルサイユ出身の4人組。2000年にデビュー・アルバム『UNITED』を発表すると、ロックやソウルをエレクトロニクスと絶妙に融合させたポップ・サウンドが話題となり、エールやダフト・パンクと並び新世代パリ・シーンを代表するバンドとして、その名を世界的なものとする。(メンバーであったギ=マニュエルとトーマ・バンガルテルは、その後ダフト・パンクを結成)
2006年にはトーマス・マーズの妻でもある映画監督ソフィア・コッポラが手がけた映画「Marie-Antoinette」にバンドとして出演、2009年には4作目のアルバム『Wolfgang Amadeus Phoenix』を自らのレーベルLoyauteより初リリース。この作品が第52回グラミー賞にて「最優秀オルタナティヴ・ロック・アルバム」を受賞すると、1991年の同賞設立以来、フレンチ・アーティストによる初受賞ということで大きな話題を呼んだ。
そんな彼らとサマソニの関係は、2006年の初出演以降、2007年、2009年(メンバーの体調不良により大阪公演はキャンセル)、2014年とコンスタントに出演している、言わば常連組。今年のステージではどんな景色を魅せてくれるのか、期待大!
ケシャ(Ke$ha)
■4. 2000年代を代表するポップ界の歌姫 〜ケシャ(Ke$ha)
出演日:8/20(日)マウンテン・ステージ
▼Ke$ha - TiK ToK
アメリカ合衆国のポップ歌手、ソングライターのケシャ。本名は、ケシャ・ローズ・セバート(Kesha Rose Sebert)、1987年生まれの30歳。
バック・ボーカルや作曲家として他の音楽家へ楽曲を提供するなど、精力的に音楽活動をしてきた彼女に転機が訪れたのは2009年。その年リリースしたデビュー・シングル「ティック・トック」は複数の国の音楽チャートで1位を記録し、2000年代を代表するポップ界の歌姫が誕生した。
ケシャのユニークなスタイルは、「ガーベイジシック」と称した乱れた髪と、汚れた化粧や衣装からなり、キース・リチャーズをファッションインスピレーションとして挙げ、右目の劇的な化粧は、映画『時計じかけのオレンジ』に影響を受けているとのこと。そして動物愛護思想からフェイクファーしか身に着けない、ベジタリアンでもある。
彼女の人生経験に基づいた歌詞を綴り、ベック、クイーン、ビースティ・ボーイズ、マドンナ、ジョニー・キャッシュ、ダムド、アーロン・ネヴィルらの影響を受ける彼女の音楽には、ダンス・ポップとラップが交わった楽曲が多い。
2012年のサマソニ出演以来、5年ぶりとなるKe$haのポップさにみんなで踊らされよう!
サム・フォーティーワン(SUM41)
■5. カナダの生んだパンクス! 〜サム・フォーティーワン(SUM41)
出演日:8/20(日)ソニック・ステージ
▼Sum 41 - Goddamn I'm Dead Again
サム・フォーティーワン(Sum 41)は、アメリカ・カナダの世界的パンクバンドで、日本をはじめ各国で絶大な人気を得ている。一風変わったバンド名は、夏休みの41日目にメンバーが行ったワープド・ツアーで感銘を受け、この日から活動を開始したことに由来する。
2012年の第54回グラミー賞では、5作目のアルバム『Screaming Bloody Murder』収録曲の「Blood In My Eyes」が、最優秀ハードロック・パフォーマンス賞にノミネートされるなど、楽曲面、パフォーマンス面でも評価が高い。
2003年5月には、DAMONE、10FEET、POTSHOT、175R、LONG SHOT PARTY、CHANGE UPらを各地に迎えて「SUM 41 FESTIVAL」と題した全国ツアーを日本で敢行したこともあり、サマソニには同年2003年に初出演後、2004年、2010年に出演している。
Sum 41の話では、どうしてもアヴリル・ラヴィーンとの結婚、離婚話が出てきてしまい気の毒になるほどだが、ボーカルのデリックはイギー・ポップ、ガンズ・アンド・ローゼズのダフ・マッケイガンやマット・ソーラム、トミー・リーらロック界の大先輩たちから助言を受け、アルコール依存症に対峙し克服、さらに新たなパートナー、アリアナ・クーパーと結婚し、昨年のPUNKSPRING 2016では完全復活のステージを魅せた彼ら。7年ぶりの出演となるサマソニでの暴れっぷりに期待しよう!
グッド・シャーロット (Good Charlotte)
■6. 親日家のパンク・バンド、帰還! 〜グッド・シャーロット (Good Charlotte)
出演日:8/20(日)ソニック・ステージ
▼Good Charlotte - Keep Swingin' ft. Kellin Quinn
公開されたばかりの新たなMVを見たファンの書き込みは「グッド・シャーロットが帰ってきた〜!!!」だ。
1996年にアメリカ合衆国メリーランド州で結成された5人組のパンク・ロック・バンドで、日本では「グッシャー」という愛称でお馴染みのグッド・シャーロット。親日家として知られ、楽曲でも日本語が用いられたものが複数あるのも特徴のひとつだ。
2000年に1作目のアルバム『グッド・シャーロット』でメジャーデビューし、2002年に発売された2作目のアルバム『ヤング・アンド・ホープレス』収録の「Lifestyle Of The Rich & Famous」と「The Anthem」が大ヒット。アルバムの全世界トータルセールスは500万枚を超えた。近年では、2015年に4年ぶりとなる再始動を発表、昨年はバンド結成20周年を迎え、新譜をリリースするなど精力的に活動している。
2005年のソニックマニアでは当初トリを務める予定だったBECKに代わってトリを務めた彼ら。今夏、久しぶりにサマソニを揺らしに帰ってくる!
文=早乙女‘dorami’ゆうこ
2017年8月19日(土) / 20日(日)
会場 ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
開場/開演 開場AM 9:00 / 開演AM 11:00
◆前売り1日券 ¥16,500(税込|ブロック指定)
◆前売り2日券 ¥30,500(税込|ブロック指定)
◆プラチナ ¥30,000(税込|ブロック指定)
※サマソニ1日券+プラチナ特典
※枚数限定
プラチナ特典:専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク、会場間専用シャトルバス
SUMMER SONIC 2017 大阪公演
2017年8月19日(土) / 20日(日)
会場 舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
開場/開演 開場AM10:00 / 開演AM 11:00
◆前売り1日券 ¥14,000(税込)
◆前売り2日券 ¥25,500(税込)
◆プラチナ ¥25,000(税込)
※サマソニ1日券+プラチナ特典
※枚数限定
プラチナ特典:専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク
※シャトルバス、駐車券詳細は後日発表。
日程:2017年8月18日(金)
会場:幕張メッセ
開場 8:00PM / 開演 10:00PM
◆前売り11,500円(税込)別途 1 ドリンク代500円
◆プラチナ20,000円(ソニックマニア入場券+プラチナ特典)※枚数限定
プラチナ特典:専用ヴューイングエリア、専用ラウンジ、専用クローク、グッズ売り場ファストレーン、ウェルカムドリンク