仙台の夜空を彩る「仙台七夕花火祭」 天の川を明るく照らす夏の風物詩を見に行こう
「仙台七夕まつり」の時期にあわせて開催される「仙台七夕花火祭」。明るい豊かな仙台を創造するために仙台青年会議所が開始し、今年で48回目を迎える。仙台の魅力とあわせ、実行委員会の福重さんにお話を伺った。
ーー仙台七夕花火祭を開催することになったきっかけはなんでしょうか。
1970年に仙台青年会議所が「仙台七夕まつり」の前夜祭として「ぼくとわたしのお祭り広場」を企画し、市民待望の花火を打ち上げたことがきっかけです。市民自らが仙台の歴史と文化に深い理解を持ち、新しい仙台を創造する意欲を持たなければならないという意義のもと、明るい豊かな仙台のまちの創造をめざす事業の一環でスタートしました。その後は現在に至るまで、仙台七夕花火祭として継続されており、今年で48回目を迎えます。今年のテーマは「以心伝心〜心通うやさしい強さ溢れる仙台(まち)へ〜」。特徴は、何といっても都市の中心部でありながら大規模な花火大会が行われるところ。ぜひ近くから花火を楽しんでいただきたいと思います。
ーー当大会ならではの特徴や、今年の目玉を教えてください。
天の川を明るく照らす花火は、都市部で見られる花火大会としてはトップクラスの規模で行われます。また西公園では「平成版 ぼくとわたしのお祭り広場」を開催いたします。協力団体に力添えをいただき、昔ながらの遊びやものづくりを体験できるブースや子どもたちに喜んでもらえるようなブースを設ける予定です。ぜひたくさんの家族連れの皆様に足を運んでいただき、花火祭だけでなく、昼の部のお祭りも楽しんでいただきたいと考えています。
ーー他にもおすすめする部分がありましたら教えてください。
今年度の点火式イベントとして、仙台在住のシンガーソングライターである伊東洋平氏と高校生の合唱による、カウントダウンライブを行います。仙台七夕花火祭に基づいたオリジナル曲を披露いたしますので、お楽しみに。
ーー今年特に力を入れているところはなんでしょうか。
事故のない安全・安心・クリーンな花火祭りを開催するために力を入れています。仙台(まち)を思いやる「やさしい」心と、未来へ継承する「強さ」を実現するという願いを約1万6000発の花火で表現しています。
ーー実行委員を担当されて、思い出に残っているエピソードがありましたらお知らせください。
毎年楽しみにしていますという声を聞くと、継続して続けていかなければいけないと思いますよね。仙台市の事業としても一番規模の大きな事業ですので、それに関わることができて光栄です。多くの方にご協力をいただき、花火大会が開催できているのだと毎年感じております。
ーー県外から訪れるお客様のために、その土地の魅力や観光スポットを案内いただけますでしょうか。
日本三景のひとつである宮城県の松島。実は仙台市内からも電車で約30分、車でも約40分と日帰りに最適な距離なので、仙台七夕花火祭とあわせて訪れてはいかがでしょうか。他にも仙台城跡、瑞鳳殿、大崎八幡宮などの観光スポットも豊富です。
続いて「食」。仙台といえば、牛タンです。牛タン焼き専門店の発祥地と言われている「旨味太助」は創業から60年以上経っておりますが、現在でも行列ができ、並ぶ人が後を絶ちません。地元の方々を中心にいつでも賑わっている印象です。
他にもひとめぼれ、ササニシキなどの米どころでもあり、山あいに行けば広い土地を利用した農場や牧場もたくさんあるため、畜産・農業も盛ん。仙台牛や蔵王クリームチーズなんかが有名ですね。ずんだ餅、笹かまぼこ、仙台駄菓子なども宮城を代表するグルメです。仙台にお越しの際は豊富な食材もぜひ味わってください。
インタビュー・文=ふくだゆみ
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