3年半ぶりの再演で前作と同じメインキャスト、花總まり・平野綾・山崎育三郎・加藤和樹が集結! ミュージカル『レディ・ベス』製作発表会
(左から)加藤和樹、平野綾、花總まり、山崎育三郎
2017年10月から12月、東京・帝国劇場と大阪・梅田芸術劇場メインホールにてミュージカル『レディ・ベス』が上演される。7月6日(木)に取材会が行われ、花總まり、平野綾、山崎育三郎、加藤和樹が出席した。
約45年もの長きにわたって英国女王として国に繁栄をもたらしたエリザベス1世の波乱の人生を描いた作品。2014年に日本で世界初演を迎え大きな話題となった本作が今回3年半ぶりの再演となり、メインキャストが再集結する。
舞台は16世紀のイギリス。ベス(花總/平野 Wキャスト)は国王ヘンリー8世の娘にも関わらず、母が反逆罪の汚名を着せられ処刑されたことにより、田舎町で暮らすことになる。そんな田舎町でベスは吟遊詩人のロビン(山崎/加藤Wキャスト)に恋心を抱く。しかし、ベスの姉であり現国王のメアリーから反逆を企てているとの疑いをかけられてしまい、ベスの側近から陥れられ、ついにはロビンとも引き裂かれてしまう。
3年半ぶりの再演に際し、出演者が胸の内を話してくれた。
花總まり
レディ・ベスを演じる花總は「演出を担当する小池修一郎先生からメールで“20歳以上も若返るのでアンチエイジング頑張ってください”と。なので、それが小池先生からの頑張れコールのポイントだったのかなと思っています」とのこと。
平野綾
Wキャストとして同じくレディ・ベスを演じる平野は「初演のときはいっぱいいっぱいで余裕がなくて。今回は当時よりも冷静に自分を見つめて演じることができるんじゃないかなと思います。とにかく落ち着いて役に対する理解を深めていきたいなと思います」と役について改めて見つめ直す模様。
山崎育三郎
ロビン・ブレイクを演じる山崎は「3年前と今では自分自身も変わっているので、今、自分が感じるロビンを作りたいなと思います。この間、小池先生から連絡がきて“ロビンは60年~70年代のフォークシンガーだからね”と。どういう意味かは今はまだわからないんですけど、フォークシンガー、男らしさ、そういうとこを出せたらいいなと思っていますね。あと、ターザンがあるかどうかすごく気になっています」と話してくれた。
加藤和樹
同じくロビン・ブレイクWキャストの加藤は「再演ということで、小池先生にもよると思うのですが、自分から何か新しいことしようという気持ちはあまりないですね。やっていくうちに新しいものになっていくと思います。作品を作りあげていくうえで、みなさんとディスカッションをしながらいろいろなトライをしていきたいなと思います」と心境を語った。
ミュージカル『レディ・ベス』は東京・帝国劇場にて10月8日(日)~11月18日(土)まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて11月28日(火)~12月10日(日)まで上演される。
取材・文・撮影:瀧澤 唯
■音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
■演出/訳詞/修辞:小池修一郎
■出演:
レディ・ベス:花總まり/平野綾(Wキャスト)
ロビン・ブレイク:山崎育三郎/加藤和樹(Wキャスト)
メアリー・チューダー:未来優希/吉沢梨絵(Wキャスト)
フェリペ:平方元基/古川雄大(Wキャスト)
アン・ブーリン:和音美桜
シモン・ルナール:吉野圭吾
ガーディナー:石川禅
キャット・アシュリー:涼風真世
ロジャー・アスカム:山口祐一郎
ほか
2017年10月08日(火)~11月18日(日)帝国劇場
2017年11月28日(火)~12月10日(日)梅田芸術劇場メインホール