証明写真機内で自身を撮影 仏在住サンドリヨン・ベランジェの日本初個展
©︎Cendrillon Belanger
サンドリヨン・ベランジェの個展『ブロンド・ヴィーナス』が、7月7日から東京・新宿のKEN NAKAHASHIで開催される。
1972年にカナダ・モントリオールに生まれたサンドリヨン・ベランジェは、1990年にフランス・パリに移住し、パリ国立高等美術学校で彫刻とメディアアートを学んだ作家。写真、映像、パフォーマンスなどの形態で、ヌードや自己像を題材にした作品を多く発表している。
同展はベランジェにとって初となる日本での個展。展示作品には、1994年からパリ地下鉄の証明写真ブースを用いて制作されているヌード写真シリーズ『フォトマトン』や、19世紀の芸術家がモデルや売春婦と出会ったとされる場所に自らの姿を置く映像作品『Hotel Rotary』、今年に制作された、暗い森を歩く自身を映す映像作品『Dark Venus』などが並ぶ。共同キュレーションをステファン・サラザンが手掛けている。