人間国宝・五代目坂東玉三郎が越路吹雪を歌う 22年ぶりのアルバムとコンサートを発表
五代目 坂東玉三郎
五代目坂東玉三郎が、芸能生活60年という節目の2017年に、敬愛する越路吹雪さんの三十七回忌を期して、歌手としては 22年ぶり2作目となるアルバム『邂逅 ~越路吹雪を歌う』の発売を決定した。あわせて発売を記念したコンサートの開催も発表となった。
人間国宝、紫綬褒章受章などの数々の受章ばかりでなく、フランスの最高勲章であるレジオン・ドヌール勲章の受章など、世界的にも賞賛を受ける、歌舞伎界が誇る当代一の女形、五代目坂東玉三郎。映画監督、舞台演出家など、さまざまな芸術的分野において傑出した才能を示し多方面において、長年幅広く活躍している。
その歌い手としての実力も広く知られるところではあるが、2017年3月29日、敬愛してやまない越路吹雪さんの三十七回忌追悼特別公演に出演し、越路さんの晩年の代表作でもあった、アズナヴールの名作「妻へ」を歌唱したことで、あらためてシャンソニエとしての評価を高めるところとなり、このたび、シンガー・玉三郎の根幹を表現した作品『邂逅 ~越路吹雪を歌う』を発表することになった。
アルバムはすべて越路さんの歌唱で知られる、主にシャンソンの名曲14曲を、越路さんの最大のファンを自称する玉三郎が魂をこめて歌った作品となっている。そこには、「越路吹雪」という史上最高のエンターテイナーの功績を歌い継いでいかなければいけないという、玉三郎ならではの強い想いもこめられている。選曲も徹底してこだわっており、いわゆる大ヒット曲は少なく、隠れた名曲ともいえる曲を、少しでも多くの人に伝えていきたいということで多く選んでいるそうだ。発売日も、越路さんの命日である11月7日に合わせた設定となった。
今年2017年は、坂東喜の字としての初舞台(1957年)から、奇しくも60周年。また、歌手としてのCDリリースは、1995年以来、22年ぶり、2作品目であり、玉三郎自身にとっても、今作は初の本格的なシャンソン・アルバムとなる。このリリースを記念して、越路吹雪さんのゆかりの地でもある銀座・ヤマハホールでの2日間にわたるコンサートも決定した。
アルバムのリリースとコンサートの発表に際して、坂東よりコメントが寄せられた。
敬愛する越路吹雪さんの素晴しい歌を、将来の人達にも歌いつづけてもらうために、今回、三十七回忌を期に、久しぶりのレコーディングに臨みました。ステージでも皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
2017年11月8日(水)発売
CDアルバム(全14曲収録)
・通常盤(CD):3,000円(税抜)、3,240円(税込) 品番:UICZ-4410
予約はこちら⇒ http://store.universal-music.co.jp/product/uicz4410/ (8/11 AM10時より有効)
・初回限定盤(CD+DVD):5,000円(税抜)、5,400円(税込) 品番:UICZ-9098
予約はこちら⇒ http://store.universal-music.co.jp/product/uicz9098/ (8/11 AM10時より有効)
【CD収録内容*曲順未定 ( )内はオリジナル・アーティスト】
・ジュテムレ (フランシス・カブレル)
・急流 (グロリア・ラッソ)
・枯葉 (イヴ・モンタン)
・アマリア (越路吹雪)
・ボラ・ボラ・アイランド (越路吹雪)
・ひとりぼっちの愛の泉 (越路吹雪)
・人の気も知らないで (ダミア)
・妻へ (シャルル・アズナヴール)
・離婚 (ミッシェル・デルペッシュ)
・18歳の彼 (ダリダ)
・群衆 (エディット・ピアフ)
・アコーディオン弾き (エディット・ピアフ)
・最後のワルツ (エディット・ピアフ)
・ユーヌ・シャンソン (シャルル・デュモン)
プロデュース、監修:高橋まさひと 全編曲:三枝伸太郎
協力:岩谷時子音楽文化振興財団、内藤音楽事務所
【初回限定盤付属DVD 収録内容予定】
・レコーディング・ドキュメント(VICTOR STUDIOにて撮影)
・『越路吹雪37回忌特別追悼公演・越路吹雪に捧ぐ』(2017年3月29日@日生劇場)での歌唱より「妻へ」収録
日時:11月8日(水)18時30分開演 11月9日(木)14時00分開演
場所:銀座ヤマハホール(東京都中央区銀座7-9-14)
演奏:坂東玉三郎とその楽団
料金:9,500円(全席指定)
一般発売:9月16日(土)
坂東玉三郎 公式サイト: https://www.tamasaburo-bando.com/