野口里佳が新拠点・沖縄で水中撮影、新作個展『海底』 モノクロ作品集も

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2017.9.2
 野口里佳『海底』2017年 Cプリント ©Noguchi Rika / Courtesy of Taka Ishii Gallery

野口里佳『海底』2017年 Cプリント ©Noguchi Rika / Courtesy of Taka Ishii Gallery

野口里佳の個展『海底』が、9月9日から東京・六本木のタカ・イシイギャラリー東京で開催される。

野口里佳は1971年に生まれた写真家。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、『想像の記録』で『第5回ひとつぼ展』、『潜る人』で1996年の『写真新世紀』のグランプリをそれぞれ受賞した。12年にわたってドイツ・ベルリンで滞在したのち、現在は沖縄を拠点にしながら国内外で作品を発表している。

同展では、沖縄の海で撮影された新作10点以上を展示。展覧会タイトルにもなっている新作『海底』は、『潜る人』『星の色』といった、水中を写したこれまでの作品に連なるもので、太陽の光が届かない海底でライトを照らしながら活動するダイバーの姿を捉えた内容だ。

なお9月15日には野口里佳の写真集『創造の記録』が刊行。初期の作品『城を』『座標感覚』『創造の記録』に未発表の写真2点を加えて収録する。同書は野口にとって初となる全編モノクロの写真集となる。

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