ギレルモ・デル・トロ監督、異種間の“愛”を描いた新作『The Shape of Water』(原題)が第74回ベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝く
(C)2017 Twentieth Century Fox
月9日(土)(イタリア現地時間/日本時間10日)、第74回ベネチア国際映画祭・コンペティション部門の授賞式がイタリアで行われ、ギレルモ・デル・トロ監督の『The Shape of Water』(原題)が最高賞にあたる金獅子賞を受賞した。
『The Shape of Water』は、1962年のアメリカ・ソビエト冷戦時代を舞台に、政府の極秘研究所に勤める発話障害の清掃員・イライザが不思議な生物との交流し、言葉を超えた“愛”を育んでいく姿を描く。『パンズ・ラビリンス』、『パシフィック・リム』などで知られるギレルモ・デル・トロ監督によるファンタジー・ロマンス映画だ。
海外版予告
同作で孤独ながら慈愛に満ちた女性・イライザを演じたのは、『ブルージャスミン』のサリー・ホーキンス。彼女を支える優しい隣人を『扉をたたく人』のリチャード・ジェンキンスが、イライザと恋に落ちる生き物を『パンズ・ラビリンス』のぺイルマン役や『ヘルボーイ』シリーズのエイブ役などでデル・トロ監督とタッグを組んできたダグ・ジョーンズが演じる。また、冷徹な政府の調査官役で、『テイク・シェルター』のマイケル・シャノン、イライザの頼もしい同僚役で『ドリーム』のオクタヴィア・スペンサーがキャスティングされている。
『The Shape Of Water』は2018年、日本公開。
『The Shape Of Water』(原題)
監督・脚本・プロデューサー:ギレルモ・デル・トロ(『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』)
出演:サリー・ホーキンス(『ブルージャスミン』)、マイケル・シャノン(『テイク・シェルター』)、リチャード・ジェンキンス(『扉をたたく人』)、ダグ・ジョーンズ(『パンズ・ラビリンス』)、マイケル・スツールバーグ(『シリアスマン』)、オクタヴィア・スペンサー(『ドリーム』)
原題:The Shape of Water
配給:20世紀フォックス映画
【あらすじ】
1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか。
(C)2017 Twentieth Century Fox