「だまし絵」で知られるエッシャーの大規模展『ミラクル エッシャー展』が2018年に開催
『生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクル エッシャー展』が、2018年6月6日(水)~7月29日(日)まで、上野の森美術館にて開催される。
マウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898-1972)は、独特の構図で世界中の人々を魅了し続けてきた20世紀を代表する奇想の版画家。実際にありそうで現実にはない風景を描いた《滝(1961)》や、ぐるぐると歩いているかのようでつながっていない《相対性(1953)》など、“トロンプ・ルイユ(だまし絵)”と呼ばれる技法で、社会的なブームを巻き起こした。
《滝 Waterfall.1961》 Copyright Credit: All M.C. Escher works
《出会い Encounter.1944》 Copyright Credit: All M.C. Escher works
《発展Ⅱ DevelopmentⅡ.1939》
本展はエッシャーの生誕120年を記念して開催されるもの。東京では12年ぶりに開催される大規模展となる。会場は、エッシャーの代表的な作品に加え、初期に制作された作品、さらにその版画制作に使用された板や直筆のドローイングが加わった約150点で構成される。出展作品は世界最大級のエッシャー・コレクションを誇るイスラエル博物館が所蔵する貴重なコレクションで、日本初公開となる。
また会場では、映像技術を使った参加型デジタルコンテンツでエッシャーの不思議な世界を体感できる、特別空間も用意される。さらに、エッシャーの代表的な構図の原点ともいえる「メタモルフォーゼ」シリーズから、幅4mにもおよぶ「メタモルフォーゼⅡ」が初公開となる。
《メタモルフォーゼⅡ Metamorphosisll.1939-40》 (部分)
《椅子に座っている自画像 Self-Portrait in a Chair.1920》
Copyright Credit: All M.C. Escher works © the M.C. Escher Company B.V. - Baarn -the Netherlands. Used by permission. All rights reserved. www.mcescher.com
イベント情報
ミラクル エッシャー展
会 場:上野の森美術館(東京都台東区上野公園1-2)
主 催:イスラエル博物館、産経新聞社、フジテレビジョン、上野の森美術館
協 力:Blue Dragon Art Company
オフィシャルHP:http://www.escher.jp/
巡 回 先:その後、大阪・福岡ほか巡回予定