『風街ガーデンであひませう 2017』初日は大盛況 秦基博、南佳孝、上白石萌音らが松本隆の世界を表現
南佳孝
10月6日(金)から8日(日)まで3日間に渡って開催される、『風街ガーデンであひませう 2017』の初日が大盛況のうちに終了した。
この日は、上白石萌音、さかいゆう、冨田ラボ・冨田恵一、中島 愛、秦 基博、吉澤嘉代子といった実力派の6名と、風街レジェンドゲストとして南 佳孝が登場。鈴木正人が音楽監督を務める「風街ガーデンばんど」とともに格別の秋夜を彩った。
秦基博
さかいゆう
冨田ラボ
冒頭から吉澤嘉代子の「さらばシベリア鉄道」、中島 愛の「瞳はダイアモンド」など名曲を次々と蘇らせ、松本作品の世界観を充満させていく。続く上白石萌音も「Woman“Wの悲劇”より」を持ち前の表現力で魅了した。さかいゆう・秦 基博・冨田恵一による「タイム・トラベル」では、原田真二によるピアノ感覚まで、時代の枠から抜けた見事な仕上がりに、ギャラリーも驚きを隠せない様子であった。
吉澤嘉代子
中島愛
上白石萌音
ラストには松本作品における“ダンディズム”の象徴、南 佳孝が登場。「スタンダード・ナンバー」など代名詞ともいえる名曲を次々に披露した。ラストはもちろん「スローなブギにしてくれ(I want you)」。初日を華麗なるフィナーレで締めくくった。
本日10月7日(土)の公演では、松本 隆が全作詞を担当した「デラシネ déraciné」を9月27日にリリースしたばかりのクミコが登場。また ハナレグミ、藤井 隆、堀込泰行など個性の光るアーティスト勢が松本作品の深い魅力を引き出すだろう。この日のレジェンドゲストには、斉藤由貴を迎える。
最終日となる10月8日(日)には、森高千里や安藤裕子などのポップス勢の他に、ROLLYや田島貴男、OKAMOTO’Sらも集結。松本作品の 原点とも言える“ロック性”を掘り下げてくれそうだ。レジェンドゲストは太田裕美。8日まで開かれる「風街」に是非足を運んで欲しい。
上白石萌音