60年ぶりの“悲劇” W杯欧州予選プレーオフでイタリアが敗退
イタリアが予選で敗退したのは1958年スウェーデン大会以来
W杯を制覇すること4度、欧州を代表する強豪国イタリアが、2018年ロシアW杯の欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗退した。イタリアがW杯本戦出場を逃したのは、1958年のスウェーデン大会以来のこととなる。
イタリアは欧州予選グループリーグで2位となり、スウェーデンとのプレーオフに回っていた。11月10日(現地時間)にスウェーデンホームで行われた第1レグは、後半16分にヨハンソンのゴールでスウェーデンが先制。そのままこの1点を守り切り、1-0でスウェーデンが勝利した。
そして13日(現地時間)にイタリアホームで行われた第2レグ。観衆の大声援を受け、猛攻を仕掛けたイタリアだが、人数をかけて守りを堅くするスウェーデンゴールをこじ開けることができない。ラストチャンスのコーナーキックがスウェーデンのディフェンス陣にはじき返された瞬間にタイムアップの笛が鳴らされ、2戦合計1-0でイタリアの予選敗退、スウェーデンの3大会ぶりの本戦出場が決まった。
勝利が必須だったイタリアはシュート27本、ボール支配率76%を占めるも1点が遠かった。この敗退によって、長くアズーリ(イタリア代表)のゴールマウスを守っていたGKジャンルイジ・ブッフォンが代表引退を表明。ダニエレ・デ・ロッシら2006年ドイツ大会での優勝経験者もそろって代表から退くと明かした。