ステージに復帰したSuperfly、オーケストラ演奏と花に彩られ10周年ライブ
「Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"」東京・東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル公演の様子。(撮影:石井亜希)
Superflyがデビュー10周年記念ライブ「Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"」を11月15日に東京・東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアルで開催。約1500人の観客を前にパフォーマンスを行った。
のどの不調のため2016年夏以降ライブを控えていたSuperflyにとって、約1年8カ月ぶりのワンマンライブとなったこの公演は、Superflyの楽曲をオーケストラアレンジして演奏するという内容。4月にリリースされたベストアルバム「Superfly 10th Anniversary Greatest Hits『LOVE, PEACE & FIRE』」のテーマをもとに“LOVE”“PEACE”“FIRE”の3部構成のセットリストでライブが行われた。
会場が暗転し、客席から大きな歓声が飛び交う中、スクリーンに映像が流れ、Superflyの新しいビジュアルが公開された。そこに写っていたのは、Superflyのトレードマークとも言えるロングヘアをバッサリとカットしたベリーショートの越智志帆の姿。そして本人がステージに登場し、サウンドプロデューサー・蔦谷好位置によるピアノソロ演奏と共に第1幕“LOVE”が開幕した。ここでは色とりどりの花に囲まれた越智が、つぼみのような緑色の衣装を身にまとい、代表曲「愛をこめて花束を」を歌唱。MCでは「皆さま10周年記念ライブ楽しんでいますでしょうか? 1日1回きりのこのライブに感謝の気持ちを集約してお届けしたいと思います!」と元気よく挨拶し、“LOVE”パート最後の曲「輝く月のように」までテンポよく駆け抜けた。
第2幕“PEACE”では管弦楽器奏者がいるところまで花で飾られ、越智も全体に花が描かれた衣装にチェンジ。彼女はまず「You & Me」を弾き語りし、映像を効果的に使用した演出に彩られながら「あぁ」「Wildflower」「Good-bye」「Beautiful」を熱唱した。ラストの第3幕“FIRE”ではさらに2階席からも花の束が垂れ下がり、舞台全体が花に包まれているかのような状態に。越智は金色が印象的な衣装に身を包み、「みんなで盛り上がりましょう!」と会場を煽る。そして彼女がテレビ朝日系ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の主題歌「Force」を歌うと、会場はこの日一番の盛り上がりに。その勢いのまま「Alright!!」に突入し、彼女は26人のミュージシャンによる演奏をバックに力強いボーカルを響かせた。その後、越智は「Superflyで初めてメドレーやります! 盛り上がっていきしょう!!」と叫び、割れんばかりの歓声の中で「タマシイレボリューション」「恋する瞳は美しい」「Bi-Li-Li Emotion」「Free Planet」の4曲をメドレーで披露。「愛をからだに吹き込んで」でライブ本編を締めくくった。
アンコールで越智は今回のライブのタイトルにもなっている新曲「Bloom」を初披露。「このライブが決まったときにみんなに聴いてもらいたいなと思い新曲を持ってまいりました。愛の歌なんですけどみんなの感謝の気持ちも込めて書きました」と、この新曲に対する思いを語った。そして最後に、この日の1曲目として披露した「愛をこめて花束を」をオーディエンスと一緒に再び歌唱。2時間超のライブは終幕した。
「Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"」2017年11月15日 東京オペラシティコンサートホール:タケミツメモリアル セットリスト
LOVE
01. 愛をこめて花束を
02. やさしい気持ちで
03. 春のまぼろし
04. 愛に抱かれて
05. 輝く月のように
PEACE
06. You & Me
07. あぁ
08. Wildflower
09. Good-bye
10. Beautiful
FIRE
11. Force
12. Alright!!
13. メドレー(タマシイレボリューション~恋する瞳は美しい~Bi-Li-Li Emotion~Free Planet~タマシイレボリューション)
14. 愛をからだに吹き込んで
<アンコール>
15. Bloom
16. 愛をこめて花束を