吉沢亮が「死ぬほどモテた」中学時代のバレンタインに言及 二階堂ふみは「カカオから」派?映画『リバーズ・エッジ』大阪舞台挨拶
左から、吉沢亮、二階堂ふみ、行定勲監督
2月12日、映画『リバーズ・エッジ』の公開記念舞台挨拶が大阪・TOHOシネマズ梅田にて開催され、キャストの二階堂ふみ、吉沢亮、そしてメガホンをとった行定勲監督が登壇した。
『リバーズ・エッジ』は、1993年から1994年まで『CUTiE』(宝島社刊)で連載されていた岡崎京子原作の同名漫画。1990年代を舞台に、リアルなセックス描写を含む愛や暴力、都市に生きる若者たちの欲望、不安、焦燥感を果敢に描いたことで多くのファンを引き付けたことで知られている。劇中では、母子家庭に育った高校生の主人公・若草ハルナが、ゲイであることを理由にいじめられている同級生・山田一郎と出会い、ある秘密を共有することから物語が展開していく。初の実写映画化となる同作では、主人公の若草ハルナを二階堂ふみが、山田一郎を吉沢亮が、山田に好意を寄せる田島カンナを森川葵が、ハルナの彼氏で山田をいじめる観音﨑を上杉柊平が、モデルでありハルナを慕う後輩の吉川こずえをSMIREが、小山ルミを土居志央梨がそれぞれ演じる。
二階堂はイベントに春めいた白いノースリーブのワンーピースで、吉沢亮は細身なスーツで登壇。観客席には、感極まり号泣するファンの姿や、絶叫する女の子たちの姿も見られ、大盛り上がりのスタートを切った。
企画が立ち上がった当時はちょうど17歳だったという二階堂。6年の時を経て公開を迎えることについて、「いよいよ公開なんだなと。自分にとってとても特別な作品なので、沢山の方々に観て欲しい気持ちですが、少し寂しい様な色々感じるものがあります」と心情を吐露。このコメントを受け、吉沢は「青春の話ではありますが、どの世代にも必ず“刺さる”ものがある作品。最近の邦画には無い感じの特別な映画なので、たくさんの人に届いて欲しいなと思います!」とアピールした。また、行定監督は「1997 年に出版された、あまりに伝説的な作品につき、映画化するにあたって本当に覚悟しました。永遠に誰もが持っている気持ちを描いているので、今の若い子たちに観てもらいたいですし、観てくれた人に何か残れば良いな」と想いを語った。
この日は、2日後にバレンタインデーが迫っているということもあり、“バレンタインデーの思い出”が話題に。二階堂は「(バレンタインデーが)明後日だという事に今日気づきました」と笑いつつ、「高校生の時は本格的にチョコを作って好きな子にあげたりしていました。手作り派なので、カカオから採りに行きたい位でした(笑)。働きはじめてからは買うようになったんですけど(笑)」と学生時代の思い出を披露していた。
左から、吉沢亮、二階堂ふみ、行定勲監督
また、吉沢は「小学6年生の頃から“友チョコ”が流行り出して……なのでチョコを交換している女の子のところに自分から行って、“余ってるんだったらチョコ頂戴!”って10個くらい貰ってました(笑)」とエピソードを披露。すかさず行定監督は、「チョコ貰ってる奴はすぐこういう事言う!何言ってんだよな~(笑)。俺なんか“(女の子に)チョコ嫌いだから”って言い張ってましたよ!本当は甘いものもチョコも好きなんですけどね(笑)」とコメントし、会場は爆笑の渦に巻き込む。すると吉沢が「中学時代は死ぬ程モテましたけど、バレンタインデーに関しては何もないです!(チョコが)ないとは思いつつも、ソワソワして入ってないかな~って机の中とか探してました!!(笑)」と笑いながら明かし、会場を沸かせていた。
最後に二階堂は「伝えたい事はたくさんあるのですが……シンプルに作品を感じて頂けたらと思います!」と、大阪舞台挨拶を締めくくっている。
映画『リバーズ・エッジ』は、2月16日(金)より全国ロードショー。
映画『リバーズ・エッジ』
出演:二階堂ふみ 吉沢亮 上杉柊平 SUMIRE 土居志央梨 森川葵
監督:行定勲
脚本:瀬戸山 美咲
原作:岡崎京子「リバーズ・エッジ」(宝島社)
主題歌:『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』 小沢健二(ユニバーサル ミュージック)/作詞・作曲:小沢健二