脱獄の成功報酬は次期ボスの座! 大人気BLゲーム『ラッキードッグ1』の舞台版を写真付きでレポート
“BLゲームの金字塔”として根強い人気をほこる『ラッキードッグ1』の舞台が、2018年3月24日(土)に開幕。本公演に先駆け、ゲネプロとメインキャストによる囲み会見が行われた。
原作は、2009年にTennoujiからリリースされたPCアダルトBLゲーム。スピンオフ作品やアプリのリリースが続く中、待ちに待った新作も発表され、再び注目を集めている。いわゆる“アダルト”のシーンはどこまでやるの?と、舞台化発表と同時に大きな話題を呼んだ。どのルートの物語になるのかと共に、作品を知るファンは気になるところだろう。
ジャンカルロ役の堂本翔平を筆頭に、ジャンの属するマフィアCR:5の幹部であるベルナルド・オルトラーニ役を杉江優篤、ルキーノ・グレゴレッディ役を山内圭輔、ジュリオ・ディ・ボンドーネ役を輝海、イヴァン・フィオーレ役を佐藤慎亮が演じる。
「ハニー」、「ダーリン」と呼び合う仲のベルナルドとジャン。
豪快な男、ルキーノにも忘れられない過去が。
「女は海よ……」ジャンはイヴァンの仕事を見学する。
ジュリオの秘密、そして悩みとは。
バクシー・クリステンセン役を馬庭良介、デイヴィット・オーエン役を吉村和紘、ホーナス・オサリバン役を藤澤雄生が熱演。CR:5の前に立ちはだかる。
左からバクシー、デイヴィット、ホーナス。
監獄からの脱獄を目指す前半、そして本拠地の街に戻ってからジャンがカポになるために幹部たちとの絆を結びながら物語が進行する後半。大きく2部に分かれた話の構成は、まるでゲームをプレイしているようなワクワクを与えてくれる。この中で繰り広げられるオリジナルのセリフや、ゲームでは想像することしかできなかったジャンたちマフィアの銃撃戦など、舞台ならではの面白さも体感してほしい。
舞台『THE STAGE ラッキードッグ1 first luck』は24日~30日(金)、六行会ホールにて全10公演を予定している。
●ゲネプロ終了後の囲み会見
――ゲネプロの感想と、公演への意気込みをお願いします。
イヴァン・フィオーレ役 佐藤慎亮:スタッフとキャスト全員で作り上げてきた作品をやっとお見せできるのが本当に楽しみです。原作ファンの皆様の期待を裏切らないように全力でやりたいと思っております。
ルキーノ・グレゴレッディ役 山内圭輔:ここまでくるのに、すごく長い道のりだったなっていうのが率直な感想です。カンパニー一丸となって作り上げてきた作品なので、ゲネプロを無事に終え、今は一段落しています。ここからギアをあげて、幹部や幹部候補の皆様に素敵な『ラッキードッグ1』の世界観を伝えていけたらと思っています。
ジャン・カルロ役 堂本翔平:ゲネプロ終わりました! めちゃくちゃ楽しかったので、はやくお客さんに見せたいなって気持ちでワクワクしてます! 頑張ります。
ベルナルド・オルトラーニ役 杉江優篤:むちゃくちゃ緊張したんですが、やることはやってきたと思っているので、あとは本番でぶちかますだけだなと思ってます! ぜひ見てください、よろしくお願いします。
ジュリオ・ディ・ボンドーネ役 輝海:とても人気の原作作品の舞台化ということで。ゲネプロを終えたばかりですが、これからお客様の前で演じられるのは幸せです。『ラッキードッグ1』の舞台が初めて世に出るので、とても楽しみな気持ちで、高揚感であふれています。
バクシー・クリステンセン役 馬庭良介:とても興奮しています。来場してくれたお客様ひとりひとりが違う角度の興奮を覚えて帰っていただけるように、この興奮をみんなでドンと伝えていきたいと思っております!
――ここを一番見てほしいという見どころを教えてください。
佐藤慎亮:自分のキャラクターになってしまうんですが、イヴァンの素直じゃなくて可愛らしい一面が作品中にたくさんあるので、そこを見てほしいです。
山内圭輔:CR:5もGDもキャラクターの個性が強くて、そしてキャストも個性豊かな面々が揃っています。『ラッキードッグ1』の世界観をすごく凝縮しており、毎公演見に来てくださるお客さんもいると思うんですが、全通しても見切れないくらい細かい芝居やストーリーになっているので、そういうところを見てもらえたらいいかなと思います。
堂本翔平:(遠くを見つめながら)人間が弱ったときの美しさですね。そこを見ていただきたいです。
杉江優篤:CR:5としても見てほしいんですが、CR:5の個人のやりとり……例えばベルナルドとジャンだったり、ジャンに対しての誰かという関係性も見ていただけると。CR:5自体もいろんな付き合い方があり、5人の個性がまとまったのがCR:5だなというのがわかると思うので、それぞれの関係性や言葉の使い方などを見ていただけたらと思っております。
輝海:ジュリオはあまり台詞が多いタイプではないので、動きや表情そしてアクションが多いので、そういったところを見ていただけたらと思います。
馬庭良介:バクシーがこの洋服を選ぶのは必ず理由があったはずで、それを嘗めまわすように見てもらえたら、きっとバクシーも喜ぶと思います。じっくりと堪能して頂けたらと思います。
(隣にいた輝海が、バクシーの服をチラッとめくる。)
馬庭良介:嘗めまわさんといて~(笑)
取材・文・撮影=松本裕美
(C)WoGa (C)STAGE CR:5
■日程:2018年3月24日(土)~30日(金)
■会場:六行会ホール 全10公演
3月27日(火)13:00の追加公演販売中
http://eigekiticket.thebase.in/
■キャスト:
ジャン・カルロ役 堂本翔平
ベルナルド・オルトラーニ役 杉江優篤
ルキーノ・グレゴレッディ役 山内圭輔
ジュリオ・ディ・ボンドーネ役 輝海
イヴァン・フィオーレ役 佐藤慎亮
バクシー・クリステンセン役 馬庭良介
デイヴィット・オーエン役 吉村和紘
ホーナス・オサリバン役 藤澤雄生
アンサンブル 加来亮凪、橋本惠太、矢上竜誠、有泉森、清水弘樹
■スタッフ
脚本:喜多村太綱
演出:鄭光誠
音楽:印南俊太朗
■舞台公式HP http://luckydog.eigeki.jp/
■舞台公式ツイッター https://twitter.com/luckydog_stage
■ハッシュタグ #ラキステ