ミュージカル『RENT』(2017年)にミミ役で出演した青野紗穂がパワフルな歌声を響かせた夜
青野紗穂
ミュージカル女優としても活躍中の次世代シンガー・青野紗穂のワンマンライブ『The Color Live part.1 Yellow』が、4月27日(金)に横浜赤レンガ倉庫にあるモーション・ブルー・ヨコハマにて開催された。
ライブ前半では、切ないミディアムバラードであるルーカス・グラハムの「7years」や、自身の楽曲「Good bye my baby」を圧倒的な歌唱力で歌い上げていく。こぶしをきかせた力強い歌声と迫力満点のパフォーマンスで場内のボルテージがグッと上がったかと思えば、カミラ・カベロの名曲「Havana」をリズムにのせてセクシーに歌う姿にオーディエンスの視線は釘付け。二十歳の青野が見せる、大人の表情に場内もうっとりモードに入っていった。
青野紗穂
今回のライブで見せ場となったのがダンスのみのナンバー。5歳からダンスの経験があるものの、これまでのライブではあまり披露する機会がなかったという青野が、ラテン調の「The Greatest」をバックミュージックにそのダンスを見せてくれた。ダンスの他にも、高難度なラップに挑戦するなどライブだからこそできるパフォーマンスを全力で体現してくれる。
青野紗穂
ライブ後半では、人気J-POPのカバー曲を披露。テンポのよいナンバー、しっとり艶やかなナンバーなど、「青野紗穂」というアーティストのポテンシャルを充分に感じさせる。そして自身の楽曲でもあり、ライブでも定番の「once in a life time」では、オーディエンスのクラップに煽られながら見事な歌声を響かせてくれた。
青野は、平日にもかかわらず集まってくれた大勢のファンや、駆けつけてくれたミュージカル『RENT』の共演者に見守られながら、「今日来てくれた人たちとステキな時間を共有できたことが宝物です」と笑顔で語り、ラストは青野本人が幼少期から擦り切れるほど観たという大ヒット映画『ドリームガールズ』より「and I’m telling you」を披露。アンコールでは、これが私だ!と自分の生き様を歌で語るべくグレイテスト・ショーマンの「This is me」を歌い上げた。
オリジナルソングから国内外のアーティスト曲のカバーまで、様々な名曲をソウルフルに歌ってくれた青野の今後に期待したい。
青野紗穂