「絶対に見ておきたい花火」と言われる理由とは? 全国トップクラスの花火師が競い合う赤川花火
──花火大会が始まったきっかけとはなんでしょうか。
第一回目は28年前に遡ります。子供達に鶴岡の花火を見てもらいたい、多くの人々に感動を与えたい、という思いでスタートしました。現在では鶴岡市民だけでなく、県内外、全国からもお客様に足を運んでいただいています。
──赤川花火ならではの特徴はなんでしょう。
一つ目は、全国の花火師がその技と心意気を競い合う「全国デザイン花火競技大会」でもあるという点です。割物花火の部、デザイン花火の部(音楽との連動などが審査基準となる)の2部門に分かれ、日本の伝統的な花火の技術を披露。全国トップクラスの花火師がデザイン性やオリジナルの花火を競い合い、他では見られないような特徴ある花火が数多く鑑賞できる大会として人気です。二つ目は、全長2kmにも及ぶ会場の広さです。広さをいかしたダイナミックな花火は、観覧席からカメラに収めようとしても入りきらないほど。その見ごたえと質の高さは、お客様を感動の渦に巻き込みます。三つ目は、打ち上げ幅700mの特別プログラム。こちらは、磯谷煙火店、伊那火工堀内煙火店、北日本花火興業、紅屋青木煙火店、マルゴーという、全国有数のトップ花火師5社が巨大な花火を打ち上げます。こうした特徴もあって、テレビ等で「絶対に見ておきたい花火」と紹介される機会も多く、行ってみたい花火大会ランキングでも常に上位に選ばれています。2014年には「日本の花火100選」でベスト10入りしており、全国でも屈指の花火大会であることに我々も誇りを持っています。
──お話を伺っているだけでも、スケールの大きさが伝わってきます。
広大な景色に打ち上げられる花火は圧巻ですので、ぜひ一度お越しいただき、直に体感していただきたいです。花火のプログラムとしては、音楽と花火の融合・ミュージックスターマインが人気で、これを見るために足を運んでくださるお客様も多いほど。また、昨年までエンディングプログラムに含まれていた「希望の光」は、今年から単独プログラムとしてより一層の感動をお届します。
──今年のテーマ、およびその理由をお聞かせください。
テーマは「誇り こころゆさぶる感動花火」です。地域の活性化、地域活動にも繋がる、市民が誇りに思う大会になってほしいという思いから決定しました。これまで諸先輩方が積み上げてきた赤川花火大会が市民の誇りとなる大会になり、来場いただいた皆様にとって、一瞬が一生の思い出になる赤川花火大会でありたいと思っています。
──公式キャラクターも素敵です。
赤川はなぶうは20回記念の2010年に公式キャラクターとして誕生し、それ以来赤川花火のマスコットとして愛されています。現在では、うちわやマフラータオルなど、オフィシャルグッズも販売しています。
──近年は花火大会の有料観覧席がとても人気です。赤川花火でも観覧者を優先した会場作りを心がけているとか。
スタッフ一同、より良い環境作りに毎年励んでおり、今年は会場レイアウトを大幅に変更することにいたしました。これまでは無料観覧席と有料観覧席は観覧席エリアで区別していましたが、今年は観覧席に至る通路をそれぞれ区分けし、有料観覧席はより特別感を持たせています。もちろん、通路を確保するという意味で、お客様の安全をより考慮しました。ありがたいことに有料観覧席はとても人気があり、テーブル席、カップル席などは続々と完売になってきています。検討をされている方がいらっしゃいましたら、ぜひお早めにご購入いただくことをお勧めいたします。初めての方はF席(マス席・定員4名)がお手ごろです。来た人しか味わえない感動がありますので、是非鶴岡までお越しください。音楽と花火が織りなす感動日本一の花火を、皆様にお届けします。
F席イメージ