細田守監督×超特急が、『未来のミライ展』の見どころを熱く語る! 超特急メンバーの推しヒロインは……?
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細田守監督と超特急メンバー
2018年7月25日(水)~9月17日(月・祝)まで、東京ドームシティ 「GalleryAaMo(ギャラリー アーモ)」にて、『未来のミライ展 時を越える細田守の世界』が開催される。本日、7月24日(火)には本展の開会式が行われ、細田守監督と、オフィシャルサポーターを務める超特急のメンバーらが登壇した。
細田守監督「展示を見て、改めて感動しました」
細田守監督とくんちゃん
細田監督は、着ぐるみのくんちゃんと仲良く手をつないで登場。「僕らスタッフが関わって作った作品ですが、展示という形で見返すと、新しい視点やアニメーションの成り立ちがビビッドに伝わるような内容になっていてとても感動しました」と、感無量の面持ちで本展の感想を述べた。
本展は、映画『未来のミライ』の展示が中心でありながらも、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』といった過去作の展示も点在している。そうした構成について、「(作品が)重層的に受け止められて、ワクワクする」と細田監督。中でも特にお気に入りは、劇中に登場する「黒い新幹線」とその座席を模した展示だという。「当初からこの座席に座ってみたいと思っていたので、それが実現してとてもうれしいです」とにこやかに話した。
オフィシャルサポーター・超特急が、細田守監督作品への愛を語る!
超特急:(左から)カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、タカシ
続いて、本展のオフィシャルサポーターである超特急のメンバーらが登場。細田監督と超特急メンバーは、この日が初対面だったそう。ユースケが「過去の作品には役者さんを起用したものが多いですが、何かこだわりがあるんですか?」と質問すると、「役者さんに限らず、役に合う人がいたらどんな分野の人でもお願いしたいと思っているので、ぜひ(超特急のみなさんも)今度オーディションに来てください!」と細田監督。さらに、「(超特急メンバーが)歴代のヒロインと並んで立っていると、各キャラの恋人のようですね。みなさんが今後作品に出演されるとしたら、やっぱり恋愛ものが素敵な気がします」と、メンバーの印象を語りつつ、超特急へのオファーを匂わせた。
超特急のリーダーで大のアニメ好きだというリョウガは、映画『未来のミライ』について、「今までの作品とはまた違った世界観で、見ていて何回も驚きや興奮がありました。見る人によって感じるものがまったく違うような作品だと思ったので、全人類が見るべきだと思いました!」と熱弁。さらにリョウガは、「『未来のミライ』は背景美術が恐ろしいほど綺麗なんです。アニメーションでなく航空写真かと思ったくらい。あと、ケモノ属性なのもすごく素敵です!」と興奮気味に言葉を続ける。
「過去作品にも動物がよく出てくるのはなぜか?」というリョウガの質問に対し、細田監督は「昔のディズニー作品などを含め、僕が子供の頃に見ていたアニメには、子どもや動物がいっぱい出てきたんです。でも、最近のアニメには小さい子も動物もあんまり出てこない。なので、自分が子どもの時に見ていたようなアニメを今の子に見てもらいたいなと思って作っているんです」と意図を語りつつ、「でも、ケモノ要素に目覚めていただいても自由ですから(笑)」と付け加えて会場の笑いを誘った。
今回、超特急がオフィシャルサポーターに就任したのは、前述した「黒い新幹線」との関連から。それについてタクヤは、「黒い新幹線の椅子はガイコツですが、超特急にもガリガリ担当のリョウガがいたり、あとは電車の行き先が『UNKNOWN』ですが、僕たちにも『UNKNOWN…』という楽曲があるので、個人的にもいろいろと接点があるんじゃないかと思っています。今まで電車絡みの仕事はあまり経験がなかったので、本当に光栄です!」とコメント。展示のかなり細かい部分までチェックしている超特急メンバーに対し、細田監督も「さすがですね! 制作スタッフも喜んでいると思います」と、うれしそうな様子だった。
また、細田監督作品での超特急メンバーそれぞれの推しヒロインについては、
カイ:『時をかける少女』の真琴が好きです! 人間らしいところがすごく好きです。
リョウガ:僕は『サマーウォーズ』の夏希ですね。ちょっと強気な性格が好きです。
ユーキ:僕は『未来のミライ』のミライちゃんです。ヒロイン陣の中でも一番年下で、素直なところがいいですね。
ユースケ:『バケモノの子』の楓ちゃんですね。僕はバカなんで、勉強を教えてもらいたいです!
タカシ:『おおかみこどもの雨と雪』の花です。母性が溢れつつも、おてんばでがんばり屋なところに心打たれました。
タクヤ:僕もやっぱりミライちゃんかな。この展覧会を見て、ミライちゃんとくんちゃんの魅力がとてもよくわかりました。
と、それぞれかなり好みが分かれる結果となった。
最後に細田監督は、「アニメーションを映画だけでなく、こういった立体的な展示で見ることはなかなかないと思うので、ぜひ本展に来ていただきたいです。映画を先に見てから展示を見ても、展示を先に見ても、それぞれ別のおもしろさがあると思います。見る順番も含めて、さまざまな形で楽しんでいただければ」と来場者への想いを語った。
いよいよ明日から開幕する『未来のミライ展』。現在劇場公開中の映画とともに、平成最後の夏の思い出にしてみてはいかがだろう。
イベント情報
『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』
※開催期間中無休
※最終入館は閉館の30分前まで