若きクァルテットの発掘と育成 「プロジェクトQ」

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クラシック
2015.11.4

若手演奏家たちがモーツァルトに挑戦

若いクァルテットの発掘と育成を目的とした日本におけるクァルテット振興プロジェクトとして、2001年に始まった「プロジェクトQ」。このプロジェクトQの特徴は、桐朋学園大学、東京音楽大学、東京藝術大学の学生や卒業生で構成される20歳前後の若いメンバーによるクァルテットが、約半年間かけて1つの作品にじっくり取り組むための3つの過程があることだ。

10月から12月にかけて開催する「公開マスタークラス」、本番と同じ会場でお客様の前での試演会「トライアル・コンサート」、そしてその1か月後、半年間の成果を披露する「本公演」を行う。

過去にはベートーヴェンやハイドン、バルトークにブラームスなど多くの作曲家をテーマに行われてきた。そして13回目を迎える今年は6年ぶりにモーツァルトを取り上げる。マスタークラス講師陣には原田幸一郎氏、原田禎夫氏、今井信子氏といった日本を代表する演奏家たち。さらに結成30年を迎えアジアの雄として益々円熟の域に達する上海クァルテットと豪華な面々が揃った。

今回、ザ・ビストロ・ダブリューの一員として参加している野中友多佳さんは、1回目のマスタークラスを受けてみて「クァルテットを軸に活動されてきた一流の演奏家の方々にレッスンをしていただけるので、今までとは違う視点からアドバイスをいただける。とても貴重な経験ができているなと感じています。また、この年齢になると次から次へと新しい曲をやらなければいけませんが、このプロジェクトQでは半年という長い時間をかけて1つの曲に向き合えるのでとてもありがたいです」と話してくれた。

半年かけてどのように演奏が変化していくのか、客席から若い演奏家たちを見守るのも楽しみ方のひとつかもしれない。

イベント情報
プロジェクトQ 公開マスタークラス

◆11月15日(日)16:30-21:45 上野学園 エオリアンホール 講師:上海クァルテット
16:30-17:40 クラルス弦楽四重奏団 [21番]
17:50-19:00 レモンド・クァルテット [18番]
19:15-20:25 クァルテット・ジョイア [22番]
20:35-21:45 クァルテット奥志賀 [19番]

◆12月4日(金)15:00-21:00 上野学園 エオリアンホール 講師:カルミナ四重奏団
15:00-16:45 ザ・ビストロ・ダブリュー [20番]
17:00-18:45 リュミエール・クァルテット [23番]
19:00-20:45 クァルテット・ジョイア[22番]

◆12月8日(火)17:30-21:45 上野学園 石橋メモリアルホール 講師:今井信子・菅沼準二
17:30-18:15 レモンド・クァルテット [18番]
18:20-19:05 ザ・ビストロ・ダブリュー [20番]
19:15-20:00 リュミエール・クァルテット [23番]
20:05-20:50 クァルテット奥志賀 [19番]
21:00-21:45 クァルテット・ジョイア [22番]

■チケット:全席自由/各回500円
■公式サイト:http://www.tvumd.com/program/detail/?event_code=projectq&program_id=this_time
 

 

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