EXILE、岩手・釜石市立釜石東中学校の生徒と「Rising Sun」をパフォーマンス

レポート
音楽
2018.10.22
EXILE

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EXILEが10月21日、約3年振りとなる5大ドームツアー『EXILE LIVE TOUR 2018-2019“STAR OF WISH”』の東京ドーム公演で、東日本大震災で被災した岩手・釜石市立釜石東中学校の生徒114名と共に、復興支援ソング「Rising Sun」のパフォーマンスを披露した。

今回の共演は、東日本大震災など被災地の復興を願うダンスプロジェクト「ダンスで日本を元気に! 夢の課外授業 中学生Rising Sun Project」の一環として実施された。LDHが掲げる「エンタテインメントだからこそできる社会貢献活動」をテーマに、2011年に起こった東日本大震災をきっかけに発足した同プロジェクトは、EXILEメンバーがダンスの「先生」として、中学生に復興支援ソング「Rising Sun」の振り付けを教えるという内容で、これまでに約3,000人の中学生が参加している。

EXILE×岩手・釜石市立釜石東中学校

EXILE×岩手・釜石市立釜石東中学校

プロジェクトリーダーを務めるEXILE ÜSAは、「ほとんどの子がダンスを踊るのが初めてで、いきなりレベルの高い「Rising Sun」を踊ることに戸惑っている子もいました」と振り返りながらも、「僕らが初めて教えたその日からみんなで協力し合い、教えあったりしながら高め合ってくれて、その3か月後、釜石の復興スタジアムで見事なパフォーマンスを見せてくれました。それをEXILEメンバーが見て、本当に感動してくれて、「一緒にステージに立てたらすごく素敵だよね」と言ってくれたので、今回のコラボレーションが実現しました」と、共演の経緯を説明した。

EXILE×岩手・釜石市立釜石東中学校

EXILE×岩手・釜石市立釜石東中学校

ライブも本編の終盤に差し掛かり、EXILE TAKAHIROによる「『Rising Sun Project』の釜石東中学校のみんなが来てくれました。スペシャルコラボレーションです!」との呼び声で、いよいよ「Rising Sun」のパフォーマンスがスタート。ステージに繋がる花道に並んだ生徒たちは、揃いの赤いTシャツを纏い、曲に合わせて踊り始める。最初は緊張からか、動きに固さも見られたが、曲が盛り上がるに連れて次第に慣れた様子を見せ、複雑なステップを華麗にこなす姿も見られた。曲の最後では高らかに天を指差し、EXILEと共に堂々としたパフォーマンスで、会場に集まった53,000人の観客たちを大いに盛り上げた。

ÜSAと共に、プロジェクトのリーダーを務めるEXILE TETSUYAはMCで「EXILEは、EXILEにしかできないこと、やらなければいけないことがあり、『Rising Sun Project』は使命だと思って続けてきました。釜石東中学校の114名は今日、バスで9時間かけて会場まで駆けつけてくれました。たくさん練習してくれた皆さんに大きな拍手をお願いします!」と呼びかけると、会場は再び大きな拍手に包まれた。

終演後、生徒たちの楽屋を訪れたÜSAとTETSUYA。スタンド席か生徒たちを見守ったÜSAは「本当に頑張ったんだなということが伝わる素晴らしい踊りでした。みんな揃っていたし、気持ちが一つだなということがパフォーマンスを通じて伝わってきて、感動しました」と感想を語ると、TETSUYAも「EXILEメンバーもみんな感動してましたし、僕も踊りながら感動して鳥肌が立ちました。こんなに素敵なダンスを踊れることは、ダンサーの僕でも数えるくらいしかないことだと心から感じています」と、生徒たちの努力を讃えた。

EXILE ÜSAは同プロジェクトについて、「今まで数々の中学生と出会って踊って来たんですけれど、こういう風に形になることでまた新たな第一歩が踏めました」と手応えを感じながら、「東北が徐々に復興していく流れはあったものの、その間にも日本にはたくさん自然災害が起こったりして、被災した子どもたちも増えてしまったという現実もあります。この楽曲で少しでも元気になってくれる方がいるなら、もっともっと被災地に足を運んで、皆の力で日本を元気にしたいという気持ちが、今はより強くなっています」と、さらなる復興支援に力を込めた。なお、EXILEはこのツアーで来年2月までかけて、札幌、大阪、名古屋、福岡など各地をまわる。

EXILE×岩手・釜石市立釜石東中学校

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EXILE×岩手・釜石市立釜石東中学校

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