エレカシ・宮本浩次、ソロデビュー曲「冬の花」が木村佳乃主演ドラマの主題歌に決定 小林武史とのタッグで“歌謡曲”に全力で挑む
宮本浩次
エレファントカシマシのボーカル・宮本浩次のソロデビュー曲「冬の花」が、1月22日から始まるドラマ『後妻業』(カンテレ)の主題歌に決定した。
ドラマ『後妻業』キービジュアル
宮本浩次は、エレファントカシマシデビュー30周年を経て、昨年2018年後半は椎名林檎や東京スカパラダイスオーケストラとのコラボ作品に参加。『ミュージックステーション』や『紅白歌合戦』などの音楽番組や、ソフトバンクのCMにも出演してきた。「冬の花」は、そんなエレカシ宮本が「宮本浩次」名義で発表するソロデビュー曲。宮本浩次名義の作品制作に入ったと同時期に主題歌制作依頼を受け、ドラマ制作側とキャッチボールを行いながら完成させた楽曲だ。2002年のエレファントカシマシのアルバム『ライフ』以来のタッグとなる小林武史をプロデューサーに迎え、作詞・作曲を宮本が担当している。
小林武史
宮本は楽曲について、「木村佳乃さん扮する小夜子を思い浮かべました」とドラマを意識したことを明かしつつ、一方で「当然、私のストレートな思いも歌われていると思います」とも。さらに、「日本には優れた『歌謡曲』というジャンルがあると思っております。私もいつかそういう歌謡曲を作りたいと思っておりました。そういう思いでこの作品には全力で取り組みました」などと語っている。
なお、「冬の花」は2月にデジタルシングルとして配信予定。1月22日(火)21時からのドラマ『後妻業』初回放送で初解禁される。
主題歌発表を受けた、宮本、ドラマ主演の木村、ドラマプロデューサー・栗原美和子氏のコメント全文は以下のとおり。
宮本浩次
――「冬の花」はどんな気持ちで書き下ろしたのでしょうか?
ドラマにぴったり合うように木村佳乃さん扮する小夜子を思い浮かべました。
台本も全て揃っておりましたし。
またドラマのキーワードになる言葉をドラマのプロデューサーから打ち合わせの折、直接いただいておりました。
――歌詞とタイトルに込めた意味を教えてください。
タイトルは初め、漠然と(真冬の花)にしておりました。
それは、最後の最後に、晩節において、大きな美しい大輪の花を咲かせるイメージ、そういう思いです。
――初めてのソロ名義での作品となりますが、バンドとの違いで意識されたことはありますか?
日本には優れた「歌謡曲」というジャンルがあると思っております。
私もいつかそういう歌謡曲を作りたいと思っておりました。
そういう思いでこの作品には全力で取り組みました。
――視聴者の方々へメッセージをお願いします。
「後妻業」というドラマを思って作った歌です。
ドラマと一緒に楽しんで頂けたらこんなに嬉しいことはありません。
ただ曲の作者は私(宮本)ですので、ドラマに合わせているとはいえ、当然、私のストレートな思いも歌われていると思います。
また、久しぶりに小林武史さんと綿密にやり取りをして作りあげたサウンド、近年の日本の音楽にはない独特のサウンドを楽しんで頂けたらと思います。
木村佳乃
冬の花
宮本さんのこの楽曲は、小夜子の背負った性(さが)をこの上なく悲しく 美しく 表現して下さっております。
小夜子を演じる身として 背中を押して頂きました。
栗原美和子(ドラマ『後妻業』企画プロデュース)
連ドラ『後妻業』は痛快サスペンスドラマですが、もう一つ大事な要素として“大人のラブストーリー”が在ります。
宮本さんには「そのラブストーリー部分を大いに盛り上げて欲しい」と依頼しました。
見事にそのリクエストに応えて下さった『冬の花』を頂戴しました。主人公の裏の顔、つまりは切なさを表現して下さっています。主題歌=宮本さんの声が流れた瞬間、視聴者は一気に切ないモードに引き込まれていくこと、間違いありません。
また、宮本のソロデビュー曲発表にともない、「宮本、散歩中。」と題したウェブサイトがオープン。今後ソロの情報は同サイトにて発表されていくとのこと。