『クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime』展、国立新美術館で開催 50年にわたる作家の取り組みを振り返る

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2019.2.11
《ミステリオス》(展示風景)2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12時間)、3面のスクリーン / 作 家蔵  (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi

《ミステリオス》(展示風景)2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12時間)、3面のスクリーン / 作 家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi

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展覧会『クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime』が、2019年6月12日(水)~9月2日(月)まで、国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)にて開催される。

《モニュメント》 1986 / 写真、フレーム、ソケット、電球、電気コード / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo  (C) The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner

《モニュメント》 1986 / 写真、フレーム、ソケット、電球、電気コード / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo (C) The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner

現代のフランスを代表する作家、クリスチャン・ボルタンスキー(1944–)の活動の全貌を紹介する、日本では過去最大規模の回顧展。作家は1960年代後半から短編映画を発表、1970年代には写真を積極的に用いて、自己や他者の記憶にまつわる作品を制作し、注目される。1980年代に入ると、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。その後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡といったものをテーマに据え、世界中で作品を発表している。

本展では、50年にわたるボルタンスキーの様々な試みを振り返ると同時に、「空間のアーティスト」と自らを呼ぶ作家自身が、展覧会場に合わせたインスタレーションを手がける。

日本で過去最大規模の回顧展

《ミステリオス》 2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12 時間)、3 面のスクリーン / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo © Angelika Markul

《ミステリオス》 2017 / ビデオプロジェクション(HD、約12 時間)、3 面のスクリーン / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo © Angelika Markul

1970年代から国際的な活動を続けてきたボルタンスキーは、日本でもこれまで『大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ』や『瀬戸内国際芸術祭』に参加し、継続的に作品を発表してきた。日本における個展は、これまでICA名古屋と水戸芸術館(1990–91)、および東京都庭園美術館(2016)で開催されている。今回の展覧会は、50年間の活動をたどる、過去最大規模の回顧展となる。

多様な表現を紹介

《保存室(カナダ)》 1988 / 衣類 / 作家蔵  (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, (C) Yedessa Hendeles Art Foundation, Toronto, Photo by Robert Keziere

《保存室(カナダ)》 1988 / 衣類 / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, (C) Yedessa Hendeles Art Foundation, Toronto, Photo by Robert Keziere

ボルタンスキーは、集団や個人の記憶、そして宗教や死を主題として作品を制作してきた。その表現は多岐にわたる。1960年代後半に映像を使った創作活動を開始し、その後写真、書籍、日用品といった多様なメディアを用いた作品を展開。近年では、人々が語り継ぐことをテーマとし、形として残らない作品にも取り組んでいる。最新作を含む47点(予定)の出品作によって、その多様な作品世界を紹介する。

作家自身が手がけるインスタレーション

《合間に》 2010 / ビデオプロジェクション、ストリングス・カーテン / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo  (C) The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner

《合間に》 2010 / ビデオプロジェクション、ストリングス・カーテン / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo (C) The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner

「空間のアーティスト」と自らを形容するボルタンスキーは、「展覧会をひとつの作品のように見せる」と語っている。本展は、初期作品から最新作までを時代順に紹介するのではなく、個々の作品を組み合わせ、ひとつの大きなインスタレーションとして構成される予定だ。会場では配布するマップを片手に鑑賞しよう。

ボルタンスキーによる講演会をはじめ、関連イベントを開催

クリスチャン・ボルタンスキー (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo by Didier Plowy

クリスチャン・ボルタンスキー (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo by Didier Plowy

展覧会初日のボルタンスキー本人による講演会、担当学芸員による解説会も開催を予定している。詳細はHPなどで発表となる。

《アニミタス(白)》 2017 / ビデオプロジェクション(HD、10時間36秒)、シルクペーパーの玉 / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019,  Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi

《アニミタス(白)》 2017 / ビデオプロジェクション(HD、10時間36秒)、シルクペーパーの玉 / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi

《コート》 2000 / コート、ソケット、電球 / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris,  2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi

《コート》 2000 / コート、ソケット、電球 / 作家蔵 (C) Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Courtesy Power Station of Art, Shanghai, Photo by Jiang Wenyi

イベント情報

クリスチャン・ボルタンスキー-Lifetime
会期:2019年6月12日[水]~9月2日[月]
休館日:毎週火曜日
会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京・六本木)
開館時間:10:00–18:00 ※毎週金・土曜日は、6月は20:00まで、7・8月は21:00まで ※入場は閉館の30分前まで
観覧料:当日 1,600円(一般)、1,200円(大学生)、800円(高校生)
前売/団体 1,400円(一般)、1,000円(大学生)、600円(高校生)
※中学生以下は入場無料 ※障害者手帳をご持参の方(付添いの方1名を含む)は入場無料
※高校生無料観覧日については追って発表します
※前売券は2019年3月16日[土]~6月11日[火]まで、国立新美術館、オンラインチケット等で販売
(詳細は展覧会HP等でお知らせします)。ただし、国立新美術館では6月10日[月]まで
※団体券は国立新美術館でのみ販売(団体料金の適用は20名以上)
展覧会HP:https://boltanski2019.exhibit.jp
お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)
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