10回目を迎える『SANUKI ROCK COLOSSEUM 2019』ー主催者であるDUKE、FM香川、ライブハウスから商店街の店主たちの想いとはー

インタビュー
音楽
2019.3.1

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3月23日(土)、24日(日)、香川・高松にてライブサーキットイベント『SANUKI ROCK COLOSSEUM 2019-MONSTER baSH×I♡RADIO 786-』(以下、サヌキロック)が開催される。本イベントは四国のコンサートプロモーター・DUKEとFM香川、開催地である商店街が地元活性化を目指して2010年にスタートしたもので、今年で10回目を迎え、四国を代表する大きなイベントへと成長している。

高松駅

高松駅

昨年に続き、サヌキロック特集を企画すべく、SPICE編集部は高松へと飛んだ。いまや全国各地でライブサーキット型イベントが乱立するなか、なぜサヌキロックが注目されるのか、主催者であるDUKEスタッフやFM香川、ライブハウスから商店街の店主たちまで、イベントに関わる人物それぞれに話を聞いてみた。

昨年の商店街の様子

昨年の商店街の様子

まず、サヌキロックについて簡単に説明しておこう。会場は高松festhalle、高松オリーブホール、高松DIME、高松MONSTER、高松SUMUS caféの5つのライブハウス。そして瓦町駅地下広場、786FM香川ステージの2ヶ所の無料観覧スペースからなる。そのどれもが約半径200m範囲内に集結しており、圧倒的なアクセスの良さがサヌキロックの特徴だ。そして、そのほとんどが駅前の商店街アーケードの中に位置していることから、多少の悪天候でも観客はみな不便なく行き気ができるのも魅力のひとつ。しかもそのアーケード内にはアーティストの物販エリアも数多く設置され、イベント中は常時グッズや音源を購入することもできる。商店街も単なる会場のいち風景に馴染むのではなく、アーティストのインストアライブの実施やコラボフードなどを展開し、サヌキロック公式のイベントとして観客を楽しませてくれる。

【サヌキロックの誕生について】コンサートプロモーターDUKE&FM香川
●四国を代表するバンド・四星球の言葉なくして、サヌキロックは生まれなかった●

――サーキット型イベント、『SANUKI ROCK COLOSSEUM』(以下、サヌキロック)を高松で始めるキッカケは何だったんでしょうか?

FM香川:四国在住のコミックバンド・四星球から、「高松みたいにライブハウスがこんなにも密集しているエリアは他にない。ライブサーキットをやると盛り上がるんじゃないか」と話をもらったのがキッカケで。それを地元のイベンターであるDUKEさんと我々FM香川が一緒になって企画を膨らませて、高松の街全体を使ってライブサーキットイベントをやろうとスタートしました。四星球がいなければ、今のサヌキロックはなかったかもしれないですね。

――四星球からの提案があるまでは、高松市内、特に瓦町というエリアに5軒ものライブハウスが密集していることを意識したことはなかったんでしょうか?

DUKEスタッフ:気付いてはいたんですけど、商店街を舞台にライブサーキットイベントをやるということは思いつかなくて。これまでにも2ヶ所のライブハウスを使って、1枚のチケットで行き来するようなイベントは単発で行ったことはあるんですよ。でも今のような規模感でやるというのは考えたことがなくって。正直、ライブハウス同士の立地の近さを活かせなかったのは、四国の人間ってあまり地元を出ないから、周りを意識したことがなかったからというのも理由のひとつではあります。四星球の言葉に気付かされて、ここまでイベントが大きくなっていけたんだと思います。

――商店街を舞台にライブイベントを行うというのも珍しいスタイルですよね。

DUKEスタッフ:商店街を舞台にイベントをやろうというのは当初から企画としてあって。都心とは違って、街から遠く離れた場所でもなく、人が生活する場所、日常の中にライブサーキットイベントを持ちこんで、その日だけの非日常を作り上げたかったんです。開催当初、サーキット型のイベントはすでに全国でもいくつか開催されていたので、大阪の『MINAMI WHEEL』なんかをお手本にすることはありましたが、あくまで自分たちが作るイベントとして手探りで進めていきましたね。

――商店街の方たちの反応はどうですか? いきなり「音楽イベントをやります」と言っても、二つ返事で物事をすすめるのは難しい部分もあるかと思います。

FM香川:当時は田町、常磐町、南新町の3つの商店街をまとめる役割を持つ方々がいて。その代表者に音楽業界に長く務めていた方がいらっしゃったので、その方に相談させてもらって、イベントの後押しをしていただきました。とは言え、商店街にはたくさんのお店があります。若者向けのカフェから、昔ながらの金物屋まで。ロックのイベントをやっても普段の営業には全く関係のないお店もたくさんあるので、イベントの進行は必ずしも一枚岩ではなかったと思います。それでも一度開催すると「こんな風になるんだ」と理解していただけて。昨年、商店街の方に取材をする機会があったんですけど、「一年目はどうなるかと思っていた」という言葉もあって(苦笑)。一体何が起きるのか、それが商店街の方々の正直な印象だと思います。今でこそシャッター街はとは言わずとも、寂しい印象を持つ商店街も20~30年前には行き交う人同士の肩がぶつかり合うくらい、たくさんの往来があったんです。それが徐々に減っていって……。でもサヌキロックの日には「(活気のあった)当時を思い出すね」という声もいただけて。2年目からはスムーズに運営が進んでいきましたね。

――10回目を迎える今となっては商店街にあるお店の中でライブをしたり、コラボフードが展開されたりと、街全体で盛り上がっていますよね。

FM香川:商店街の若手に「NASAP」という高松南部商店街を盛り上げるグループがあるんですが、彼ら自身も音楽好きということもあって、自分たちにも何かできることはないかと少しずつ参加してくれるようになって。今では一緒にミーティングをしたり、ポスターを作ったりと積極的に関わってくれていますね。

コンサートプロモーターDUKEの皆さんとFM香川さん

コンサートプロモーターDUKEの皆さんとFM香川さん

――DUKEさんはイベントを運営するにあたって意識していたことはありましたか?

DUKEスタッフ:運営側として一番心配していたのは「本当に人が来るのか」ということです(苦笑)。サーキット型のライブはお客さんが観たいものだけを観るものなので、会場毎に偏りがないかとか、どれだけの人の往来があるのかとか。初年度なんかはダメなことだらけで、やってみて初めて気付くことも多くって大変でしたね。

FM香川:それでも、お客さんがとにかく楽しそうにしていた姿は鮮明に覚えていますね。僕らが懸念していたのはイベント中といっても、商店街は日常の生活の場面。物が壊れたり、ゴミがあふれるんじゃないかと心配もあって。でも、イベントが終わってもメイン会場のアーケード周辺にはゴミらしいゴミが捨てられていなくて。

DUKEスタッフ:サヌキロックはお客さんのマナーが良い、それが自慢でもあるんです。

――今年で10周年を迎えるサヌキロックですが、印象に残っているシーンはありますか?

DUKEスタッフ:サヌキロックに出演してくれたアーティストがヒットして、そこからDUKEが主催しているフェスイベントの『MONSTER baSH』(以下、モンバス)にオープニングアクトとして出演して。ワンマンライブでも四国の会場にツアーで回ってくれるようになって、さらにモンバスのメインステージにも出演して……。そういうサクセスストーリーのようなものが出来てくると、どのバンドも大きく成長したなと感じるようになりますね。四国という場所は本州から離れていることもあって、ツアーで四国を巡るアーティストというのはどうしても少ないのが現実なんです。それでもインディーズのバンドが四国に来るキッカケを作ってくれたり、ベテランのバンドでも四国公演が少なかったのがサヌキロックをきっかけに四国全体を巡ってくれたり。イベントの開催期間だけでなく、四国の音楽シーンを盛り上げる足掛かりになるようなイベントにしよう、というのも当初の企画コンセプトとしてあったんです。今では会場の数も増えて開催日数も増えましたが、初年度からそのスタンスは変わっていないですね」

コンサートプロモーターDUKEの皆さんとFM香川さん

コンサートプロモーターDUKEの皆さんとFM香川さん

――昨年のサヌキロックのイベントレポートにも書いた言葉なんですが、高松は音楽の街として成り立っているなという印象を強く感じます。

DUKEスタッフ:他府県にもサーキット型イベントはありますが、FM香川さんとの繋がりやサヌキロックの先にモンバスがあるということも、ストロングポイントになるのかなと思います。

――会場間の距離がすごく短くて、最も距離のあるライブハウス間の移動でも約5分。頑張ればすべてのアーティストのステージを観ることができるんじゃないかっていうくらい、ライブハウス同士の距離が近い。サーキット型イベントとしては理想的な条件がそろっていますよね。

DUKEスタッフ:タイムテーブルに移動時間を含まなくてもいいというのも、サヌキロックの良いところですよね。観たいアーティストのタイムスケジュールを組みやすい。しかも移動の合間にはアーティストの物販エリアもあるんで、ライブハウスを出たら日常の風景に戻るんじゃなく、朝から晩までイベントの雰囲気を感じることができて。

――音楽が途切れない、そんな空間がありますよね。

DUKEスタッフ:音楽が冷めない距離ですね。物販エリアはアーティストとの距離もすごく近くて、お客さんからライブの感想がすぐに届くのが楽しいっていう声もあって。全国的にみてもこんな環境は他にはないと思っています。運営側の話になりますが、アーティストの物販というのは出演前後しか展開できないことが多いんです。でもサヌキロックでは1日中販売することができるので、お客さんやアーティストとの交流が生まれるのも魅力のひとつだと思います。イベント中、アーケード内はお祭りの出店のような雰囲気があるんですよね。

――地元一体となって盛り上がるサヌキロック、今後の展開も楽しみですね。

DUKEスタッフ:イベンターだけでなく、FM香川さんも商店街の皆さんも参加して盛り上がるイベントにしたい、というのが最初の願いであり、今後も変わらない願いでもあります。10年経って少しずつ商店街の人たちも一緒になってイベントを作り上げている実感もあるので、今後もこのスタイルを変えることなく、イベントを盛り上げていけたらいいですね。

コンサートプロモーターDUKEの皆さんとFM香川さん

コンサートプロモーターDUKEの皆さんとFM香川さん

【音楽イベントの舞台は商店街!?】
コンサートプロモーターDUKE&高松南部商店新生代協議会“NASAP”
●商店街にもう一度活気を! 音楽が商店街に命を吹き込む●

サヌキロックの舞台となる瓦町の駅前にある商店街は田町、常磐町、南新町、3つの街から成り立っていて、みなさんはそれぞれの街の商店主ということで。NASAPという若手店主らが集まるグループのメンバーとのことですが、そもそもNASAPとはどんな組織なんでしょうか?

高松南部商店街新生代協議会というのが正式名称です。3つの街それぞれにちゃんとした組合があるんですがそれらを無視して集まりで(笑)。要は若手で集まって楽しくやろうよっていうグループです。

――今回はそのグループのメンバーから生花店・佐野さん、時計店・永森さん、果物店・野沢さん、そして3つの商店街をまとめる業務を担っている星野さん、4人に集っていただいています。みなさんはサヌキロックという音楽イベントが商店街を舞台に開催されると聞いたとき、どんな印象を持たれましたか?

野沢:楽しそうだけどいまいちピンとこない、というのが正直な感想で。僕自身は『MONSTER baSH』とか郊外の野外フェスに参加したことはあっても、街中でイベントをやると聞いても人が集まるのかなって心配がありましたね。でも、初年度を終えたときにはこんなにも人が集まるのかって度肝を抜かされて。

――開催初年度から数年は大きな関わりがなかったと聞いています。

佐野:そうですね。当時はほぼ関わりがなくて。

DUKEスタッフ:市を通じて「イベントを開催します」という挨拶程度の繋がり。今でこそ一緒に何か面白いことをしようと話をしていますが、当時は迷惑をかけているんじゃないか……と心配していたくらいで。

野沢:当時はNASAPもまだ結成前でした。

佐野:10年前の商店街はもう人が集まらない、無理だろうっていう雰囲気しかなかったんですよ。

野沢:街に活気がなくて。でも、サヌキロックが始まってからはいろんなお店が出店するようになったりして。商店街で何か動きを起こそうよっていう話が生まれ始めたきっかけのひとつになったと思います。

商店街の方々と対談

商店街の方々と対談

――商店街そのものの動きにもサヌキロックが影響を与えているものがあるんですね。

野沢:うちの店は立地的にもイベント中に必ず通る道沿いにあるんです。イベント中はもちろん、その後もサヌキロックをきっかけに来てくれているのかなっていうお客さんを見かけることもあって。ライブTシャツを着てお店に来てくれるので、わかりやすいんです。

――ここ数年で商店街としてイベントとコラボすることも増えたんですよね。

野沢:正直、最初の頃は商店街としてどう関わればよいのかわからなくて。

星野:関われる土壌がなかったんですよ。NASAPとして活動を始めるなかで、ようやくサヌキロックとコラボできる体制が出来てきた。それがつい最近なんです。

DUKEスタッフ:NASAPのみなさんに関わっていただくことで、ここ数年は他の商店街の方々もより協力が強くなってきたんですよね。

――サヌキロックでは、普段はライブハウスで活動するバンドが商店街のお店の中でライブをするシーンもあって。カフェも併設している果物店の中、おばちゃんがミックスジュースを飲んでいる横でアーティストがライブをしているという光景を観た時は目を疑いました(笑)。

佐野:イベントとは関係ないお客さんも来ているはずなのに、誰からも苦情が来ていないのが不思議でしたね(笑)。かと思えば、子どもがノリノリでライブを見ていたり。面白い環境ですよね。

商店街の方々

商店街の方々

――サヌキロックは今年で10周年を迎えます。街全体の雰囲気に何か変化は生まれましたか?

星野:今は若い人が商店街から離れる傾向にありますが、サヌキロックが終わっても商店街に足を運んでくれる人もいて。大きな変化というのはまだまだですが、少しずつ変化が出てきているように感じますね。

――他府県のイベントとは違って、商店街で飲食などが楽しめるのも魅力のひとつですよね。

永森:商店街は昼型のお店が多いんですが、南新町には新しい飲食店がすごく増えてきていて。郊外の有名なうどん店が出店していたりもするので、うどん巡りをするのもおすすめですよ。

佐野:150m圏内に3,4軒はありますからね。

野沢:パン店も多くて、オススメです。

星野:去年は眼鏡店がインストアイベントに協力してくれて。老眼鏡とかシニア向けのお店で、音楽とは関係ないんで、売上には一切繋がらないんです。それでもイベントを面白がってくれて協力してくれる。そんなお店が年々増えているんです。

永森:あそこでも向こうでも何かやっている。ライブハウスだけでなく、街全体で何かが起きているということになればいいですね。

三びきの子ぶた特製ササンドウィッチ

三びきの子ぶた特製ササンドウィッチ

――今後のサヌキロックにおいて、商店街やNASAPとしての展開が増えていくのをお客さんにも楽しんでもらえそうですね。

永森:毎年々、ちょっとずつですができることが増えていければいいですよね。

野沢:NASAPでフェス飯とか発売できればいいなと思っていて。

――より地元感を感じるものは他府県からきたお客さんにとっても魅力がありますよね。「三びきの子ぶた」さんでは昨年は四星球とコラボした「スーシンシュー」や「サヌコロサンド」などが話題になりましたが、今年も何か新しい商品が発売されるんでしょうか?

野沢:サヌコロサンドは発売予定です。ほかはまだ考えているところで。

――ライブ以外の楽しみにも注目ですね。

DUKEスタッフ:DUKEスタッフと商店街のみなさんとは月に一度は会議をするんですが、NASAPのみなさんはすごく真面目に考えてくださるんです。僕らがふざけて色々発言するなかで徐々に雰囲気も柔らかくなってきて。そこから生まれる企画もあったりするんです。

――互いに業種や価値観が違う分、新鮮な気持ちで意見をぶつけることができるんでしょうね。

DUKEスタッフ:僕らがアイデアをもらうことも多くて。FM香川さんが「音楽が商店街に命を吹き込む」と話をしたんですが、「商店街が音楽に命を吹き込む」パターンも期待したくて。

永森:イベント以外にも商店街で何かが起きている、それを楽しんでほしいですよね。

DUKEスタッフ:ライブサーキットはライブ以外の時間はひたすら移動をしているので、意外とイベント感がないんですよ。でも、サヌキロックは商店街も会場と言っても過言ではない。ライブ以外にも楽しみが増えて、商店街で時間を過ごすうちにお目当てのライブを見逃した!っていうくらいの盛り上がりが生まれればいいなって思っています。美味しそうなご飯を買うのに並んでいたらライブを見逃したとか、それもありだと思うんです。

――それを含めて、サヌキロックの思い出になりますもんね。

DUKEスタッフ:商店街は通過点ではない。色々と発見してもらえるとうれしいですね。

――インストアイベントなど、商店街情報も見逃せないですね。

DUKEスタッフ:イベントの公式アカウントなどで情報を発信していく予定なので、ぜひチェックしてほしいですね。

DUKEさんオススメお肉屋さん三ツ輪「からあげすぱいしぃぽてと」

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【5つのライブハウスから生まれるドラマ】ライブハウス
高松の音楽シーンが沸き立つ2日間。それぞれのライブハウスで見える景色とは?

高松festhalle


…会場について…
オープンからまだ5年の新しいライブハウスです。キャパが一番大きな会場ということもあり、ヘッドライナーのアーティストが集まることが多いですね。音響も照明も良いものをそろえています。イベント当時はバンド付きの照明や音響さんが多いですが、小屋付きスタッフはMONSTER baSHの照明や音響を担当しているので、臨場感あるライブを楽しんでもらえるはず!
…サヌキロックについて…
年齢層も幅広く、普段のライブとは違ったお客さんが集まるのがいいですよね。サヌキロックでは普段の公演ならfesthalleにはまだ到達できないバンドがライブを行うこともあるので、普段のステージとの違いを楽しむのもオススメです。

 

高松オリーブホール


…会場について…
30年以上歴史のあるライブハウスで、音響も他には絶対に負けない音を目指してやっています。良い音ですよ♪。サヌキロックには初年度から参加しているライブハウスで、2番目に大きいキャパの箱になります。
…サヌキロックについて…
初年度からずっと、四星球がまず最初にオープングでライブを行うのがココ。彼らがいないとサヌキロックは始まらないんです。朝一番に入場制限がかかるのがかっこいいし、サヌキロックらしいステージが観られるはず! 音楽の流行はまず東京でブレイクすると、少し時差があってその波が地方へやってくる。その流れではなく、僕らが目指しているのは地方ブレイク。東京では300人しか入らないのに、高松では1000人も入る、そんな四国ブレイクができるアーティストが誕生するといいなと思っています。昔はTHE BLUE HEARTSも新宿の小さなキャパのライブハウスでしかライブができなかったのに、地方では大きな会場でライブができていた。そんな現象を高松でも起こしていきたいですね、

 

高松DIME


…会場について…
今年でオープンして15年。元は松竹系の単館の映画館だった場所をライブハウスに改築したんです。防音がしっかりしているし、元映画館ということもあって天井が高く、フロアの真ん中に邪魔な柱がない。ライブハウスとしては理想的な場所ですね。
…サヌキロックについて…
地元バンドにとって、まず最初に目指す大きなイベントがサヌキロック。メジャーなバンドと対バンできるというのも良い。近所にたくさんライブハウスがあるんで、事前に観たいバンドを選んでルートを考えれば、かなりの数が観られると思いますよ。
…推薦バンドについて…
DIMEからはVIVASNUTが出演します。彼らはDIMEがオープンする前、彼らが20歳の頃から知っていてもう17年近い付き合いに。メジャー志向のバンドで東京でバンド活動をしたりしていたけど数年前に地元に戻り、また高松を中心にしてバンドをやり直そうと頑張っています。彼らは香川の音楽シーンを盛り上げようと、クラウドファンディングを使って入場無料の野外イベントを5月に開催する予定です。先輩バンドが一生懸命にやっている姿を今の若い子たちに観てほしい。あえてゼロから挑戦する、自分たちにもできるんだぞっていう姿を見てほしくて推薦しました。長年活動しているので、安心してライブを観られると思いますよ。実は彼らはサヌキロック初年度にも出演していて。その頃は地元バンドではなく東京からのツアーバンドとして。満を持して地元枠で出演する、そういうストーリーも感じてほしいですね。

 

高松MONSTER


…会場について…
2011年にオープンしたライブハウスで、ステージに高さがあるのでライブが見えやすいのが特徴です。
…サヌキロックについて…
たくさんのバンドが高松のこの街に集ってくれるのがうれしいし、ありがたいですね。出演バンド全てを知っている人ってたぶんいないと思うんです。ライブサーキットは初めての音楽に出会えるイベント、その功績はめちゃくちゃデカいと思います。
…推薦バンドについて…
Puppet Rabbitっていうバンドで、地元でも誰やねん!っていう存在なんですけど、すごく面白いバンドで。ボーカルの女の子がメイド喫茶で働いていて、バンドメンバーはアラサーの見るからにやぼったい感じの男子で。メンバーはこのバンドが初めてではないんで、演奏技術がしっかりしているし、ボーカルも声がしっかり出ている。最初に観た時からすごくかっこえぇバンドやなって思っているんです。ジャンルでいうと歌モノギターロック、LiSAみたいな感じかな。初見の人が入り込みやすいバンドじゃないかなと思います。こういうイレギュラーな感じのアーティストが出演するのも面白いかなって。いつも贔屓にしているバンドも出してあげたいけど、たくさんのアーティストが出演するなか、しっかりと色があってインパクトが残せるバンドかな。出演が決まってからはちゃんと練習せなって焦ってるみたいですけどね(笑)。

 

高松SUMUS café


…会場について…
他のライブハウスと違って、普段はカフェバーとして営業しています。唯一座ってライブを観ることができるのも特徴です。モニターも設置しているので、カウンターやソファでゆっくりドリンクを飲みながらライブを楽しんだり、いろんな楽しみかたができると思います。
…サヌキロックについて…
地域活性に貢献しているイベントだと思います。が、最初にライブハウスという役割を相談されたときは本当にびっくりしましたね。この会場はアコースティックスタイルのアーティストが出演することがほとんど。過去にはあいみょんが3年連続でこのステージに出演していました。ほかにも、セックスマシーン!!やPAN、四星球が出演したこともあったり、イレギュラーなアーティストのライブがあるのも特徴ですね。普段はバンドだけど、ボーカルだけここでライブをやることもあるので、貴重なステージを体験できるはずです。

取材・文・撮影=黒田奈保子

イベント情報

SANUKI ROCK COLOSSEUM 2019 -MONSTER baSH × I▼RADIO 786-
開催日程/2019年3月23日(土)24日(日)
開催時間/パス交換開始 9:00 開場 11:00 開演 11:30
場 所/有料会場 festhalle、オリーブホール、DIME、MONSTER、SUMUS cafe
無料会場 瓦町駅地下広場、786FM 香川ステージ
23 日・24 日 一日券 ¥4,500 (税込み) 別途ドリンク代無し。
※未就学児の入場不可。6歳以上チケット必要。
※出演者の変更・キャンセルによる払い戻しは致しません。
23日(土)
四星球 / AIRFLIP / BACK LIFT / BiS / BRADIO / BUZZ THE BEARS / CIVILIAN / climbgrow / DJライブキッズあるある中の人 / 堂島孝平 / FABLED NUMBER / FERN PLANET / FINLANDS / FIVE NEW OLD / フレンズ / 藤井 風 / グッドモーニングアメリカ / 浜端ヨウヘイ / ハルカトミユキ / ジャパハリネット / 笠原健太郎(Northern19) / キツネツキ / kobore / Lily Youth / LONGMAN / LUCCI / マカロニえんぴつ / Memo Light Write Code / マイアミパーティ / MOSHIMO / ネクライトーキー / ニホンハツ / 大橋ちっぽけ / osage / パノラマパナマタウン / PELICAN FANCLUB / POT / ravenknee / reGretGirl / 緑黄色社会 / 崎山蒼志 / セックスマシーン!! / そこに鳴る / Special Favorite Music / Survive Said The Prophet / sympathy / 竹内アンナ / Tempalay / ザ・モアイズユー / Track's / 嘘とカメレオン / ビレッジマンズストア / VIVASNUT / Wienners
24日(日)
四星球 / a flood of circle / Abnormal Cooking School / Age Factory / Amelie / Anly / バックドロップシンデレラ / 番匠谷 紗衣 / BOYS END SWING GIRL / CRAZY VODKA TONIC / DJライブキッズあるある中の人 / ドラマストア / FAITH / FOMARE / フルカワユタカ / Halo at 四畳半 / ハルカミライ / ハンブレッダーズ / Kaco / 金田 康平(THEラブ人間) / 感覚ピエロ / キイチビール&ザ・ホーリーティッツ / KNOCK OUT MONKEY / KOTORI / Lenny code fiction / みきなつみ / MISTY / mol-74 / NoisyCell / おいしくるメロンパン / PAN / 超能力戦士ドリアン / Puppet Rabbit / リアクション ザ ブッタ / リーガルリリー / 佐々木亮介 / SCOOBIE DO / スピラ・スピカ / 鈴 / TENDOUJI / The 3 minutes / The Floor / THE FOREVER YOUNG / the quiet room / The Songbards / THE TOMBOYS / throma / tricot /トライシグナル / ウラニーノ / Xmas Eileen / 山内彰馬 / ヤングオオハラ / ズーカラデル
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