ヘイリー・スタインフェルドが土屋太鳳のスピーチに感激「本当に素敵!」映画『バンブルビー』ジャパンプレミアレポート
左から、英語でスピーチする土屋太鳳、ヘイリー・スタインフェルド
3月12日、映画『バンブルビー』のジャパンプレミアが東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催された。イベントには、主演のヘイリー・スタインフェルド(Hailee Steinfeld)、トラヴィス・ナイト監督、プロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏が登壇。さらに、日本語吹替声優の土屋太鳳と志尊淳も参加している。
左から、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏、志尊淳、土屋太鳳、ヘイリー・スタインフェルド、トラヴィス・ナイト監督
『バンブルビー』は、超ロボット生命体・トランスフォーマーの活躍を描く映画『トランスフォーマー』シリーズの最新作だ。シリーズの人気キャラ・バンブルビーが、第一作目『トランスフォーマー』の主人公・サムと出会う以前、1980年代を舞台にした作品。少女・チャーリーとバンブルビーの物語が描かれる。メガホンをとるのは、第89回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』で知られるトラヴィス・ナイト監督。
ヘイリーが女優として映画のプロモーションで来日するのは、2011年公開の『トゥルー・グリッド』以来8年ぶり2回目。歌手としては、『SUMMER SONIC 2016』でも来日している。バンブルビーカラー一色のイエローカーペットが広がる会場にまず姿を現したのは、日本語吹替声優を務めた土屋太鳳と志尊淳の二人。土屋は「ヘイリーたちがせっかく日本に来て下さったので、日本らしさと良さを伝えたくてこの着物を選びました!」と華やかな着物に触れ、志尊は黒一色のスーツに黄色いポケットチーフでバンブルビーカラーのアクセントを取り入れたスマートな衣装で会場を沸かせた。
左から、土屋太鳳、ヘイリー・スタインフェルド
左から、志尊淳、土屋太鳳
その後、シリーズ全作でプロデューサーを務めているロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏とナイト監督が登場。トランスフォーマーシリーズ好きの志尊は、特に目をキラキラさせながら固い握手を交わして感激した様子だった。最後に、バンブルビーカラーの黄色一色のワンピースでスタインフェルドが姿を現し、会場のボルテージはMAXに。
土屋太鳳
土屋太鳳
ヘイリー・スタインフェルド
ヘイリー・スタインフェルド
登壇者たちは、報道陣の取材を精力的にこなし、ファンサービスもたっぷり行っていた。土屋は、スタインフェルドや監督との対面について、「素敵なカーペットで、まるで雲の上にいるみたい!すごく嬉しいです。先ほどヘイリーに会えて、スターだ…!と感動して、スクリーン越しに観ていた方だったのでやっと会えたような不思議な気持ちで、地上の星みたいな人でした」とコメント。志尊は「イエローカーペット、想像よりもっと斬新ですね!先ほど英語でヘイリーと会話させていただいて、まだ日本で食事に行っていないみたいで、天ぷらが好きと言っていたのでぜひお店を教えてあげたいです」と興奮気味。
主演作のプロモーションでの来日は初めてとなったスタインフェルドは、「14歳のときにはじめて日本に来て以来、本当に大好き!映画以外にも歌手やファッションの仕事でも来たけど、こうして自分にとって意味のある大切な作品で、しかもトランスフォーマーの聖地・日本に、カワイイ(日本語)バンブルビーと来られて本当に嬉しい!」と喜びをあらわに。トラヴィス監督も「父と初めて8歳で日本に来て、人生が変わった。そのインスピレーションが『KUBO/クボ~』に、そして『バンブルビー』に繋がっているんだ。日本と言えば、宮崎駿監督はもはや自分の一部だし、本作ではそんなつもりがなかったのに彼の作品に似ているところがたくさんあると言われたんです。この作品を、こうして日本に届けられて安堵と喜びの気持ちでいっぱいですよ」と感無量の様子。ボナヴェンチュラ氏は「トランスフォーマーのとっては、聖地巡礼のような気持ちだよね。愛されていてうれしいです」と語った。
左から、志尊淳、土屋太鳳、ヘイリー・スタインフェルド、トラヴィス・ナイト監督、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ氏
その後、五人は上映を待ちわびる観客の待つスクリーンで舞台挨拶にも登場。ヘイリーが「トラヴィス監督の手腕で、バンブルビーの動きや反応が人間らしくてカワイイ(日本語)です!私も、皆さんもそうだと思うけど、人生って何だろうと、不安でいっぱいになる10代の最後の感覚をこの映画は完ぺきにとらえています。トランスフォーマーの聖地・日本に、この作品を紹介できるのは本当に嬉しい!日本が最後なんてこれ以上ない場所だと思います」と胸いっぱいの言葉。トラヴィス監督は「アニメーション制作はとにかくゆっくりなんですど、実写はエネルギッシュで、スタッフも、隣にいる素晴らしい女優さんも、どんどん進んでいく凄い人たち。本作が行く最後の地が、バンブルビーの生まれた日本で本当にうれしい。これは偶然じゃない。日本は特別で、愛の結晶だと思っているし、誇りです。アリガトウゴザイマス!(日本語)」と感慨深げに挨拶。ボナヴェンチュラ氏は「ことわざで”美味しい物は最後まで取っておくのが良い”というように、日本が最後なのはそういうことだと思います。これだけ歓迎してくれて1つ思い浮かんだのは、トランスフォーマー5作でこれまできちんと日本への感謝をスクリーンで描いてないんです。次作があれば、大阪でも京都でもなく、この東京を爆破してぶち壊して感謝したいですね」と発言し、ファンは大興奮。
志尊は「トランスフォーマーが本当に大好きで、このような形で関わらせてもらって本当に光栄です。役者をやってきた自分にできることは、言語が変わってもまっすぐ同じように伝えることに努めました。愛する相手が人でなくても、貴くて、奥深い作品です!」と吹替版もアピール。
左から、英語でスピーチする土屋太鳳、ヘイリー・スタインフェルド
さらに、土屋は「I am so happy and excited with my role as Charlie. The movie is full of love,power and courage. Today I am so thankful for a chance to be on the same stage with Mr.Bonaventura, Mr.Knight, Hailee and Jun Shison as Memo. I am very confidence that the movie Bumblebee will be loved and empowered in Japan by your love. Thank you. I hope you will enjoy!
"『バンブルビー』のチャーリー役として、ここにいることができて本当に嬉しいです。この映画は愛とパワー、そして勇気で溢れた作品に仕上がっています。今日はボナベンチュラさんとトラヴィス監督とヘンリー、そしてメモ役の志尊くんとこのステージに立てて感謝の気持ちでいっぱいです。この映画は日本で愛されると自信を持って言えるほど、とても素晴らしい作品なので、みなさんぜひ楽しんでください!”」と、流ちょうな英語でスピーチし、会場を沸かせる。
これにスタインフェルドは「ワオ!わたしは日本語は話せないないから次回までにがんばるわ(笑) 本当に素敵!」と感激していた。
ヘイリー・スタインフェルド
ヘイリー・スタインフェルド
スタインフェルドは自身のスマートフォンで会場の盛り上がりをムービーに収め、監督、スタッフ、吹替声優らと名残惜しそうに会場を後にした。
『バンブルビー』は3月22日(金)全国ロードショー。