最新イベントの舞台は迷宮と化した「大奥」! Fate/Grand Order スペシャルステージ in AnimeJapan 2019レポート
今回の「AnimeJapan 2019」では特別協賛に名を連ね、ソーシャルゲームのみならず劇場&テレビ用新作アニメなどでも熱く盛り上がる『Fate/Grand Order』。その多岐にわたるプロジェクトの最新情報をお披露目するステージイベントが、多くのファンを集めて開催された。
ステージにはFateシリーズの顔でもある「セイバー」ことアルトリア・ペンドラゴンなどを演じる川澄綾子、サーヴァントでは巌窟王やアルジュナ、そしてアニメ版の主人公・藤丸立香を演じる島崎信長、FGOでプレイヤーを支える後輩にしてデミ/サーヴァントのマシュ・キリエライトを演じる高橋李依が登場。島崎は先日まで行われていたゲーム内イベント「カルデアボーイズコレクション2019」内に登場した巌窟王の礼装の姿を再現してファンを盛り上げる中、ステージイベントがスタート。
まずは2018年4月から今月までにFGO内で開催されたイベントを振り返るトークコーナーからスタート。53にも及んだイベントの中から、各キャストが思い出深いイベントをそれぞれ上げる形でトークは進行。島崎は真夏のハワイで同人誌即売会に挑んだ「サバフェス2018」をピックアップ。夏の定番の水着イベントながらも予想外過ぎた内容に加え、自らが演じる巌窟王のユニークな一面が描かれたり、水着霊衣が実装されたことなどが嬉しかったとのこと。
続いて高橋が選んだのは、年明けに開催されたお正月イベント「雀のお宿の活動日誌 閻魔亭繁盛記」。サーヴァント達が集う温泉宿を切り盛りする内容に合わせて、マシュが仲居さん姿の新規グラフィックで登場したのが嬉しかったことや、使えるサーヴァントの性別が限定されるミッションなどで育て方が偏っていたために苦労したことなどが語られた。
最後に川澄が選んだのは今年のバレンタインデーに合わせて開催された「バレンタイン2019 ボイス&レター・これくしょん! 紫式部と7つの呪本」。今回は過去の分も含めてすべてのサーヴァントとのバレンタインのやりとりがフルボイス化され、川澄も多種多彩なアルトリアのバリエーションやフォウくんなど14キャラを演じて、Fateシリーズの積み重ねを実感したとのこと。そしてボイスが付いたことでキャラの印象などがより深まったことも嬉しかったが島崎や高橋からも語られた。
続いてFGO PROJECTの最新情報として、昨年好評を博したリアル脱出ゲームとのコラボレーション第二弾「謎特異点Ⅱ ピラミッドからの脱出」が4月26日より全国7都市で開催されることや、8月3~4日に幕張メッセで『Fate/Grand Order』4周年記念イベントの開催が決定したことが発表された(4周年イベントの詳細は https://fes.fate-go.jp にてご確認を)。
続いてタイトルのみが先行発表されてファンの誰もが気になっていた、FGOのゲーム内最新イベント「徳川廻天迷宮 大奥」の詳細がステージに登場した第2部開発ディレター・カノウヨシキから映像などと共にお披露目された。
妖艶な雰囲気のPVや、謎の迷宮と化した大奥を探索していくというこれまでにないイベント内容、そしてFateシリーズでおなじみのあるヒロインを彷彿とさせる新サーヴァント「カーマ」がお披露目されると、会場のファンのみならずキャスト陣からも「どんなイベントになるのか?」というどよめきにも似た期待のコメントが飛び出した。
こちらのイベントは3月27日(水)・18時スタート予定とのことだ。他にもゲームをより遊びやすくするための新機能や、新規プレイヤーがイベント参加条件をクリアしやすくするためのアイテム報酬の増加なども発表された。
最後はアニプレックスの黒崎静佳プロデューサーがステージに登場して、現在進行中のアニメ版FGOの最新情報が公開。TVアニメ『絶対魔獣戦線バビロニア』と劇場用アニメ『神聖円卓領域キャメロット』のイメージビジュアルやスタッフ・キャスト情報、そして『神聖円卓領域キャメロット』前編が2020年公開、『絶対魔獣戦線バビロニア』は最新PVが上映されて放送が今年10月に決定したことが発表された(詳しい情報は https://anime.fate-go.jp/ にてご確認を)。
さらにイベント終了後にサプライズとして、7月よりTVアニメ放送予定の『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』とのコラボイベント開催が告知されてイベントは締めくくられた。
多彩なジャンルでその勢いがますます加速していく『Fate/Grand Order』から、ますます目が離せないことを実感するような盛りだくさんの内容でステージイベントの幕は閉じた。まだ未体験の人は、ぜひ今からでもゲームをプレイして、この世界に触れてみてはいかがだろうか?
(取材・文・撮影:斉藤直樹)