賀来賢人主演で『アフロ田中』が連続ドラマに 全10話で『上京アフロ 田中』を実写化
賀来賢人演じる田中広 (C)のりつけ雅春/小学館 (C)2019 WOWOW
漫画『アフロ田中』が実写ドラマ化され、7月からWOWOWで放送されることが決定した。
のりつけ雅春氏の『アフロ田中』シリーズは、『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で17年間連載され続けている青春漫画。コミックスの累計発行部数570万部を誇る人気コミックだ。2002年から始まった第一作『高校アフロ田中』から幾度となくタイトルを変え、アフロヘアーの主人公・田中広と仲間たちの、ゆるく、時に哲学的な青春模様を描いてきた。2012年には、松田翔太主演の実写映画『アフロ田中』が公開され、スピンオフミニドラマ『放課後アフロ田中』全10話も配信された。
7月から放送されるWOWOWオリジナルドラマ『アフロ田中』は、全10話で、社会人として東京で働く田中を描く『上京アフロ 田中』を実写化。『今日から俺は!!』の賀来賢人が主人公・田中広役で主演。演出を、音楽ドキュメンタリー映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』の石田雄介監督が担当する。
のりつけ雅春氏描き下ろしの田中広 (C)のりつけ雅春/小学館
また、賀来のアフロ姿のビジュアルと原作ののりつけ氏の描き下ろしイラストも公開されている。ドラマ化決定を受けた、のりつけ氏、賀来、石田監督のコメントは以下のとおり。
のりつけ雅春(原作)
――「アフロ田中」のドラマ化が決まった心境
うぉー――――!!て感じ。やったー―――!!て感じ。
――主演の賀来さんへ期待するポイント
田中は「ただ生まれてきたので一生懸命生きてるだけ!」なので、野心も何にもなく、ただただしあわせになりたい、そんな感じが出たら嬉しいです。
――視聴者へメッセージ
僕も楽しみにしています。撮影現場にたくさん顔を出して見学したいです。
賀来賢人
――「アフロ田中」の連続ドラマの主演が決まった心境
とても嬉しかったですし、非常に挑戦し甲斐のある作品だなと。気合いが入りました。僕もかなりの天パで、絶好調の時はアフロなので、田中には共感しかありません。
――原作の印象や読んでの感想、好きなエピソード
こんなにスラスラ読めた漫画は初めてでした。一番好きなエピソードは、マキと名前を呼びあうシーンです。可愛くて仕方ない二人が大好きです。
――視聴者へメッセージ
脚本も最高なものになっています。現場、間違いなく良い熱量で撮影できております。是非!期待して下さい!!
石田雄介(監督)
――『アフロ田中』のドラマ化が決まった心境
大好きな原作なので、単純にワクワクしました。一方で『連ドラ』にするからには、全話を貫く物語の「軸」を何にするか?『連ドラ』でしかできない事は何か?この2つを真っ先に考えはじめました。
――原作の印象や読んでの感想、好きなエピソード
主人公・田中の不器用な生き様に思わず笑ってしまうが、一方で自らの甘酸っぱい青春時代の記憶をほじくり返される。こんなに油断は禁物の漫画、他にありません。好きなエピソードは沢山ありすぎますが、今回のドラマ化で中心に取り上げる「上京 アフロ田中」の中ではマキとのシーン全てです。
――初タッグを組む主演の賀来さんの印象と期待するポイント
賀来賢人さんと最初に顔合わせをした時のこと。アフロ頭になってもらいビジュアルのチェックをしたのですが、あまりのハマりっぷりに、早くもこの作品の成功を確信した事を覚えています。またその際、私の本作に対するこんな演出プランを伝えました。「この作品を観て頂く視聴者の皆さんを『ギャグや顔芸で笑わす』のではなく、不器用がゆえに滑稽に見える田中の行動や感情が、どこか視聴者自らにも思い当たる節があり、思わず笑えてしまう、そんな『ほろ苦い笑い』を誘発させたい」彼はその時から、私の意図を的確に汲んでくれて、その器用で繊細な表現力によって撮影中も全くブレずに、主人公・田中広を演じています。
――視聴者へメッセージ
長期連載中の原作『アフロ田中』は厄介です。「長い漫画だなぁ」と読んでいると、いつの間にか手が止まらなくなっている。「くだらないなぁ」と笑っていると、いつの間にか泣いている。不器用に恋をし、しかし必死に生きる若者の人生が、大量に振りかけられた『あるある感』と共に真空パックされているのです。こんな最高な原作に出会い、賀来賢人さんはじめ最高のキャストと一緒に作ったら、最高に面白い連続ドラマが出来てしまいました。ところでこれ、放送していいんですよね、WOWOWさん?
ドラマ『アフロ田中』は7月、WOWOWプライムにて放送スタート。全10話/第1話無料放送。