芸術の秋に相応しい豪華競演と名作がずらり 10月歌舞伎座『錦秋十月大歌舞伎』の演目と主な配役が決定

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2026.7.25
『錦秋十月大歌舞伎』

『錦秋十月大歌舞伎』

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2026年10月2日(金)~20日(火)歌舞伎座にて『錦秋十月大歌舞伎』(きんしゅうじゅうがつおおかぶき)が上演される。この度、演目と主な配役が決定した。七代目尾上菊五郎、片岡仁左衛門、尾上松緑、八代目尾上菊五郎、片岡愛之助をはじめとした充実の顔合わせで、名作の数々を三部制にて上演する。

第一部は、ケレン味溢れる演出が魅力の『鯉つかみ(こいつかみ)』から。2012年に永楽館で勤めて以降、明治座、博多座、大阪松竹座と各地で好評を博してきた片岡愛之助が、ついに歌舞伎座で滝窓志賀之助実は鯉の精を勤める。本性をあらわした鯉の精と戦う大立廻りや泳ぎ六法など、歌舞伎の醍醐味が詰まった爽快な舞台となっている。

片岡愛之助

片岡愛之助

そして歌舞伎の三大名作のひとつ『義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)』より、人気の場面「川連法眼館(かわつらほうげんやかた)」通称「四の切」では、八代目尾上菊五郎が佐藤忠信実は源九郎狐、そして、七代目尾上菊五郎が源義経を勤める。狐の親子の情愛を描くことに重点を置いた音羽屋型で、心温まる物語を堪能できる。

八代目尾上菊五郎

八代目尾上菊五郎

七代目尾上菊五郎

七代目尾上菊五郎

第二部は、時代物の大作『近江源氏先陣館 盛綱陣屋(おうみげんじせんじんやかた もりつなじんや)』。主人公の佐々木盛綱はダブルキャストでの上演となり、Aプロでは片岡仁左衛門、Bプロでは八代目菊五郎が勤める。戦場で心ならずも敵同士となった佐々木盛綱・高綱兄弟の悲劇を描く物語。戦乱の悲情さ、兄弟の葛藤、親子の情愛が描かれた本作は、本年5月大阪松竹座さよなら公演『御名残五月大歌舞伎』でも至高の舞台として感動を呼んだ仁左衛門と、この度が二度目となる八代目菊五郎、それぞれの魅力が滲む一幕。

片岡仁左衛門

片岡仁左衛門

続く『山帰強桔梗(やまがえりまけぬききょう)』は1823年、三世坂東三津五郎が森田座で初演して以来、三津五郎家の芸として受け継がれてきた清元の舞踊。2003年に歌舞伎座で十世坂東三津五郎が勤めて以来23年ぶりの上演となる今回、十世三津五郎の長男・坂東巳之助による山帰り大吉が、いなせな江戸っ子の様子を洒脱に踊る。

坂東巳之助

坂東巳之助

第三部は、壮大な歴史ロマンが人々を魅了する『義経千本桜』より、「渡海屋(とかいや)」「大物浦」(だいもつのうら)」。尾上松緑が主人公・渡海屋銀平実は新中納言知盛を演じるのは、2012年御園座以来、実に14年ぶり。渡海屋での颯爽とした姿から一転、大物浦では、復讐の鬼となって凄まじい執念で義経に迫り、満身創痍で繰り広げる大立廻り、碇を担いで入水する知盛の壮絶な最期は必見。

尾上松緑

尾上松緑

打ち出しは、舞踊二題『屋敷娘(やしきむすめ)』、『近江のお兼(おうみのおかね)』で賑やかに。中村壱太郎と尾上眞秀が艶やかに舞う『屋敷娘』では、眞秀が本格的な女方の踊りに挑む。『近江のお兼』では、現在新橋演舞場にて絶賛上演中のスーパー歌舞伎『もののけ姫』でサン役を勤める壱太郎が、男勝りの美しい娘・近江のお兼に扮し、長い布晒を使って華やかに踊る。

中村壱太郎

中村壱太郎

尾上眞秀

尾上眞秀

芸術の秋に相応しい豪華競演による舞台に期待しよう。

公演情報

『錦秋十月大歌舞伎』
 
日程:2026年10月2日(金)~20日(火) 【休演】9日(金)
会場:歌舞伎座

第一部 午前11時~
 
水口一夫 脚色
湧昇水鯉滝
一、鯉つかみ(こいつかみ)

釣家下館の場
琵琶湖中鯉退治の場

滝窓志賀之助/滝窓志賀之助実は鯉の精:片岡愛之助
篠村次郎公光:坂東巳之助
小桜姫:中村壱太郎
呉竹:市川門之助
 
 
二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
川連法眼館

佐藤忠信/佐藤忠信実は源九郎狐:八代目尾上菊五郎
静御前:中村雀右衛門
飛鳥:上村吉弥
川連法眼:河原崎権十郎
源義経:
七代目尾上菊五郎
 
 
第二部 午後2時30分~
 
 
一、近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)
盛綱陣屋
 
佐々木盛綱:片岡仁左衛門(Aプロ)
     :
八代目尾上菊五郎(Bプロ)
篝火:片岡孝太郎
和田兵衛秀盛:片岡愛之助
信楽太郎:坂東巳之助
伊吹藤太:中村種之助
高綱一子小四郎:中村梅枝
盛綱一子小三郎:中村秀乃介
古郡新左衛門:嵐橘三郎
竹下孫八:中村萬太郎
早瀬:中村時蔵
微妙:中村萬壽
北條時政:中村歌六

※Aプロ(10月2・3・6・7・11・12・15・16・20日)
※Bプロ(10月4・5・8・10・13・14・17・18・19日)
 
 
二、山帰強桔梗(やまがえりまけぬききょう)

山帰り大吉:坂東巳之助
 

第三部 午後6時~
 
 
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
渡海屋
大物浦

渡海屋銀平実は新中納言知盛:尾上松緑
女房お柳実は典侍の局:中村時蔵
源義経:中村種之助
武蔵坊弁慶:中村吉之丞
入江丹蔵:中村萬太郎
相模五郎:坂東亀蔵
 

 上 屋敷娘(やしきむすめ)
二、
 下 近江のお兼(おうみのおかね)
 
娘お壱/近江のお兼:中村壱太郎
娘お秀:尾上眞秀
 
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