乃木坂46の4期生「ロミジュリ」の役争う緊張の初舞台「3人のプリンシパル」開幕

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2019.4.10
乃木坂46の4期生。

乃木坂46の4期生。

乃木坂46の4期生による初の舞台公演「3人のプリンシパル」が、昨日4月9日に東京・サンシャイン劇場にて開幕した。

「3人のプリンシパル」は、1幕のオーディションを観た観客の投票により2幕の出演者が決定する乃木坂46の“キャスティング参加型演劇”シリーズ最新作。今回の2幕の題材はウィリアム・シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」で、昨年9月にグループに加入した4期生11人がロミオ、ジュリエット、それ以外の登場人物を演じる“それ以外ぜんぶ”の3役の枠を巡って競い合う。

昨日、ゲネプロ後にマスコミ向けの囲み取材が行われ、4期生たちは緊張した面持ちで舞台への意気込みなどを述べた。司会からロミオ役に対する自身のアピールポイントを聞かれると、賀喜遥香は「自分で言ってしまうんですけど(笑)、私は4期生の中でも背が高くて声が低いので、男役をやったらカッコいいと思います」と回答。矢久保美緒は「私はかっきーと逆で一番ちっちゃいので、かわいい感じでできたらと思います!(笑)」と声を弾ませた。またジュリエット役については掛橋沙耶香が「ジュリエットはわがままでお嬢様っぽいところや気が変わりやすいところがある一方、純粋な面もあるので、いろんなところで落差を付けて演じられると思います」、“それ以外ぜんぶ”役については金川紗耶が「いっぱい役があって着替えとか大変なんですけど、1つひとつの演技の切り替えが楽しいのでそこを見てほしいです」とそれぞれアピールした。

柴田柚菜は「すべての役の台詞を覚えるのはすごく大変なんですけど、『プリンシパル』を通して乃木坂としての自覚も芽生えて、成長できると思います」と「プリンシパル」シリーズに出演する心境を語る。掛橋は3期生の久保史緒里から「やりたい役が被っちゃっても、自分がやりたい役をやればいいんだよ」というアドバイスをもらったことを明かし、早川聖来は「3期生の先輩方に、『当時やっていたときは苦しくてつらくて悩んでしまったけど、今考えたら成長できるいいきっかけになった』と言っていただけたので、自分もがんばりたいなと思います」と抱負を述べた。

記者から演技や女優業に関する質問が飛ぶと、掛橋は「私は運動音痴で不器用なんですけど、セリフを覚えたり、感情を込めて演技をするのは得意だと気付いて、ちょっと女優をやってみたいという気持ちになりました」と答え、北川悠理は「私は普段しゃべるのがすごく苦手なんですけど、演技のときは大きな声でしゃべれるし、考えなくてもいろんな気持ちが湧き上がってきて。それがすごく新鮮で楽しいです」とコメント。遠藤さくらは「4期生の明るいところを舞台の中で生かせたらと思います」と話し、最後に田村真佑が「この機会を大切にして、4期生全員で全力でがんばっていきたいと思います」と意気込みを語って囲み取材を締めくくった。

その後の初日公演では観客の投票により、ロミオ役を賀喜、ジュリエット役を北川、“それ以外ぜんぶ”役を早川が勝ち取った。終演後の挨拶で賀喜は「女の子っぽい仕草が出ちゃったところもあったんですけど、私の特徴は声が低いところなのでカッコいいロミオができたんじゃないかなと思います!」と笑顔を見せ、北川は言葉を詰まらせつつも「演技の練習をしていく中ですごい楽しいなと思って……本当にありがとうございました」と胸の内を吐露。早川は“それ以外ぜんぶ”の1つである“婆や”役がメンバーから好評だったことに触れ、「練習のときからあだ名が“婆や”だったんですけど、今はすごくうれしいです!」と喜びを露わにした。「3人のプリンシパル」は4月21日まで上演される。

音楽ナタリー
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