アニメ界で空前の復活ブーム!喜屋武ちあきが見どころ語る

コラム
アニメ/ゲーム
2015.7.12


今、アニメ界で空前の“復活ブーム”が巻き起こっているのをご存じだろうか?70~80年代を代表する大ヒットアニメや児童文学の新作がこの秋より続々と放送・公開されるのだ。気になるラインアップを紹介すると共に、アニメ通で知られる喜屋武ちあきに作品への思いを語ってもらった!

最初の注目作品は、10月から日本テレビ系で放送開始予定の「ルパン三世」の新作。スピンオフを除くテレビシリーズとしては、実に30年ぶりとなる。総監督を務めるのは、劇場版「カリオストロの城」の名場面であるカーチェイスシーンを手掛けた友永和秀。

また音楽は、「ルパン三世のテーマ」を生み出した大野雄二が担当するなど、まさにファン垂涎の“ド真ん中!”を狙った作品となりそうだ。舞台はイタリアとサンマリノ共和国になるとのことなので、ヨーロッパの街並みを背景に再びルパンたちが大暴れする姿を楽しみに待つとしよう!

続いては、6月に発表され、アニメファンを騒然とさせた映画「サイボーグ009VSデビルマン」。日本漫画界の巨匠である石ノ森章太郎と永井豪、両氏の代表作による奇跡のコラボだ。実は永井は、かつて石ノ森のアシスタントを務め、「サイボーグ009」の背景を描いていた経歴を持ち、彼自身にとっても久々の“共演”となる。

内容の詳細はまだ明らかになっていないが、特設サイトには“最強のヒーローが、最悪の出会いを遂げる。生き残るのは誰だ!?”と、ガッツリと両作品が相まみえる文言が明記され、公開日を待ち望むファンの期待感をあおっている。この作品は2週間限定でのイベント上映となるので、お見逃しなく!

同じく10月に劇場公開されるのが「GAMBA ガンバと仲間たち」(10月10日より2D/3Dロードショー)。

構想15年、製作期間10年を経て、“小さなネズミ”ガンバたちの冒険が3DCGアニメーションになってよみがえる。かつて1975年に「ガンバの冒険」がアニメ放送されたが、今回の映画化は原作を基にした完全新作。

手掛けたのは映画「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズや海外でも高い評価を受けた「STAND BY ME ドラえもん」の製作プロダクション、白組。また、脚本を古沢良太、宣伝ビジュアルには森本千絵が参加するなど豪華スタッフ陣が集結し、懐かしく、そして新しいガンバの世界観を作り上げている。

それぞれのアニメの過去作品をすべて網羅しているというタレントの喜屋武ちあきに見どころを聞いた。

まずは「ルパン三世」の新作から!「『ルパン』といえば、新しいキャストになってからテレビアニメの『LUPIN the Third ‒峰不二子という女‒』や、劇場版『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』など、それまでのシリーズにはなかったアクの強いスピンオフ作品がたびたび作られていました。でも今回は、スタッフ陣が“久しぶりの王道!”なので、かつてルパンを愛していた世代の方にとっても必見の内容になると思います。なかでも私が期待しているのは、やはり友永和秀さんが総監督を務めるという点。作画の美しさや、派手なアクションを楽しみにしています!」とのこと。

続いて「サイボーグ009VSデビルマン」については、「サイボーグ009という9人の悲しい過去を持つヒーローたちと、デビルマンというダークヒーローが戦うって…いったいどうやって!?と期待せずにはいられません!」と興奮気味に語る。

「実は『デビルマン』に関しては、1973年にも『マジンガーZ対デビルマン』という劇場用作品が作られているんです。でも、この作中では兜甲児と不動明のバイクレースという形でしかバトルがなかったんですよね。今回は『サイボーグ009』との白熱した戦いを大いに期待してます!」。

そして最後に、「子供のころに再放送のアニメや原作小説で夢中になったあのガンバが3DCGで復活するなんて、最高です!」と喜びを爆発させたのが、「GAMBA ガンバと仲間たち」だ。

その思いは強く、「仲間のために立ち上がり、命を懸けるガンバたちの勇敢さや優しさが、この映画を初めて見る新しい世代に伝わればといいなぁ、と思ってます」と、まるで生みの親のように作品愛を語ってくれた。

また、「発表されたCGのビジュアルを見た時は自分の知っているガンバとだいぶ違うので驚きましたが、製作が白組なので、街、海、空などを冒険する映像のクオリティーの高さに期待です!」とも。

「ちなみに、これは個人的なことなのですが、実は子供のころに見たガンバの敵であるイタチのノロイがあまりにも怖くて、トラウマになった記憶があるんです(笑)。でも、大人になった今、あのノロイがどんな描かれ方をされるのか、逆にドキドキワクワクしています!」と、最後にいちアニメファンとしての見どころを語ってくれた。

当時の懐かしい記憶を呼び起され、新作に期待を膨らませたはず。さあ、あなたはどの作品を鑑賞する?【東京ウォーカー/記事提供=週刊ジョージア】

※記事の内容は、無料スマホマガジン「週刊ジョージア」から一部抜粋、再構成したものです
 

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