静嘉堂文庫美術館で、「墨」をテーマに日本美術の優品を紹介する展覧会
2019.6.29
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重要文化財 伝周文筆「四季山水図屏風」(右隻) 室町時代(15世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
展覧会『入門 墨の美術ー古写経・古筆・水墨画ー』が、2019年8月31日(土)~10月14日(月・祝)まで、東京都世田谷区の静嘉堂文庫美術館にて開催される。
「華手経 巻第四」(五月一日経) 奈良時代 天平10年(738) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
本展は、「墨」をテーマに、奈良時代から室町時代までの日本美術の優品を紹介する展覧会。奈良時代には仏教の広がりとともに、国家事業としても写経が盛んに行われ、それは明確な役割分担をした写経所のスタッフが担った。平安時代、貴族は手習い(=習字)を大事な教養として学び、その和様の書は美しく装飾した料紙の上に流れるような線で書写される。鎌倉時代にその萌芽がみられ、室町時代の禅宗文化や唐物の流行を象徴する水墨画は、墨のトーンを巧みに用い、鑑賞者を絵画空間へいざなう。
国宝 「倭漢朗詠抄 太田切」 平安時代(11世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
その時々でさまざまに用いられ、時代の美意識を如実に表現する墨。本展では、「古写経」「古筆」「水墨画」に注目し、静嘉堂所蔵の名品約30点を通して、多彩で奥深いモノクロームの世界をわかりやすく紹介する。
「大般若波羅蜜多経 巻第四三四」(小水麻呂願経) 平安時代 貞観13年(871) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
重要美術品 前島宗祐筆「高士観瀑図」 室町時代(16世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵 【全期間展示】
イベント情報
入門 墨の美術ー古写経・古筆・水墨画ー
会期:2019年8月31日(土)~10月14日(月・祝)
[休館日:毎週月曜日(ただし、9月16日・9月23日・10月14日は開館)、9月17日(火)、9月24日(火)]
会場:静嘉堂文庫美術館(東京都世田谷区岡本2-23-1)
http://www.seikado.or.jp/
一般お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)※英語版も共通
[休館日:毎週月曜日(ただし、9月16日・9月23日・10月14日は開館)、9月17日(火)、9月24日(火)]
会場:静嘉堂文庫美術館(東京都世田谷区岡本2-23-1)
http://www.seikado.or.jp/
一般お問合せ:03-5777-8600(ハローダイヤル)※英語版も共通