ボードゲームに恋して~ROUND:9

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「ボードゲームの新たな広がりを感じさせるイベント」
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アナログゲームラボ in 秋葉原

11月22日(日)には日本最大のアナログゲームのイベント「ゲームマーケット 2015 秋」が開催されますが、そんな大規模イベントに先駆けて、ちょうど一週間まえの11月15日(日)秋葉原にて同じくアナログゲームのイベントが開催されました。

会場内は商品棚があるなど、ゲームマーケットとはまた違った雰囲気 (c)DEAR SPIELE

会場内は商品棚があるなど、ゲームマーケットとはまた違った雰囲気 (c)DEAR SPIELE

こちらは、訳あってゲームマーケットに参加できなかったサークルや、ゲームマーケットにも参加するものの、事前に作品を発表したいサークルが自作ゲームを持ち寄るイベントとなっていて、ゲームマーケットと比べれば小規模ではありますが、こういった小規模な即売会はいままで無かったので早速覗きに行ってきました!

 

>>応募を失念したことから生まれたイベント

今回、アナログゲームラボを企画したのは、アナログゲーム制作を行っているサークル「ASOBI.dept(アソビデプト)」の面々。ASOBI.deptには「タモリ倶楽部」のアナログゲーム特集の回に出演された田中いつか氏も参加しており、ゲームマーケットにも精力的に参加されています。

主催サークル「ASOBI.dept」の面々 (c)DEAR SPIELE

主催サークル「ASOBI.dept」の面々 (c)DEAR SPIELE

そんなASOBI.deptが敢えて、アナログゲーム日本最大のイベント「ゲームマーケット」の1週間前にイベントを打ち立てたのか?気になるところでしたが、きっかけは「ゲームマーケットの参加応募をし忘れた」というなんとも脱力系な理由。

実はゲームマーケットは参加サークルの増加により、今回より抽選漏れするサークルも出てきており、そういった「参加したくても出来なかったサークルの受け皿」という役割を今回のイベントで担うことが主な目的とのこと。
イベント趣旨としてはそういった「受け皿」だが、そこにとどまらず、ゲームマーケットの参加が決まっているサークルでもプロモーションの場として開放し、イベントとしてのバリューを高めており、参加者し易いイベントになっていた印象でした。

 

>>「もう連絡関係が不安で大変で!(笑)」

主催者のひとり「田中いつか氏」に、今回イベントをするうえで大変だったことを尋ねると、「参加サークルとの連絡(やりとり)が一番大変だった」と明かす。

タモリ倶楽部に出演経験のある田中いつか氏(右)と、ASOBI.deptのデザイナーあやの氏(左) (c)DEAR SPIELE

タモリ倶楽部に出演経験のある田中いつか氏(右)と、ASOBI.deptのデザイナーあやの氏(左) (c)DEAR SPIELE

なにぶん、イベントとしては初めての試みで、イベントの主催という経験も初めて……そんな中、イベントにお客さんが来てもらえるかの不安はもちろん、核となる参加サークルすら本当に来てもらえるのか?という不安が付きまとっていたとのこと。

主催側から何か連絡しても、サークルさんごとに返信のペースは異なるため、多少返信が遅いだけでも不安でドキドキだったらしく、「当日になって当たり前とはいえ、各サークルがちゃんと来て、お客さんも予想以上に来てくれて(来場者数200名)本当に嬉しいです。泣きそうです。」と涙を瞳に湛えながら語るいつか氏の表情を見るだけでも、成功が伺えるイベントでした。
 

さて、そんな「アナログゲームラボ in 秋葉原」
次は参加されていたサークルのご紹介です。

 

>>「サンゴク」は5,000セット以上の販売実績

精力的に自社ボードゲームの制作や、海外の印刷所との架け橋として外注製作のサポートを行っているリトルフューチャーは、代表の江見氏自ら物販スペースに立つスタイル。

リトルフューチャーは代表の江見氏自ら参加 (c)DEAR SPIELE

リトルフューチャーは代表の江見氏自ら参加 (c)DEAR SPIELE

今回も「サンゴク」はもちろん、写真で一言ボケるゲーム「bokete」や、人狼「ワー!ワーウルフ」を頒布。

 

>>麻雀をモチーフとしたカードゲームが特徴

麻雀モチーフのカードゲームで勝負する「しのうじょう」は、索子(ソーズ)と發(ハツ)だけの麻雀ゲーム「ALL GREEN」と、一九字牌(么九牌)のみを使った新作ゲーム「ヤオチュー!」を頒布。写真は作者の「しの」氏。

サークル「しのうじょう」は麻雀モチーフが特徴 (c)DEAR SPIELE

サークル「しのうじょう」は麻雀モチーフが特徴 (c)DEAR SPIELE

 

>>個性豊かなアイドル達を育て、輝くステージへ!

「シュレディンガーゲームズ」では、アイドルを育てるカードゲーム「スターライトステージ」を頒布

シュレディンガーゲームズは個性豊かなアイドル達を育てるゲームを展開 (c)DEAR SPIELE

シュレディンガーゲームズは個性豊かなアイドル達を育てるゲームを展開 (c)DEAR SPIELE

アイドルにはそれぞれ得手不得手があり、パラメーターを伸ばすことで受けられる仕事が多くなり得点していく拡大再生産系のゲームとのこと。イラストが可愛く、ゲームの勝ち負けは元より、お気に入りのキャラクターを育てるだけでも楽しいかも?

 

>>バッティングと足し算のゲーム?

「キングダイズゲーム」は新作「モーモートレトレ」を頒布。宇宙人となってキャトルミューティレーションを行う(?)という一風変わった題材のゲーム。

キングダイズゲームズは新作「モーモートレトレ」推し (c)DEAR SPIELE

キングダイズゲームズは新作「モーモートレトレ」推し (c)DEAR SPIELE

内容は、数字が書いてある手札を、毎回変わる指定された数字(複数)になるように足し算して場に出すだけ。ただし、他に同じ数字を出しているプレイヤーが居るとスタートプレイヤーに近いプレイヤーの獲得になってしまうというバッティング要素のあるゲーム。戦略を練るというよりワイワイとパーティー間隔で遊ぶゲームとのこと。

 

>>囲碁やリバーシのような新感覚ゲーム

「merry-andrew-works」は販売ブースでも新作のゲームを試遊。
タイルを配置してリバーシのように陣取りを楽しむ「鴉鷲-ARO-」をお客様に案内されていました。

merry-andrew-worksは新感覚アブストラクト「鴉鷲-ARO-」を展開 (c)DEAR SPIELE

merry-andrew-worksは新感覚アブストラクト「鴉鷲-ARO-」を展開 (c)DEAR SPIELE

 

>>終始不在(試遊卓にいらっしゃいました)で残念

YbYゲームさんは終始、試遊卓に出ていて内容を確認できず。写真だけ撮らせていただきました。

YbY Gamesさんは、残念ながら終始不在でした (c)DEAR SPIELE

YbY Gamesさんは、残念ながら終始不在でした (c)DEAR SPIELE

このシュールな感じのイラスト……気になる(笑)

 

>>迷子の子猫を導け!

「ばねゲー部(仮)」さんは、迷子の子猫を家に導くゲーム「まいごねこ」を頒布。

ばねゲー部(仮)では迷子のネコを家に導く「まいごねこ」頒布 (c)DEAR SPIELE

ばねゲー部(仮)では迷子のネコを家に導く「まいごねこ」頒布 (c)DEAR SPIELE

カードを使いながら、条件にあう家にたどり着くことを目的としたゲームで、ちょっとした記憶要素もあって大人も子供も楽しめそうなゲーム。
コンポーネントも凝った造りになっており、アートワークも可愛い……なんと言っても題材が「ねこ」という点が私的にツボです!

 

>>世界デビュー済!「エア アライアンス」

ドイツのエッセンで行われたエッセンフェアーに出展を果たしている「エア アライアンス」を引っ提げての参加は「ROUTE11」。

ROUTE11は本格的なボードゲーム「エアアライアンス」を頒布 (c)DEAR SPIELE

ROUTE11は本格的なボードゲーム「エアアライアンス」を頒布 (c)DEAR SPIELE

代表の野村氏は、バンダイのパーティージョイシリーズを数多く手がけたレジェンドで、満を持しての参加と言えるでしょう。「エア アライアンス」も国産ゲームとは思えないシステムとコンポーネントで勝負しています。

 

>>老舗「もんじろう」も新作をひっさげて参加

最近、東京は三鷹のゲームショップ「テンデイズゲーム」と共同で発売した「テンガロン」が記憶に新しい「もんじろう」からは、テンガロンを含めた3タイトル

「もんじろう」さんでは、異なる長さの棒を競る「ブブカ」が (c)DEAR SPIELE

「もんじろう」さんでは、異なる長さの棒を競る「ブブカ」が (c)DEAR SPIELE

新作「ブブカ」は異なる長さの棒を競る変わった競りゲーム。2人用の4目並べゲーム「羊とペリカン」も遊んだ方から高評価。

 

>>ゲーム会でもお馴染み「新ボードゲーム党」

「新ボードゲーム党」は、「タイムボム」や「人狼コースター」といった既存タイトルの出展。

新ボードゲーム党は「タイムボム」「コースター人狼」など持ち込み (c)DEAR SPIELE

新ボードゲーム党は「タイムボム」「コースター人狼」など持ち込み (c)DEAR SPIELE

タイムボムは最近評価が上がっている正体隠匿系のコミュニケーションゲームの秀作。

 

>>主催の「ASOBI.dept」は奥のスペースにひっそりと

今回のイベントの主催となる「ASOBI.dept」は一番奥のスペースにひっそりとブースを構える

主催となる「ASOBI.dept」のブースは装飾も綺麗 (c)DEAR SPIELE

主催となる「ASOBI.dept」のブースは装飾も綺麗 (c)DEAR SPIELE

ひっそりと言っても、ブースの装飾は最も凝っており、ゲームの点数も多め。
タモリ倶楽部で紹介された「カッパたん」も!

あ!「かっぱたん」だ!......もちろん買いました(笑) (c)DEAR SPIELE

あ!「かっぱたん」だ!......もちろん買いました(笑) (c)DEAR SPIELE

 
 
午後から伺いましたが、会場は終始満員。
特に試遊卓が盛況で、スタッフも試遊卓が空くとマイクで積極的にアナウンスするなど、他のボードゲームイベントとはちょっと違った導線が引かれており、遊ぶ側にも創作ゲームをアピールしたい側にもメリットのあるイベントになっていた印象です。
 
試遊卓も常時ほぼ満席の盛況さ (c)DEAR SPIELE

試遊卓も常時ほぼ満席の盛況さ (c)DEAR SPIELE

今回は「ゲームマーケットの救済策」といったものだったのかもしれませんが、規模の大きなイベントではケアしきれない「細かいところに手の届くイベント」として、こういったイベントが定期的にあってもいいなと感じました。

色々な形のイベントが今後も増えていくと思うと、ボードゲーム界隈とても楽しみです!

 

See You :-)

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