【映画レビュー】『チェンジング・ハーツ〜家族の絆〜​』なぜか共感してしまう…ベタ過ぎ王道家族ドラマ

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2015.11.22
『チェンジング・ハーツ ~家族の絆~』 (C) 2013 SunWorld Pictures.

『チェンジング・ハーツ ~家族の絆~』 (C) 2013 SunWorld Pictures.

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SPICE×ぷれシネ特集 第十回

SPICEをご覧のみなさま、いかがお過ごしでしょうか?この特集では毎回、日本初の映画試写アプリ「ぷれシネ」配信作品を紹介していきます。

同アプリでは、最新作やDVDの本編を新旧問わず丸々1本を無料で楽しめます。アプリ内の作品一覧から選んで応募すれば、その場で抽選結果も分かり、当選すればそのまま鑑賞可能です。この企画では、SPICE編集部の映画好きライター・フジモトが同アプリを体験し、ネタバレなしの作品レビューで皆さまにその魅力をお伝えしていきます。

○過去の記事はこちらから

第十回に取り上げる作品はチェンジング・ハーツ〜家族の絆〜​』です。

あらすじ
ジェームズ(ブラッド・ジョンソン)はミュージシャンやセレブを担当するPR会社の敏腕広報マン。昇進を間近にひかえ、美しい恋人とともに何不自由ない生活を送っていた。そんなある日、アイダホでホテルを営む父親が発作を起こしたという連絡が入る。ジェームズは家業を手伝うため仕方なく故郷へ帰り、仲の悪い弟やかつての恋人と複雑な再会を果たす。ジェームズは、持ち前の人当たりのよさでホテルの仕事になじんでいくが、一方でホテルがとてつもない経営難に陥っていることにも気づく。さらに、父親の容態も悪化…会社に戻るか、ホテルを復活させるのか。ジェームズの決断の時は迫る…。

■ベタすぎ&昼ドラ感満載!なぜか共感してしまう佳作ドラマ

『チェンジング・ハーツ ~家族の絆~』 (C) 2013 SunWorld Pictures.

『チェンジング・ハーツ ~家族の絆~』 (C) 2013 SunWorld Pictures.

都会で成功した長男が父の病気で実家に帰る…故郷では家を支えることを選んだ弟と衝突し、かつての恋人との甘いロマンスがよみがえる。うーん、この形式のドラマがこれまでに何万本作られてきたことか。もはや様式美ともいえるこの設定をあえて使う映画は、むしろ最近では珍しいかもしれませんね。

ただ、ありがちな設定ゆえ、そのテーマも普遍的。誰もが将来直面するであろう家族の状況を描いています。父親の大病で人生を考え直す主人公、自分を犠牲にして将来を選択ができなかった弟、母親の介護に追われ複雑な思いを抱えるヒロイン、そして、最後の時を迎える父親。本作には、ある程度社会に出た人ならば、共感できる登場人物が誰かしら一人はいます。ビックリするほどベタなお話ですが、「ああ、こういうことは起こりうるな」と思いつつ観てしまう方が多いはず。いささかご都合主義な展開もあるものの、家族との関係や、仕事に対しての考え方を見直すきっかけになるかもしれません。


■(顔が知られていない)実力派キャストが集結

王道、かつ誰もが共感できる物語だからこそ、キャストの果たす役割は重要です。主演のジェームズ役にブラッド・ジョンソン、ホテルの営業を妨害する敵役に『ザ・フライ2 二世誕生』のダフニ・ズーニガ、父親役には『アラクノフォビア』のブライアン・マクナマラと、まさに実力派キャストが集結…って、失礼ながら誰一人顔が思い浮かばねえよ!と、いうことで本作の出演者は、ほとんど日本で名前を知られていない俳優で固められています。かな~り地味な印象は否めませんが、彼らが演じるからこそドラマを身近に感じるのかもしれません。

ちなみに、ブライアン・マクナマラは『BONES ボーンズ -骨は語る-』などのTVシリーズにかなりの数出演しており、ゴールデングローブ賞候補にもなった俳優。本作でも、身体に麻痺を抱えることになった父親を好演しています。海外ドラマ好きの方なら、ピンとくるかも。ほかのキャストも俳優のキャリアが長く、彼らの演技だけで本作が支えられているといっても過言ではありません。とはいえ作品に新しい部分は特にないので、期待しすぎず観るのが吉でしょう。

さて、本作に興味を持った方はぷれシネで試写会に応募して見てください。応募の方法は簡単。

①itunesまたはApp storeでアプリをダウンロード

 

②会員登録(メールアドレスと希望するパスワードを入力)

 

 

③ログイン

 

③観たい作品を選んで「受付中」の部分をタップ!

これだけで応募が完了し、その場で当選の結果もわかります。当選決定から24時間の間は、いつでも同じ作品を観ることができるので、通勤や通学、ちょっとした待ち時間をつぶしながら気軽に鑑賞するのもいいですね。

現在公開されている作品の定員は50~100名。ただし、抽選ではなく先着で当選が確定するものも多いので、人気作は早めに応募したほうが良さそうです。

また、鑑賞後は「シェア」ボタンをタップして、TwitterやFacebookに感想を投稿することもできます。感想を投稿すると、次回からの試写会の当選確率が上がるそうです。フジモトも投稿してみました。
 


なお、ぷれシネでのチェンジング・ハーツ〜家族の絆〜配信は12月16日まで。期間中でも、先着50名に達すると申し込めなくなるのでご注意を。

現在配信中の作品と応募期間はこちら。

作品情報

チェンジング・ハーツ〜家族の絆〜​
(2012年/米/88分)
監督:
ブライアン・ブラフ
脚本:ブリタニー・ウィスカム
出演: ブラッド・ジョンソン、ダフネ・ズニーガ、ブライアン・マクナマラ

 

配信情報

投稿 因習奇習心霊 日本に隠されたおぞましき呪い​

『投稿 因習奇習心霊 日本に隠されたおぞましき呪い​』 (C)「因習奇習心霊」製作委員会/(有)十影堂エンターテイメント

『投稿 因習奇習心霊 日本に隠されたおぞましき呪い​』 (C)「因習奇習心霊」製作委員会/(有)十影堂エンターテイメント


(2015年/日本/50分)
監督:後藤正行(本橋正貴)
プロデューサー:楠神弘平

試写期間:11月25日まで
募集定員:先着100名

○レビューはこちら

ミス・メドウズ ~悪魔なのか? 天使なのか?~​

(C) Miss Meadows, LLC.

(C) Miss Meadows, LLC.


(2014年/米/97分)
監督・脚本:カレン・リー・ホプキンス
出演: ケイティ・ホームズ、ジェームズ・バッジ・デール、カラン・マルヴェイ、エヴァ・コルカー、グレアム・ベッケル


試写期間:12月2日まで
募集定員:先着50名

○レビューはこちら

恋の映画を作ろう

(C) 2014AMI Entertainment. All Rights Reserved.

(C) 2014AMI Entertainment. All Rights Reserved.


(2014年/日本/112分)
監督・脚本:
大木ミノル
出演:尹芝恵、青野晶子、小谷地希、弘中一哉、今野悠夫 ほか

試写期間:12月9日まで
募集定員:先着100名


Androidアプリへの対応は現在調整中。SPICEは毎週オススメの作品とともに進捗をお伝えしていくので、お待ちください。

アプリ情報
ぷれシネ​


価格:無料
カテゴリ: 写真/ビデオ
言語: 日本語、英語
販売元: HIROFUMI SOYAMA
 (C) simpleplus / (C) precine

App store: https://appsto.re/jp/d4uL6.i ※iPhoneからアクセス可能
iTunes: https://itunes.apple.com/jp/app/pureshine/id982863363?mt=8

Facebook: https://www.facebook.com/precinema

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