ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』公開を間近に控え、マシュー・ボールらプリンシパル3人による特別インタビュー映像が到着

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2019.8.14
マシュー・ボール、ヤスミン・ナグディ&アレクサンダー・キャンベル (c) ROH, 2015. Photographed by Alice Pennefather

マシュー・ボール、ヤスミン・ナグディ&アレクサンダー・キャンベル (c) ROH, 2015. Photographed by Alice Pennefather

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ロンドンのコヴェント・ガーデン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ROH)で上演されたロイヤル・バレエ団、ロイヤル・オペラによる世界最高峰のバレエとオペラを、映画館で鑑賞できる人気シーズン、「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」が今年も順次公開中だ。日本では東宝東和株式会社配給のもと、TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館で上映される。2019年8月23日(金)より今シーズン11作目、今期のフィナーレを飾るロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』が公開となる。ロイヤル・バレエにおいて400回以上も上演され、ツアー公演でも人気を集めている、ウィリアム・シェイクスピアの不朽の名作のバレエ化作品である。

本作でロミオ役を務めるのはマシュー・ボール。マシュー・ボーンの『白鳥の湖~スワン・レイク~』でスワン/ストレンジャー役に抜擢され、先月の来日公演でも日本のバレエファンを熱狂させた、英国ロイヤル・バレエ団プリンシパルである。また、ジュリエット役を務めるのはヤスミン・ナグディ。彼女も同バレエ団プリンシパルである。この二人に加え、やはり同バレエ団プリンシパルとしておなじみアレクサンダー・キャンベルの三名が、シネマシーズンの醍醐味やツアー等で度々訪れる日本の魅力について語る特別インタビュー映像が到着した。

マシュー・ボール&ヤスミン・ナグディ&アレクサンダー・キャンベル特別インタビュー動画


ロンドンでの公演が世界中で上映されるシネマシーズン。日本をはじめ世界各国で定着してきている鑑賞スタイルだが、改めてシネマシーズンならではの魅力を聞かれると、アレクサンダー・キャンベルは「シネマの素晴らしい点は生の舞台と違う見方ができるところだと思う。クローズアップで個々の演技も楽しめる、最高の映像になっているよ」と太鼓判を押し、加えてオーストラリアに住む自身の家族の体験談を交えながら「初めて観る人でも必ずどこかに楽しめる要素があると思う」と語る。

一方のヤスミン・ナグディは、「どの公演も大切だけど、(シネマシーズンの)収録がある日にはHDのカメラが自分たちに向いている、いつ撮られるか分からないから緊張感が高まるの」と、ダンサー目線での気持ちを明かす。マシュー・ボールは「各作品には驚くほどの人数が関わっている。舞台に50人のダンサーが上がることもあるが、その裏ではその2倍か3倍ぐらいの人が支えている」と、ダンサーとして表には出ないがロイヤル・バレエ団の作品を支える多数のスタッフについて言及。今回の『ロミオとジュリエット』の幕間映像では、ダーシー・バッセルがヤスミンの稽古場に訪れリハーサル風景を見学するシーンや、ロミオ役マシュー・ボールとティボルト役ギャリー・エイヴィスのソードファイトシーンの裏側に迫る映像などを見ることができるが、舞台上で表現されていること以上に作品や英国ロイヤル・バレエ団をより一層深く理解できる構成になっているのも、シネマシーズンの魅力と言えるだろう。

また公演で度々日本を訪れているという三人。日本滞在中は自身のインスタグラム等で楽しげなオフの様子を発信してくれるダンサーも多いが、三人も日本食への興味や行ってみたい場所はいくつもあるようで、特にアレクサンダー・キャンベルは「公演終了後にほっとしてゆっくり楽しむ時が最高!」と、日々重責を担うプリンシパルにとって日本はリラックスできる地になっている様子。さらに「日本に訪れるのは大好きだよ。毎回暖かく歓迎してくれるし、ファンのみなさんの知識が豊富でとても驚かされる」と日本のバレエファンに対してコメントを寄せている。

本シーズンも残す作品はロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』のみ。数あるレパートリーを持つジュリエット役のヤスミン・ナグディも、「『ロミオとジュリエット』が私のお気に入り」と自信をのぞかせる通り、観た者全ての胸を踊らせる、フィナーレにふさわしい作品となっている。若手プリンシパルペアが主演する初々しく情熱的な恋の物語を、映画館の大きなスクリーンでご堪能あれ。

Romeo and Juliet. Matthew Ball as Romeo, Yasmine Naghdi as Juliet.  ©ROH, 2015. Photographed by Alice Pennefather

Romeo and Juliet. Matthew Ball as Romeo, Yasmine Naghdi as Juliet. ©ROH, 2015. Photographed by Alice Pennefather

上映情報

「英国ロイヤル・オペラハウス シネマシーズン2018/19」
ロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』


■振付:ケネス・マクミラン
■音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
■指揮:パーヴェル・ソローキン
■出演:
ジュリエット:ヤスミン・ナグディ
ロミオ:マシュー・ボール
マキューシオ:ヴァレンティノ・ズケッティ
ティボルト:ギャリー・エイヴィス
ベンヴォーリオ:ベンジャミン・エラ
パリス:ニコル・エドモンズ
キャピュレット卿:クリストファー・サウンダーズ
キャピュレット夫人:クリスティナ・アレスティス
乳母:クリステン・マクナリー
三人の娼婦:ベアトリス・スティクス=ブルネル、ミカ・ブラッドベリ、ロマニー・パジャック
マンドリン・ダンス:マルセリーノ・サンベ
ローレンス神父:ジョナサン・ハウエルズ
ロザライン:金子扶生

■上映劇場
北海道 札幌シネマフロンティア 2019/8/30(金)~2019/9/5(木)
宮城 フォーラム仙台 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
東京 TOHOシネマズ日本橋 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
東京 イオンシネマ シアタス調布 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
千葉 TOHOシネマズ流山おおたかの森 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
神奈川 TOHOシネマズららぽーと横浜 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
京都 イオンシネマ京都桂川 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
大阪 大阪ステーションシティシネマ 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
兵庫 TOHOシネマズ西宮OS 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)
福岡 中洲大洋映画劇場 2019/8/23(金)~2019/8/29(木)

■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/movie/?n=romeo-and-juliet
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