初心者、OZZFESTに上陸! 伝説・オジーを目にし、感動のフィナーレを飾る
初心者、ついにOZZ FESTに降臨
初心者がOZZFESTに行ってみた。
夏以降、息を潜めて来たものの、突如音楽編集長により再び駆り出されることとなった初心者シマザキです。
というわけで、行ってきました『OZZ FEST JAPAN 2015』。今回もシマザキによる初心者的レポートにどうかお付き合いくださいませ。
■11月のフェス、何着ればいいかわからない問題
夏のフェスでは一通りのグッズを揃えて日焼けや虫刺され対策もこなしてきましたが、はてさて11月のフェス、あの頃とは勝手が違います。
寒いの?! 暑いの?! どっちなの?! コートは? 着替えは? などなど、前日から軽くパニック状態のシマザキ。
結局当日は事前に観劇を挟んでおりますのでがっつりフェス仕様ともいきませんでしたが、参考までに「秋冬のフェスのお洋服事情」をお届けしたいと思います。
「秋冬のフェスのお洋服事情」ポイントその1
厚手のコートは邪魔でしかない! 会場までは暖かく、会場内では存在感0のアウターを入手せよ!
シマザキはロングコートという「重い&かさ張る」最悪のアウターで入場をしたため、暑いけど我慢するor重いし邪魔だけど手に持つはめに。クロークに預ける余裕のある方は、このあたりは問題ないかもしれません。
が、とにかく会場外と会場内の温度差はすごい。フェスゆえにクロークに預けてしまうとちょっとしたステージ間の移動など寒いこともあるので、会場内でコンパクトに手荷物にできるものか、腰に巻いておけるものなど着脱可能のものをおすすめします。
「秋冬のフェスのお洋服事情」ポイントその2
汗をかくつもりなら着替えは必須! 濡れたままでは余韻も身体も冷める!
会場内は夏フェス同様、熱気で暑いです。汗かきます。そのまま「楽しかったー」と外に出ると、汗が冷えて瞬時に鳥肌状態に…
なんてことのないよう、着替えはあったほうがよいかと思われます。体温調節ができるかできないかで冬フェスはだいぶ左右されるのではないでしょうか。
「秋冬のフェスのお洋服事情」ポイントその3
思い出のシミを残したいなら読まなくていいです。
お洋服事情からは少々脱線しますが、冬となると夏フェスのメニューとは少し違ったフードが食べたくなります!温かい汁物とか、ほくほくの肉汁ものとか。
そんな”こぼす系フード”の増殖に備えて、ウェットティッシュはやはり必要! シマザキも、同行の音楽編集長もしっかりシミを作って帰ってきました☆
音楽編集長ににんにく味噌だれスタミナホルモン丼を勧めらるが丁重にお断りしてソーキそばをいただくシマザキ
■ここはOZZ FEST!サイリウムや装飾品は必要ありません!
さて、ここからは肝心のフェスレポートに移りたいと思います。安心・安全の時間を過ごすために、到着したらまずは会場の注意事項をしっかりと読みましょう。
そびえたつ注意事項
ここで注目していただきたいのがこちらです。
何これ
正直に言います。シマザキの生きる世界では見たことのない禁止マークに結構引きました。
それもそのはず(?)、周囲をよく見れば、シマザキ的「フェスでイケるコツ」がまったく通用しない新しいタイプのフェスです。音楽編集長いわく”ゴリゴリ系のフェス”。これまでに培った技が何一つ通用しないとなれば、初心者・シマザキには歯が立ちません。
シマザキ:編集長!シマザキには無理です!立ち向かえません!
音楽編集長:頭を、振ればいいと思うよ。
シマザキ:えっ――――・・・!?
それではご覧ください。
「もし超インドアのフェス初心者がオズフェスでヘッドバンギングをしたら」
口元がゆるいのでこの後地味に舌を噛みました
力尽きるシマザキ
……7秒くらいで足元がふらついて力尽きました。慣れが必要だと思いました。
そんなウォーミングアップ(?)を経て、シマザキが目にした最初のアクトはBABYMETAL。もはやその存在を確認することができないレベルの閃光を浴び、またもや一瞬ひるむシマザキ。
ものすごく照らされる
BABYMETALという存在は認知していたものの、実際にその姿を目の当たりにすると、ヘッドバンギングどころかポカン…とその場に立ち尽くすことしかできませんでした。
なんというかこの会場、非常に体感温度が高いというか、その場にいる人の声や気持ち、汗、肉体を通したすべてが空間に充満しています。周囲は黒いTシャツだらけ、今までのフェスとは全く違った世界観ですが、サイリウムや装飾品がなくても「想いは1つ」感がすごい。お客さん同士の隔たりを最も感じないフェスです。
■「メタルってナニ?」ディズニーしか聴かない平成生まれ20代女子がオジー・オズボーンを聴いたら
事前記事にもあったように、本当に行きたくなかった(関係者、ファンの皆さま申し訳ございません)このフェス。
しかしこう見えて真面目なシマザキは、「嫌だけど仕事だから勉強してレポしよう」という日本人的、新社会人らしい発想で、しっかりオジーさんについてお勉強したのです。そして、
・コウモリ食いちぎり事件
・生きた鳩を食いちぎり事件
などなど数々の奇怪エピソードを読んで
「なあにこの人・・・・!!!」と、恐れ慄いていたのでした。
■しかし、その時は突如訪れた
いつものように後ろの方で身をひそめつつ、オジーに備えていたシマザキは「はいはい、前に行こうね」と音楽編集長に追いやられ泣く泣く前方に。
ついにオジーが登場し、2~3曲を終え人々が熱狂する中、その時は突如訪れました。
「え? 涙がとまらない・・・!!!!」(※音楽編集長注:ガチです)
これが感受性の爆発か
シマザキの頬を伝う一筋の光
2日前に名前を知った。1曲もちゃんと知らない。むしろ「メタルってナニ?」 そんなシマザキの心に、確実に、何かが突き刺さるような感触があったのです。
その理由として考えられるのは、Wikipediaにあったこんな記述。
オジーが音楽を始めた理由として、”15歳で学校をドロップアウトした後、「こんな俺でも出来ることがある」ことを証明するために「バンドメンバー求む」という旨のチラシを街に貼る”というもの。
いやいや…「こんな俺でも出来ることがある」の次元が違うよ…勇気与えすぎか…
「何者か」になりたいなら、そんなところでくさくさしてないで何か行動を起こしなよ、そう言われている気さえしてくるオジーの姿。
そして、オジー自身も、その姿に熱い眼差しを向ける大人たちの目も、とてもとても純で、綺麗で、楽しそうだったのです。
オジーと夢の共演を果たしたふなっしーもきっと同じ目をしていたし、ふなっしーが好きで、このフェスに初めて訪れた人もきっと、同じように感じたのではないでしょうか。
今年7月から続いてきたこの企画。シマザキは、フェスを通してまだまだ知られざる世界、景色があることを学びました。何事もやってみないと分からないことばかりです。
ありがとう、オジー!
そして、ここまで読んでくださったみなさま、ありがとうございました!
それでは、また、どこかで!(何回目だろう)
有終の美を飾るシマザキ