戸田恵子×三谷幸喜(構成・演出)舞台『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』が開幕
撮影:宮川舞子
2019年10月28日(月)志木市民会館パルシティ(埼玉)にて、舞台『虹のかけら ~もうひとりのジュディ』が開幕した。本作は、全国21か所を回るツアー公演を行い、その後12月19日(木)から25日(水)まで東京・スパイラルホールにて東京公演を上演する。
本作の初演は、昨年5月。戸田恵子の生誕60周年記念公演として上演され、4日間の公演は即日完売を記録した。映画『オズの魔法使い』でドロシー役を演じて全世界のアイドルとなった、ハリウッド映画の黄金期のミュージカルスター、ジュディ・ガーランド。その華やかさと哀しさが入り交じった数奇な人生を、彼女の付き人として、専属の代役として、影のように寄り添った一人の女性、ジュディ・シルバーマン――“もうひとりのジュディ”を通して描き出す作品だ。
撮影:宮川舞子
撮影:宮川舞子
撮影:宮川舞子
出演は、戸田恵子。女優・声優として舞台や映画、TVドラマ、アニメや吹替など幅広いジャンルの第一線で活躍する戸田が、歌、芝居、語りと多彩な表現で物語を綴る。構成・演出を担うのは、日本を代表する劇作家・三谷幸喜。音楽監督は、数多くの三谷作品の音楽を担う荻野清子。ピアノ、ベース、ドラムのトリオを率いて、映画『オズの魔法使』でジュディ・ガーランドが歌った劇中歌「Over The Rainbow」をはじめとする名曲の数々を奏でる。上質な音楽と芝居、朗読が織りなす、ジュディ・ガーランドと知られざる“もうひとりのジュディ”の物語に注目だ。開幕にあたり、戸田からコメントが届いた。
戸田恵子 コメント
撮影:宮川舞子
この作品はもともと、去年の、私の還暦アニバーサリー公演のために三谷幸喜さんに書いていただいた作品で、もう一度上演する予定はありませんでした。ですが実は、三谷さんから脚本が上がってくるのが遅く、ギリギリで仕上げたこともあり(笑)、また公演も4日間と短かったので、「が取れなかった」というお声も思った以上に聞き、それならばぜひもう一度やらせていただければ、ということで今回の再演を迎えることになり、とても嬉しいです。
堅苦しいお話ではないですし、ミュージカルではないのでミュージカルは嫌い……という方にも、ジュディ・ガーランドのことを知っている方にも知らない方にも、どんな方にも、来ていただければ、私、戸田恵子のエンターテインメントショウとして、楽しんでいただけると思います。
主要都市だけでなく、こんなにも色々な地方に行けるツアーはそうないと思うので、私にとってもありがたいことです。”一期一会”の気持ちで行かせていただきますので、ぜひ、この機会に皆さまにお会いできることを、とても楽しみにしています!